1. トップ
  2. エピソード
  3. 「褒めてくだちゃい」と甘えていた俺、同じ話し方を3日返され「重い」と言ってしまいました

「褒めてくだちゃい」と甘えていた俺、同じ話し方を3日返され「重い」と言ってしまいました

  • 2026.9.11
ハウコレ

彼女が俺と同じように「褒めてくだちゃい」「なぐさめてくだちゃい」と送ってくるようになって、3日目に耐えられなくなりました。そのとき初めて、自分がずっとどんな返事を相手に求めていたのかを考えました。

でも、気づいたときには、もう彼女から別れの言葉が届いていました。

甘えるのが2人のやりとりだと思っていました

彼女とは1年付き合っていました。平日は会える時間が少なく、普段のやりとりはほとんどメッセージです。

俺はよく、自分のことを「ぼく」と書き、文章の最後を赤ちゃんみたいな言葉にしていました。

「きょうもおしごとがんばったでちゅ。褒めてくだちゃい」

付き合い始めたころ、彼女が笑って返してくれたのがきっかけです。「えらいでちゅね」と返ってくるのが嬉しくて、そのまま続けました。いつの間にか、それが当たり前になっていました。

仕事が大変だった日は「褒めてくだちゃい」、疲れた日は「なぐさめてくだちゃい」。返事がしばらく来なければ、「もういいもん。ぼくのことどうでもいいんでちゅね」と送っていました。

本当に嫌われたと思っていたわけではありません。返事がないと寂しくなって、そのまま送っていただけです。彼女から「仕事だった」「返せなくてごめん」と来ると安心していました。

後から考えると、安心するたびに彼女へ説明させていたことになります。でも、そのころはそこまで考えていませんでした。

彼女から話し方をやめてほしいと言われたこともあります。「その話し方、ずっとだとちょっとしんどい」と言われたとき、俺は「これがぼくなんだもん。きみのまえだけでちゅよ」と返しました。

自分では、彼女にだけ甘えられるという意味のつもりでした。その言葉で彼女がそれ以上言えなくなっていたことには、気づいていませんでした。

同じことを返されたのは3日間でした

ある日、いつものように「きょうもおしごとがんばったでちゅ。褒めてくだちゃい」と送りました。

彼女から「わたしもきょうおしごとがんばったでちゅ。褒めてくだちゃい」と返ってきました。最初は、彼女も同じように甘えてくれているのだと思って嬉しかったです。「えらいでちゅね」と返しました。

次の日も、「つかれたでちゅ。なぐさめてくだちゃい」「きょうもがんばったでちゅ。褒めてくだちゃい」と届きました。

そこで少し困りました。毎回、彼女の様子を考えて、何か返さなくてはいけない。疲れているときでも、何を言えば喜ぶのかを考える。2日目には、それが思っていたより負担だと感じました。

3日目、彼女から「きょうもつかれたでちゅ。わたしも褒めてくだちゃい」と届きました。

俺は「ちょっと重いよ。ふつうに話して」と返しました。

送ったときは、本当にそう思っていました。でも今なら、彼女がそれまで何度も言っていた「しんどい」は、これだったのだと分かります。俺は3日で嫌になったことを、彼女には半年以上続けていました。

「ぼくのは愛情表現」と返しました

彼女から「私は何度もやめてほしいって言ったのに、あなたは3日で重いって言うんだね」と届きました。

すぐには返せませんでした。同じようなことをしていたのは分かっていました。それでも、その場では認めたくありませんでした。俺が送っていたものと、彼女が送ってきたものには何か違いがあるはずだと思いました。

それで、「ぼくのは愛情表現だけど、きみのはバカにしてるよね」と返しました。

彼女からは、しばらく何も来ませんでした。その間に読み返してみると、自分でも苦しい言い分でした。

俺がやれば愛情表現。彼女が同じことをすれば、バカにしている。結局、自分が甘える側にいるときだけ、この話し方を都合よく受け入れていたのだと思います。

でも、そのことを送り直す前に、彼女から返事が来ました。

「わかりました。ふつうに話します。別れましょう」

そして...

その文を見たあと、俺は「でちゅ」も「くだちゃい」も使わずに長いメッセージを送りました。謝りたいことも、話したいことも、そのときはいくらでも普通の言葉で書けました。

電話もしました。出てもらえませんでした。

彼女から何度も「普通に話してほしい」と言われていたときには変えなかったのに、別れを告げられた途端に変えられた。そこが一番まずかったのだと思います。

3日間、彼女と同じ立場になっただけで「重い」と感じたのに、自分がしてきたことは愛情表現だと言い張りました。

今は、「褒めて」と言いたくなったとき、先に相手が今日どんな1日だったのかを聞くようにしています。

(20代男性・システムエンジニア)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ