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不要なリキみをなくす方法は?やわらかいシャフトで練習しよう

  • 2026.9.8

ゴルフはスポーツのなかでも、とくに意図した動きができないといわれる。その原因が「細胞や脳に関係する」とわかり、自身も素早く100切りを達成した研究結果をレポート。

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シャフトフレックスは絶対ではない

不要なリキみをなくす方法は?やわらかいシャフトで練習しよう
スインガーであろうと、(ハード)ヒッターであろうと、再現性を上げるなら重力である他力を利用した摂理に従ったリラックススイングを行なうことが有効。しなりを活かしたスイングは不要なリキみをとって、両者ともにスイングの基本は何か、を教えてくれる

これまでも安定性のあるスイングのためには「リラックスが有効である」ことを何度か説明してきたと思います。このリラックスするための心得を別の視点で深堀していきます。

自分のスイングには、どのシャフトやフレックスの組み合わせがいいのかと悩みます。自分に合ったものがあることはたしかですが、逆に(好みの問題はあっても)プレーヤー側がどういう弾道のボールが打ちたいかでシャフトを選び、スイングを調整して適応できることも事実。

練習用のグニャグニャシャフトのクラブが存在し、それでも普通に打てるということがその証拠です。私もかつて妻のクラブで打って「これはやわらかすぎて自分のスイングスピードでは打てない」と決めつけていたことがありましたが、これは下手だったからで、正しいスイングができている人であれば、やわらかいシャフトでも硬いシャフトでも問題なく打てます。

ところで、やわらかいシャフトのクラブでの練習というと、しなりを実感するためのものだととらえられがちですが、むしろ、しなることは結果であって、その目的は正しいスイング(リラックスしたスイング)を身につけることだと思います。

スポーツでの動作は形のマネで習得できるものではなく、確固たる確信が内面にあって、それが形となって現れているもの。各部の動きを解説することは、このコーナーではこれまで積極的に行なってきませんでしたが、今回はスイングを時系列に見ていきます。

他力を意識することでリラックスできる

今回の記事執筆のために、やわらかい70グラム台のフレックスRを用意し、7番アイアンに挿しました。スペック的には私のスイングスピードからすると、ギリギリアウトですが今回はよしとします。

さて、スイングですが、①軸足である右足が決まったら ②ヘッドの重さを感じるようにしてテークバックを行ないトップを作る ③左肩を少し入れる。左肩に眼があるとしたら、そこからターゲットを見るイメージをもつ。ここからフォワードスイングに入って、④ヘッドが自ら振る舞うように自由落下させつつ、右ヒジを体側に添えて右肩・右腕・体幹で押し込む(ここが重要)。

同タイミングで、⑤左肩の真下にある左足にも体重が移っていき、この時点で下半身も加わってボディターンが実現する。この左足の踏み込みに着目すれば下半身リードになるのですが、ヘッドにロックオンしている意識を切りたくはないので、私はこれを上半身リードと表現しています。話を元に戻すと、このときクラブは左肩を支点とする振り子運動のなかで、重力により加速してインパクトポイントに向かっています。

⑥左肩を突っ込まないように残しながら左ワキを体側に引き寄せ、右半身の動きをブロックして末端にあるヘッドを一気に加速させる ⑦ボールが地面の上にあるのではなく、宙に浮いているとイメージし(これも重要)、あらかじめ決めたフェースイメージでインパクトを迎える。

その後は、⑧流れのまま惰性にまかせてフォロースルー。これは私のなかでは、テニスのストロークとほぼ同じ感覚です。このスイングのなかで心掛けたいのは、70グラム台のRはやわらかいシャフトなのでヘッドをグリップ側から無理強いして言うことを聞かせるように扱わない。

ボールが地面にあることを忘れ、リラックスして打つとともにインパクト後も惰性にまかせる。自然に体が反応するようにしてスイングをしてみてください。70グラム台のやわらかな特性を理解し、しなり戻りを利用すると板バネのように戻ってきて、そのタイムラグを考慮しながら少しダウンブロー気味に打つと、ぶ厚く、そしてオートマチックに高い弾道が打てます。これをグリップ側から振り回してしまうと特性が活かせないので、他力で振ることを心掛けます。

今回のような極端なシャフトセッティングでしなりを楽しんで打てるようになったら、この感覚を体に覚え込ませます。ただし、このしなりというのは体幹でスイングできているからこそ結果として現れるものであって、無理にしなりにこだわると手打ちになってしまうこともあるので目的をはっきりさせて練習してください。ストレートボールがしなりを利用してしっかり打てるようになったら、その感覚を自分の本番用クラブでのスイングにフィードバックすることにします。

私はドライバーでは、しっかりとしたインパクトで重く強く、低弾道のボールを打つことが好みなので、このようなリラックスした無理のない振り方をベースにしながらもしっかり打ち込むインパクトのスイングを目指しています。

リラックスしたスイングは「スインガー」、叩きにいくスイングは「ヒッター」とそれぞれ対極にあるようにいわれることが多いですが、実際は「ヒッター」のスイングといえども、この無理のないリラックススイングの基礎の上にあるのだと思っています。

いかがでしたか? ぜひ、リラックススイングを意識してみてください。

文・イラスト=サンドラー博士
●ゴルフ好きの研究者。ゴルフの専門家ではないが、ゴルフ理論は「教える側」という「外側からの視点で組み立てられているから難しい」ということに気づいてからは、「それをどう解決するか」の研究に没頭。出た答えを多くのアマチュアに伝えたく、毎月レポートする。

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