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【子どもが目を輝かせて夢中に!】可愛い食べものの「間違いさがし」でページの隅々まで楽しめる『はなまるレストラン オープンまえの大ピンチ!』【レビュー】

  • 2026.9.7
はなまるレストラン オープンまえの大ピンチ! やまもとしんじ / 白泉社
はなまるレストラン オープンまえの大ピンチ! やまもとしんじ / 白泉社

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子どもって間違いさがしが好きですよね。いっしょにさがしていると、大人がう〜んと唸っているうちに1つ2つと見つけていくので、よく見ているなと思います。そんな子どもたちがもっと隅々まで見たくなるような一冊が登場しました。イラストレーター・絵本作家のやまもとしんじさんによる間違いさがしの絵本『はなまるレストラン オープンまえの大ピンチ!』(白泉社)です。

お話の舞台は、ロボットたちが料理を提供する“はなまるレストラン”。オープンを明日に控え、ロボットたちは大忙しです。そんな中、レストランの会長から“もりつけロボット”のノッケに、試食の準備の進捗を聞く電話がかかってきました。会長が試食で満足しないとお店をオープンできません。あわてたノッケは、電話をしているあいだにたくさんの料理のもりつけをまちがえてしまい…。

さてここから、おかしなもりつけの料理を見つけだす間違いさがしが始まります。

夢のような世界に子どもの目がキラキラ輝く!

ページをめくるとそこには、宝箱をあけたような夢の世界が広がっていました。少しずつ違う食べものがページの隅々までびっしりと描き込まれています。その一つひとつに顔がついているのがポイント。

ハンバーグの上にのった大根おろしは帽子のように見えるし、ミートボールがシチューに入っているとお風呂に入っているように見えるからおもしろい。あまりの可愛さに息子が目をキラキラさせています。

とはいえ、こんなに緻密に描かれた絵のなかから間違いをさがすなんて…。一瞬ひるみましたが、あれ、ズラッと並んだ色とりどりのソーセージのなかにチョコバナナが混ざってる!? 絵は細やかだけど描写が丁寧なので、一つひとつ眺めるうちに違和感のある食べものがはっきりと目に入ってきました。

私たち親子が気に入ったのはお寿司のページです。ふだん回転寿司によく行くので、見たことがないお寿司があると気になります。

推しを見つけて食べものへの興味がムクムク

息子が気になったのはマグロ。上に反り上がったネタが整えたヘアースタイルみたいでかっこいいからです。私は手足がむらさき色でおしゃまな顔立ちのシャコがお気に入り。ほかにも気になる推しがたくさん…。息子も、いつも食べているお寿司だけに「シャコって何?」と食べもの自体への興味が増したようでした。

もはや眺めること自体を楽しんでいるうちに、おかしな食べものも見つけました! いちご軍艦に、ドーナツのにぎり? う〜ん、おいしそうとは言えないけど、一度は食べてみたいかも!?

お寿司がのった台はひな壇のようになっていて、一番上の段にいるのはご長老みたいなトロとイクラ。段と段のあいだにハシゴのようにかけられた割り箸の上では、ロボットがお寿司を運んでいました。端から端までどこを眺めても、漏れなく可愛い仕掛けがいっぱいです。

可愛いキャラで集中力アップにも期待

人気コミック『ONE PIECE』の絵本版を出版するなど、実力と人気を兼ね備える著者のやまもとしんじさん。本作は、発売から約2週間で重版となった白泉社の前作『スーパーマーケットはなまる おみせがあくまえに』に続く期待の一冊です。推しを見つけてしまうほど魅力的なイラストは子どもの心をとらえて離しません。大好きな絵本に仲間入りするには申し分ない一冊だと思います。

また、間違いさがしは、じっくりと取り組む集中力や、細部まで注意深く見る観察力がつきやすいと聞きます。こんなに可愛いイラストだったら尚更です。一つも逃すまいと隅々まで眺め回すうちに集中力や観察力がアップするお子さんは多いのではないでしょうか。

ここで紹介したお肉料理やお寿司のほかにも、野菜料理、麺料理、デザート…など遊べるページは盛りだくさん。ぜひトライしてみてくださいね。ノッケが無事にレストランをオープンさせるためにも!

文=吉田あき

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