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【2026春夏コレクション】話題満載のランウェイからエレ派必見ブランドベスト7を厳選!

  • 2026.9.5
Hearst Owned
Aflo,Getty Images

シャネル

「素材の魔術師」が織りなす刹那の美
マチュー・ブレイジーが、夢幻的なキノコの森を舞台にクチュールデビュー。象徴的なスーツを極薄のモスリンで仕立てるなど、メゾンのコードをこのうえなくエアリーに再解釈し、飛翔する鳥のように自由で軽やかなフェミニニティを描き出しています。モダンな感性が光るクラフトマンシップのあしらいはブレイジーならでは。現代女性の日常に根差したリアリティを伴いながら、ひらひらと空に舞う装飾や煌めく刺繍がポエティックな趣を醸し、まとう喜びを伝えています。

(写真)
1.シアーな質感で、アイコンバッグが新しい表情に。

2.ラストルックは、白い輝きに包まれたシャツスタイル。キノコ形のヒールに遊び心が光ります。

3.繊細な素材を巧みに組み合わせ、鳥の羽根を彷彿させるテクスチャーを表現。

4.赤のツイードをベースに超絶技巧を駆使し、フェザー調のタッチを生み出して。

5.色鮮やかなキノコの刺繍が、シンプルなシルエットにファンタジーをプラス。

6.ピンクに染まったグラン パレは、まるで魔法がかけられたかのよう。

Aflo,Getty Images

ヴァレンティノ

クチュールがまとう崇高な輝きを甦らせて
アレッサンドロ・ミケーレは、祝祭的な非日常性にオートクチュールの真髄を見出し、「カイザーパノラマ」に想を得た没入型の視覚装置の中で、絢爛たるスペクタクルを繰り広げました。儀式の衣装やオールドハリウッドを彷彿させるグラマラスなドレスまで、贅を凝らした装飾とダイナミックなシルエットが相まって、息をのむような壮麗さ。メゾンの遺産が今なお力強く息づいていることを再確認させると同時に、その歴史を現代におけるモードの神話へと昇華しています。

(写真)
1.テーマは「スペキュラ ムンディ(世界の鏡)」。円筒形の空間に現れるモデルを壁の小窓からのぞき込む演出で、意識を作品に集中させる仕掛け。

2. ほっそりとしたコラムドレスとラッフルのコントラストが鮮やかです。

3. グラフィカルな幾何学柄が幻惑的な効果を誘って。

4. 煌びやかなイヴニングは、オールドハリウッドのオーラを浮かび上がらせるよう。

5. まばゆいまでの輝きを放つルックがずらりと並び、圧巻のフィナーレ。

6. 大胆なデフォルメにより、シンプルなデザインにインパクトをプラス。

Aflo,Getty Images

ディオール

実験的創造性と伝統への敬意が交差して花開くメゾンの新章
ジョナサン・アンダーソンが初のオートクチュールのテーマに選んだのは「ヴンダーカンマー(驚異の部屋)」。自然や芸術品がもたらす新鮮な美の衝撃を、ムッシュ ディオール以来のヘリテージを参照しながら、陶芸家の作品に着想した構築的なフォルムとメゾンが大切にしてきた花のモチーフを融合させ、多彩に写し取っています。本物と見まがう多様で生き生きとした表情は職人の妙技のたまもの。クチュールの言語を豊かに拡張し、新境地を開くコレクションとなりました。

(写真)
1.黒いリボンで束ねたシクラメンのモチーフには、ジョン・ガリアーノへの敬意が込められて。

2.曲線が織りなすアシンメトリーな造形美が見事です。

3.流麗なシルエットが際立つ一着。黒に刺繍が映えます。

4.メゾンのシルエットの革新性を陶芸家マグダレン・オドゥンドの作品になぞらえ再解釈。

5.アートピースを想起させるバルーンシェイプ。

6.天井一面をシクラメンの花で覆い、「驚異の部屋」を演出。

7.クチュール作品として構成されたバッグもハイライト。

Aflo,Getty Images

ジョルジオ・アルマーニ プリヴェ

静かなる洗練、新時代を告げる翡翠のエレガンス
創業者である叔父のもとで40年にわたりキャリアを築いてきたシルヴァーナ・アルマーニが、「ジェイド」をテーマにファーストコレクションを発表。淡いグリーンを基調として繊細に移ろうカラーパレットが、ボディに寄り添う完璧なテーラリングを優しく引き立てます。シアーな質感やオリエンタルな意匠からほのかにセンシュアルなムードが薫り、フェミニンな魅力を高めて。文字通りメゾンのDNAを進化させる継承者としての存在感を印象づけました。

(写真)
1. 叔父が創り上げたコードを尊重しつつ、より日常に親密にフィットするスタイルを提案したシルヴァーナ・アルマーニ。

2.メゾンの真価が宿るテーラードスタイル。光沢をたたえ、控えめな華やかさを醸します。

3.翡翠を思わせるデリケートなグラデーションが主役。

4.透ける素材が翻るたび、精緻な刺繍が煌めきを放って。

5. 全身にビーズが刺繡され、光を受けて夢のように美しい表情を見せます。

6.うちわなどアジア風のモチーフが随所に。

7.立体感のある刺繍により、奥行きを演出。

Aflo,Getty Images

スキャパレリ

想像力の羽ばたきが紡ぐダークなロマンチシズム
スキャパレリを率いるダニエル・ローズベリーが今季フォーカスしたのは、「どう見えるか」ではなく「どう感じるか」。メゾンのシュルレアリスム的な世界観を自由に解釈し、ファッションだけがもつ唯一無二の幻想性を追求しています。造形的なシルエットに爬虫類や鳥を彷彿させるディテールを融合し、甘美な毒を秘めたロマンチックなスタイルに。粋を凝らした職人技により完全なアニマルフリーで表現し、神話的な美を現代的な価値観に沿わせて。

(写真)
1.オレンジと黒のコントラストに、クリスタル刺繍やシルク糸の羽根飾りが映えて。

2.微妙にトーンの異なるチュールを重ね、エアリーで動きのあるボリュームを造形。

3.手作業でカットしたレースが、ボディコンシャスなドレスに浮遊感を添えています。

4.ワニのようなドレスの質感は、刺繍によるトロンプルイユ。

5.ジャケットに、グラデーション状に手彩色したシルク製の羽根を刺繍。

6.チュールにクジャクの羽根風の飾りを刺繍したドレス。今季の妖艶なムードを象徴します。

Aflo,Getty Images

ユイマ ナカザト

自然と手仕事への敬意を陶器のドレスに託して
ユイマ ナカザトのテーマは「サイレント」。デザイナーの中里唯馬が屋久島の自然にインスパイアされ、自ら制作した有機的なフォルムの陶器をつなげてドレスに。悠久の時が育んだ自然の姿と膨大な時間をかけて生まれる手仕事の美を重ねて賛辞を送る一方、デジタルプリントを活用するなど新たな表現を追求しています。

(写真)
1.静寂に包まれた空間に、陶器のパーツが触れ合う音が響き、「サイレント」というテーマを伝えます。

2.白い陶器とファブリックがひとつに溶け合うよう。

3.屋久島の夜空を写した写真を環境負荷の低いデジタル捺染でプリント。

Aflo,Getty Images

ジェルマニエ

まばゆい色彩と輝きを放つサステナブル・クチュール
サステナビリティとラグジュアリーの融合を探求するケヴィン・ジェルマニエ。今季は、LVMHグループから提供されたヴィンテージピースを含むデッドストックや再生素材を、万華鏡のような装飾主義的コレクションへと華麗に再生しています。ポジティブなパワーに溢れ、クチュールの明るい未来を伝えるかのようです。

(写真)
1.多様な装飾をふんだんに盛り込みつつ、白一色でまとめクリーンに。

2.まばゆいネオンカラーが、優美なドレスを若々しくモダンに見せます。

3.華やかでグラマラスなデザインで、アップサイクルの可能性を楽しく広げて。

Photos:AFLO, GETTY IMAGES
Realization:AKARI II
25ans(ヴァンサンカン)8月号掲載(2026年6月26日発売)

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