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婚約者母「血のつながりがないなら関わらないで」私「わかりました」→1年後、娘から突然電話が

  • 2026.9.25

私は、亡くなった親友の娘を幼いころから育ててきました。血のつながりはありませんが、20年近く一緒に暮らしてきた大切な娘です。そんな娘が結婚することになり、心から喜んでいた私。しかし、両家の顔合わせで相手の家族から「結婚後は2人の家庭に関わらないで」と言われてしまったのです。

血のつながりがなくても大切な娘

娘は幼いころに両親を亡くしました。身近に頼れる親族もほとんどいなかったため、関係者と相談し、必要な手続きを経て私が育てることになったのです。

突然始まった子育てに戸惑うこともありました。それでも、娘が笑ってくれることがうれしく、いつの間にか私にとってかけがえのない存在になっていました。娘も私のことを「お母さん」と呼び、親子として一緒に暮らしてきました。

そんな娘から結婚したい相手がいると聞いたとき、私は自分のことのように喜びました。娘からは、「相手はやさしい人だし、ご家族も結婚を喜んでくれているよ」と聞いていたため、私も安心していました。

やがて両家で顔を合わせることになり、私も緊張しながらその日を迎えました。

「結婚後は関わらないで」と言われて

顔合わせは穏やかに進んでいました。ところが、娘と婚約者が席を外したとき、相手の母親から「娘さんとは血のつながりがないんですよね?」と尋ねられました。

私が幼いころから育ててきたことを説明すると、相手の母親は「血のつながりのない子をここまで育てるなんて、なかなかできることではありませんね」と言い、さらにこう続けました。

「こちらも親族との付き合いがありますから、いろいろと聞かれると説明が難しいんです。結婚後は、できるだけ2人の家庭に関わらないでください」

娘よりも先に戻ってきた婚約者も、母親から事情を聞いた上で、その考えを否定することはありませんでした。それどころか、「母も悪気があって言っているわけではないので」と取りなすだけでした。

娘を20年近く育ててきた私にとって、「血がつながっていない」という理由だけで家族ではないかのように扱われたことに、深く傷つきました。それでも、ここで言い争えば娘の結婚に影響するかもしれないと思い、少し迷った末に「わかりました」とだけ答えました。

悩んだ末、私は娘の結婚を見届けた後、少しずつ距離を置こうと決めました。そして結婚式当日、私は母親として娘の晴れ姿を見届けました。幸せそうに笑う娘を前にすると、このまま変わらずそばにいたいという気持ちが込み上げました。それでも、結婚後は距離を置くという決意を変えることはできませんでした。

式を終えた後、私は娘に「これからは新しい家庭を一番に考えて。私のことは気にしなくていいから」と伝えました。突然の言葉に娘は戸惑い、「お母さんはずっとお母さんでしょ?」と返してきました。それでも私は、娘の新しい生活を邪魔したくないという思いから、それ以上本当の理由を話すことができませんでした。

その後は、娘から連絡が来ても以前ほど頻繁にはやりとりせず、私から連絡することも控えるようになりました。娘から「何かあったの?」と聞かれることもありましたが、私は「これからは自分の時間も大切にしたいから」などと言って、本当の理由を話しませんでした。「自分が離れることが娘の幸せにつながる」と、自分に言い聞かせていたのです。

娘が知った相手家族の本音

それから約1年後、娘から突然「お母さん、話したいことがある」と連絡が入りました。久しぶりの連絡に驚きながら電話に出ると、娘から告げられたのは、「離婚することにした」という言葉でした。

結婚後、夫が何かと自分の両親の意見を優先することに、娘は次第に不満を感じるようになったそうです。ある日、「夫婦のことは2人で決めたい」と伝えたところ、言い争いになったといいます。その中で夫から「お前は血のつながった親に育てられていないから、親との付き合い方がわからないんだ」と言われたのだとか。

娘が言い返すと、夫はさらに、「だから結婚前に、うちの親がお前のお母さんに『結婚後はあまり関わらないでほしい』って伝えたんだよ」と口にしたそうです。

その言葉で、娘は私が結婚後に距離を置くようになった理由に気付きました。電話で問いかけられた私は、顔合わせの日に相手の家族から言われたことや、娘の幸せを邪魔したくない一心で身を引こうとしたことを、すべて打ち明けました。

娘は、私が何も相談せずひとりで決めてしまったことを悲しく思う一方、自分も私の悩みに気付けなかったことを悔やんでいたそうです。また、夫とはそれまで何度も話し合ってきたものの、家族に対する考え方の違いは最後まで埋まらなかったと話してくれました。

話の終わりに、娘は「もう勝手にいなくならないで」と笑ってくれました。その言葉を聞いた瞬間、張り詰めていた気持ちがほどけ、涙が止まりませんでした。

娘の幸せを私ひとりで決めていた

私はどこかで血のつながりを気にしていましたが、娘にとって大切だったのは、これまで親子として過ごしてきた日々だったのだと思います。

「もう勝手にいなくならないで」という娘の言葉を聞き、私がひとりで引け目を感じる必要はなかったのだと、ようやく気付きました。

今では、以前のように娘と連絡を取り合っています。親子として築いてきた時間を大切にしながら、これからも娘との関係を育んでいきたいと思っています。

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家族の形は、血のつながりだけで決まるものではないのかもしれません。今回、娘を思って身を引いた主人公でしたが、娘が望んでいたのは、これまでと変わらない親子の関係でした。相手の幸せを願っているからこそ、大切なことをひとりで決めるのではなく、気持ちを伝え合うことの大切さを感じさせられる体験談です。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

※AI生成画像を使用しています

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著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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