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1冊に綴じ込まれた赤い花々

  • 2026.9.10

Fumi Imamura

1冊に綴じ込まれた赤い花々

Fumi Imamura
Top Photo:Fumi Imamura, The Warm House, published by torch press, courtesy of the artist and CAVE - AYUMI GALLERY

アーティスト 今村文による作品集「温かい家」が9月20日(日)に発売。これを記念した展覧会が、森岡書店にて9月15日(火)から20日(日)まで開催される。

Fumi Imamura, The Warm House, published by torch press, courtesy of the artist and CAVE - AYUMI GALLERY
Fumi Imamura, The Warm House, published by torch press, courtesy of the artist and CAVE - AYUMI GALLERY
Fumi Imamura, The Warm House, published by torch press, courtesy of the artist and CAVE - AYUMI GALLERY

花や植物を主なモチーフに、グラシン紙に水彩とコラージュを施した作品を制作するアーティスト 今村文。
愛知県を拠点としながら、近年はロンドンをはじめ国際的に活動している。

初の作品集となる本作に収められたのは、臓器や毛細血管を想起させ、身体の内側にいるような感覚を呼び起こす赤い花々。
2015年から取り組んでいるシリーズ「温かい家」を起点に、今年制作された25点を含む57点を収録している。

赤を基調とした装丁に、まるで押し花のように丁寧に綴じ込まれた作品群。
作品を見つめ続けると、赤い花の中のさまざまな赤の色、葉に施された小さな虫食いの穴、生命を感じさせる根の力強さなど、細部にまで宿る植物の表情に気づかされる。

Fumi Imamura, The Warm House, published by torch press, courtesy of the artist and CAVE - AYUMI GALLERY
Fumi Imamura, The Warm House, published by torch press, courtesy of the artist and CAVE - AYUMI GALLERY

作家にとってかつては自分を守る外側の殻のように機能していた「家」は、自身が母となった今、内側から静かに開かれていくものとして捉えられている。
この広がりの中で家はもはや安心や居場所の比喩ではなく、内と外の境界を静かに和らげる身体的な構造として立ち現れ、その心の在りさまが赤い花へと繋がっていく。

刊行にあわせた記念展が、森岡書店にて9月15日(火)から20日(日)まで開催。

また展覧会前日には、今村と東京オペラシティ アートギャラリー シニアキュレーター 能勢陽子によるトークイベントが東京都中小企業会館 9階講堂にて催され、作家の制作や本シリーズにまつわる対話が展開される。

繊細な植物図鑑のような1冊。
作家のしなやかな感性が、至る所に滲み出る。



TORCH PRESS
www.torchpress.net/



【“The Warm House” by Fumi Imamura】
RELEASE DATE:9月20日(日)
PRICE:¥5,500
AVAILABLE TO BUY FROM:www.torchpress.net/product/10384/

【Fumi Imamura “The Warm House”】
DATE:9月15日(火)〜20日(日)
TIME:1:00pm~7:00pm
PLACE:森岡書店
ADDRESS:東京都中央区銀座1-28-15 鈴木ビル 1階
ADMISSION FREE
WEBSITE:www.instagram.com/p/DcLU5e0Jo4W/

【Fumi Imamura × Yoko Nose Talk Event “The Warm House”】
DATE:9月14日(月)
TIME:7:00pm~8:30pm
PLACE:東京都中小企業会館 9階講堂
ADDRESS:東京都中央区銀座2-10-18
FEE:¥2,000
RESERVATION FROM:peatix.com/event/5136519

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