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【ファッション甲子園2026】海岸のプラスチックごみがスーツに変身! ELLEgirl賞受賞校が語る制作秘話

  • 2026.9.7
Hearst Owned

今年も青森県弘前市で開催された高校生のためのコンテスト「ファッション甲子園2026」。全国30都道府県・73校から1,715点の応募が集まり、最終審査には19都府県・25校・32チームが出場するなか、静岡県の学校法人三島学園 知徳高等学校が「Be Reborn」でELLEgirl賞を受賞! 今回は特別に、受賞チームの2年生・山本柚花さん(デザイン担当)と廣瀬亜依里さん(モデル担当)にインタビューを実施。ペットボトルキャップや海岸に落ちていたプラスチックごみを使った作品の制作秘話から、ファッション甲子園に挑戦した高校生たちへのメッセージまで、たっぷり語ってもらった。

海岸に落ちていたプラスチックごみを、光沢のあるパーツへと生まれ変わらせた「Be Reborn」。ペットボトルキャップやパイロンなどの素材を熱加工し、一枚一枚、スーツに縫い付けたという。 Nakajima41 / Hearst Owned

「Be Reborn」に込めた思いとは?

ELLEgirl賞の受賞、おめでとうございます! 改めて作品のテーマを教えてください。

山本柚花さん「プラスチックごみによる海洋環境問題をテーマにしました。自宅の近くに海があるのですが、海岸にごみが落ちているのを見て、自分にできることはないかなと思ったのがきっかけです。せっかくなら、ごみから美しいものを作りたいと思い、今回の作品を制作しました」

デザインのアイデアはどのように考えましたか?

山本さん「私はシンプルでかっこいいものが好きなので、スーツにおもしろい素材を組み合わせたらどうなるんだろうという好奇心から考えました。ファッション甲子園ではドレスの作品が多い印象があったので、あえてパンツスーツを選びました。スカートよりもスーツのほうが作品のテーマに合うと思い、直感で決めました」

作品にはどんな素材を使っていますか?

山本さん「ペットボトルキャップや三角コーンなど、海岸に落ちていたプラスチックごみを使っています。素材を細かく切ってクッキングシートではさみ、アイロンで熱を加えて薄く加工しました。薄くすると曲げやすくなるのですが、厚すぎると針が通らないので、ドリルで穴を開けてから縫い付けています。かなり力のいる作業でした」

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色の出方も印象的ですね。

山本さん「使う素材や混ぜる量によって、どの色が強く出るかが変わります。最初に作ったときは、こんなにきれいに色が出るんだと驚きました。襟の部分は、あまり考えすぎずに切れ端をそのまま使いました。いろいろな色が混ざっていて、少しガンダムのような雰囲気になっています(笑)」

家族の協力で完成した一着

制作期間はどのくらいかかりましたか?

山本さん「3カ月くらいです。服を作るのは初めてだったので、家族にたくさん助けてもらいました。祖母がスーツの下地を作ってくれて、父はプラスチックのパーツをつないだバッグを制作してくれました。母や親戚にも協力してもらい、家族みんなで作品を作り上げました」

制作を通して学んだことはありますか?

山本さん「いろいろな人に助けてもらったので、感謝することが大切だと改めて思いました。自分ひとりでは完成させられなかった作品なので、協力してくれた家族に感謝しています!」

廣瀬亜依里さん「私はこれまで服づくりに深く関わってきたわけではありませんでしたが、そばで制作の過程を見ているうちに、一着を完成させるまでの大変さを実感しました。今回の経験をきっかけに、将来は服をつくる仕事にも携わってみたいと思うようになりました」

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2人の役割分担を教えてください。

山本さん「私は主に服のデザインと制作を担当しました」

廣瀬さん「私はメイクやランウェイを担当しました。普段はギャルメイクをするタイプではないのですが、今回は作品に合わせて挑戦しました」

制作中、一番楽しかったことは?

山本さん「細かい小物を作るのが好きなので、カチューシャやイヤリングを作っている時間が楽しかったです」

廣瀬さん「私はベースになっている服のペイントも担当しました。作品の一部にアクリル絵の具で色を加えたのですが、色の配置を考えながら塗るのがおもしろかったです!」

Nakajima41 / Hearst Owned
ファッション甲子園に出場したきっかけは?

山本さん「授業の一環で、毎年クラス全員がコンテストに応募しています。私たちのクラスは40人ほどいるのですが、そのなかから4人が選ばれました。昨年も先輩が出場していたので、先輩たちの姿を見て、自分たちも挑戦してみたいと思いました」

ランウェイを歩いたときはどんな気持ちでしたか?

廣瀬さん「すごく緊張しました。思った通りに体が動かなくて、普段とは違う感覚でした。でも、たくさんの人に作品を見てもらうことができて、貴重な経験になりました」

作品制作で影響を受けたものはありますか?

山本さん「マイケル・ジャクソンのようなシルエットや雰囲気から、少し影響を受けています。普段からファッションを見るのが好きで、TikTokなどで見つけたかっこいいスタイリングを参考にすることもあります。買い物は古着屋さんやセカンドストリートに行くことが多いです」

今後、作ってみたいものはありますか?

山本さん「今回使った素材で、ギターのピックを作ってみたいです。軽音部に入っているので、かわいいデザインのピックをたくさん作ってみたいと思っています」

将来やってみたいことを教えてください!

山本さん「ファッション系の仕事にも興味がありますし、キャラクターデザインなど、いろいろな分野に挑戦してみたいです。専門の学校に進学することも考えています!」

廣瀬さん「私は服を作る仕事に興味があります。今回の経験をきっかけに、将来の選択肢が広がりました!」

Nakajima41 / Hearst Owned
最後に、これから大会を目指す高校生にメッセージをお願いします。

山本さん「毎日コツコツ取り組むことが大事だと思います。大変なこともありますが、頑張ってほしいです」

廣瀬さん「自分たちも初めての経験が多く、たくさんの人に助けてもらいながら作品を完成させました。挑戦してみたいと思ったら、ぜひ一歩踏み出してみてください」

今回の経験を胸に、それぞれの未来へ向けて歩み始めた山本さんと廣瀬さん。2人がこれからどんな作品を生み出していくのか、今後の活躍にも注目!

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大会アンバサダー・王林さんによるインタビュー動画もInstagramで公開中! あわせてチェックしてみて。

photo:RISAKO SUEYOSHI

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