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「毎朝7時5分くらいに出るでしょう」同じ階に住む人から生活時間を把握されていた女性。何気ない会話で気づいた違和感とは

  • 2026.9.9
「毎朝7時5分くらいに出るでしょう」同じ階に住む人から生活時間を把握されていた女性。何気ない会話で気づいた違和感とは

廊下で会えば、いつも挨拶をする人だった

三年ほど前、私はアパートで一人暮らしをしていました。仕事の日は朝に家を出て、夜に帰る。休みの日は、ほとんど部屋で過ごしていました。

同じ階に住んでいる人とは、廊下でよく顔を合わせました。私が玄関の鍵を閉めていると、向こうから「おはようございます」と声をかけてくれます。

「今日は冷えますね」

「そうですね」

話すとしても、それくらいでした。感じのいい人だと思っていましたし、同じ階に挨拶を交わせる人がいることを、むしろ安心に感じていました。

ただ、その人が私の生活をどのくらい見ているのかを考えたことはありませんでした。

「昨日は23時ごろ帰ってきたね」

ある朝、いつものように玄関を出て鍵を閉めていると、その人が声をかけてきました。

「昨日は23時ごろ帰ってきたね」

一瞬、何を言われたのか分かりませんでした。

「あ…そうだったかもしれません」

たまたま廊下にいて、私が帰ってきたところを見かけたのかもしれない。そう思おうとしたとき、続けて言われました。

「毎朝7時5分くらいに出るでしょう。規則正しいね」

私は手に持っていた鍵を、思わず握り直しました。

一度や二度見かけただけなら、「朝早いですね」くらいの話になるはずです。それなのに、相手は「7時5分」と具体的な時間を口にしました。

「そうですかね」

それ以上、何を返せばいいのか分かりませんでした。

挨拶は変わらないのに、私の生活だけが変わった

その日から、私は家を出る時間を少しずつ変えるようになりました。いつもより五分早く出たり、逆に少し遅らせたりしました。

帰宅するときも、同じ階の廊下に人影がないか気にするようになりました。

相手から待ち伏せをされたり、家の前まで来られたりしたことはありません。

廊下で会えば、それまでと変わらず「おはようございます」と挨拶をされました。

だからこそ、私も強く何かを言うことができませんでした。

友人に話すと、「たまたまよく会っていただけかもしれないね」と言われました。

私も、そうかもしれないと思いました。相手に悪気があったのかどうかは、今も分かりません。

それでも、一度気づいてしまうと、以前と同じ気持ちでは暮らせませんでした。

半年ほどして、私はその部屋を引っ越しました。それ以来、その人とは会っていません。

今でも朝、玄関を出るときに何となく廊下を確認することがあります。

あの人は、なぜ私が毎朝ほぼ同じ時刻に家を出ることまで知っていたのか。その答えだけは、最後まで分からないままでした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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