1. トップ
  2. マンガ
  3. 「犬にあげるんだから、パンの1つや2つはいいでしょう」朝食会場で大量のパンを取っていた女性。だが、スタッフがぶつけた正論

「犬にあげるんだから、パンの1つや2つはいいでしょう」朝食会場で大量のパンを取っていた女性。だが、スタッフがぶつけた正論

  • 2026.9.4
「犬にあげるんだから、パンの1つや2つはいいでしょう」朝食会場で大量のパンを取っていた女性。だが、スタッフがぶつけた正論

会場の端の席に、たくさんのパンが積まれていた

旅先のホテルで朝食を取っていたときのことです。

平日の朝で、会場はそれほど混んでいませんでした。

私は夫と窓ぎわの席に座り、コーヒーを飲んでいました。

「パン、焼きたてが出てきたよ」

料理を取りに行っていた夫が、そう言いながら戻ってきました。

夫婦の朝食

私も卵料理を取りに立ち、席へ戻る途中、会場の端に座っている一人の女性が目に入りました。

その女性の皿には、丸いパンや小さなクロワッサンなどが何個も積まれていました。

上のほうは少し傾いていて、落ちそうなくらいです。

「ずいぶんパンが好きな人なんだな」

そう思っただけで、そのときは特に気にしませんでした。

パンを大量に持ってきた女性

旅先の朝食では、いつもよりたくさん食べたくなることもあります。

食事を終え、私がもう一杯コーヒーを取りに立って戻ってくると、先ほどの席の近くにホテルのスタッフが立っていました。

「犬にあげたいだけなのに」と女性は言った

女性の手には小さな袋がありました。

どうやら皿のパンを、その袋へ入れようとしていたようです。

スタッフは穏やかな声で説明していました。

「申し訳ありませんが、朝食会場のお料理は、会場の外へお持ちいただけないんです」

すると女性が、少し困ったような声を上げました。

「犬にあげるんだから、パンの1つや2つはいいでしょう」

そこで初めて、私はあれだけのパンを取っていた理由を知りました。

女性は全部を自分で食べるつもりではなく、犬にも食べさせたかったようです。

女性とスタッフの口論

スタッフは責めるような言い方はせず、「お部屋へ持っていく場合も同じなんです」と、もう一度説明しました。

女性は少し黙っていましたが、やがて「そうなの…」とうなずき、袋へ入れるのをやめました。

パンは皿の上へ戻し、その中から二つほどをゆっくり食べていました。

しばらくして女性が席を立つと、食べきれなかったパンが皿に残っていました。

「犬に持って帰りたかったんだね」

夫が小さな声で言いました。

「そうみたいだね」

私もそれだけ答えました。

夫婦の会話

ルールを守らなければならないスタッフの対応も分かります。

一方で、女性にも犬に何か持って帰りたいという気持ちがあったのでしょう。

最初はパンの量だけを見て、「よく食べる人なんだ」と勝手に思っていた私。

それ以来、目の前の行動だけでは、その人が何を考えているのかまでは分からないのだと思うようになりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ