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70代・紫苑さん流「ちゃちなもの」で気楽にDIY。100円グッズと端材で住まいも気分も整う

  • 2026.9.9

70代・紫苑さん流「ちゃちなもの」で気楽にDIY。100円グッズと端材で住まいも気分も整う

小さくて自由な暮らしを楽しんでいる女性に、今、注目が集まっています。自身の価値観を大切にして、心地よい毎日を送っている方たちを紹介する『60代からの小さくて自由な暮らし』(主婦の友社)から、紫苑さんの元気の秘訣を2回にわたって掲載。後編は、住まいとおしゃれについてです。

profile
紫苑さん
東京都在住。フリーライターとして30 年以上活躍。58 才で始めた着物ブログが人気となり、現在は節約生活を中心とした情報を発信中。著書に『71歳、年金月5 万円、あるもので工夫する楽しい節約生活』(大和書房)、『72歳ひとり暮らし、「年金月5万」が教えてくれたお金との向き合いかた40 』(マガジンハウス)がある。
ブログ「ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫」

住まい

自分が亡くなったあとに家族が始末に困りそうな高価なものから手放しました
捨てるのも、手に入れるのも気負いのない「ちゃち」なもので工夫するのが気軽で楽しい!

7 いつもの風景にアートを

ある日、知人の画家から絵をもらえることに。さっそくリビングに飾ってみると、部屋の空気感が一変。空間に広がりを感じるのです。それはきっと絵の中の世界と通じているから。絵画を飾るだなんて自分の暮らしとは無縁だと思っていましたが、今ではこの絵を中心に模様替えをするようになりました。公園で拾った木の枝だって飾ってみると案外、いい風情。アートが心を豊かにするとは本当ですね。日常に「いいな」「きれいだな」と感じられる風景があるのは幸せなことだと思います。

8 思い立ったら気楽にD I Y

キッチンにある出窓のスペースをちょっとした収納場所として活用することにしました。ホームセンターで購入した角材でコの字型の台を作り、その下に小引き出しを。中にはスプーンやフォークなどのカトラリーを入れています。上にも端材で作ったコの字型の台を置き、正面に使わなくなったつい立てから切り出した木彫りの板を。板を引き戸のように動かすための枠は100 円ショップの額縁を利用して作りました。ここは調味料を入れに。味気ないスペースが便利であたたかみのあるコーナーに生まれ変わって満足です。

9 暮らしを「作る」喜びをゲット

私が住んでいるエリアは区役所が無料で家具を引き取ってくれるので、引っ越しを機にたくさんのものを処分しました。ただひとつ、高さが180㎝以上ある本棚は無料での回収はできないとのこと。お金を払って処分しようとも思いましたが、横に倒して置いてみたら、処分対象の原因であった圧迫感が軽減。そこで、ここに別の家具の引き出しやかごを組み合わせて、着物の帯や小物の収納に使っています。今の暮らしの楽しいところは、こういった創意工夫。お金で買えない充実感が得られます。

10 失敗も捨てるのも惜しくない、ちゃちなものをD I Y の素材に

私のDIY のモットーは「ちゃちなものを使う」こと。家の中にある不用なものや100 円ショップのグッズを使ってあれこれ考えるのが面白いのです。たとえ失敗しても損失は少ないし、必要なくなったときに処分するのも惜しくない。そんな気軽さが今の私にはぴったり。キッチンの壁にかけてあるのは草木染めのカレンダーを100 円ショップの額縁に入れたもの。寝室のフェイクグリーンの台も100 円ショップのすのことキャスター、端材で作ったもの。キッチンのオーブン台はカラーボックスに、これまた100円ショップの杉板と取っ手をつけました。

11 古布でインテリアに彩りを添える

布好き。加えて着物好きで、桐だんすが重みで壊れるほどプチプラ着物を収集していたこともあり、わが家には味わいのある古布がたくさん。着物や帯をほどいてインテリアにも活用しています。寝室に吊るした白のパッチワークのカーテンは長襦袢をつなげたもの。ところどころにレースを挟んで韓国のポジャギ風に作ってみました。ダイニングテーブルは帯用の藍染めの木綿布を使ってクロスに。季節ごとにかけかえて気分転換しています。

おしゃれ

若いときは選択肢が多く、それが逆にキツくもありました。
少ないお金で暮らすことは選択肢が狭まる分、その中でベストを選択すればいいだけ。
おしゃれも着飾るのではなく自分が気分よくいられればいい。
他人と比べる余裕はないので人をうらやむことも不相応な欲望もなくなりました。
そんな今がいちばん楽しい。

12 ものを選んだり、処分するときに色と素材を基準に考える

とある取材で「青が好きなんですね」と言われて初めて青が好きなんだと気づきました。確かに持っているものは青が多いような。以来、自分のテーマカラーを青に。以前から服を買う際の基準として綿、麻などの「天然素材」というルールはあったのですが、そこに「青」が加わり、より節制につながりました。着物や帯も青色、あるいはそれに合うものだけを手元に残しています。

13 プチプラ着物で節約生活に華やぎを添える

着物にハマりプチプラ着物をたくさん持っていましたが、終活を意識し始め、今後着ていく機会のない上等な着物から手放すことにしました。今、手元に残っているのは、ふだん着としても着られる紬ばかり。洋服もたくさん手放したので、ちょっとしたお出かけのときは着物スタイル。高価なものではないのに着物を着ているというだけでちゃんとして見え、自分自身も袖を通したときの心地いい緊張感に高揚します。最近はもっぱら家の中でひとりで過ごしているので、気分転換に着物を着ることも。つつましい節約生活のいい刺激になってくれます。今日の着物は粋な感じが気に入っている鰹縞。ちょっと汚れがあるということで500円で購入しました。これに水玉のようなかわいらしい感じが気に入っている雪輪文様の袋帯と、帯揚げ、帯締めを合わせてトータル3000円ほど。

14 服は売るのも買うのもリサイクルショップを活用

引っ越しに伴い服もずいぶん整理しました。その際、不用なものをオンラインで販売できる「メルカリ」を利用しようかとも考えましたが、個人間でのやりとりがちょっと面倒なのでリサイクルショップに持ち込みました。お金にしたいというよりは、まだ着られるものが誰かの役に立ってくれればという思いからです。私自身、服を買う際もリサイクルショップを利用します。数百円で売っているものもあり、節約生活をしている身にはありがたい場所。シンプルなデザインで、綿や麻100% の肌なじみがいい素材の服を選ぶようにしています。

15 手作りターバンで若々しく

私の髪の毛は縮毛で扱いにくく、しかも白髪が増えて老けて見えるので洋服のときはいつもターバンをつけています。アクセントとしてとり入れたいときは今日の水玉柄や黄色のターバンを。着こなしになじませたいときは黒や紺などのシックな色を。いずれにしてもまとまりのない髪を隠してくれて、顔の皮膚をきゅっと持ち上げてくれる若見え効果まであるので大助かり!

16 プチリメイクで今の自分に似合う服を

気に入っていた服でも、年を重ねて体型や表情が変わってくると違和感を覚えたりするもの。私の場合、シャツがそうでした。首周りが貧相になり襟がしっくりこない。そこでこの似合わない部分だけをプチリメイクすることに。やり方は至って簡単。襟の上に好きな色柄の布を重ねて手で縫い合わせるだけ。この際、襟の形をちょっと詰めたり、丸くするとよ自分好みに。布は着物をほどいたものやレース生地など、家の中にあったものを利用しました。パリッとした感じが似合わなくなってしまったブルーのシャツも、同系色のクロスをパッチワークのように縫い足して、ロング丈に。さわやかさにやわらかな印象も加わり、今の自分に似合う一着になりました。

※この記事は『60代からの小さくて自由な暮らし』主婦の友社編(主婦の友社)の内容をWEB掲載のため再編集しています。

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