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「お宅の草、こっちまで入ってきてるんですよ!」庭の草をめぐる隣人トラブル。翌日、隣人が謝ってきたワケ

  • 2026.9.2
「お宅の草、こっちまで入ってきてるんですよ!」庭の草をめぐる隣人トラブル。翌日、隣人が謝ってきたワケ

後回しにしていた、夏の庭

一軒家に住んでいます。

庭はそれほど広くありませんが、駐車場のわきに土のまま残している場所があります。

夏になると、そこに生えた草がぐんぐん伸びます。気にはなっていました。

でも平日は帰りが遅く、週末になると疲れてしまい、「今度でいいか」と後回しにしていました。

気づけば、草は膝より高くなっていました。それでも、自分の家の庭なのだから、多少伸びていても困るのは自分だけだと思っていたのです。

伸びた雑草

夏の終わりの午後、久しぶりに庭へ出たときでした。

隣の家の年配の男性から声をかけられました。

「あの…ちょっといいですか」

普段は会えば会釈をする程度の間柄です。何だろうと思って近づくと、男性は家と家の境目を指しました。

「お宅の草、こっちまで入ってきてるんですよ!悪いけど、そろそろ刈ってもらえませんか」

少し強い口調でした。

一瞬、そんなに言わなくても、と思いかけました。

でも境目を見て、その気持ちはすぐに消えました。

低いブロック塀を越えて、うちの草が隣の敷地へ倒れ込んでいたのです。先のほうは、砂利の上まで伸びていました。

「あ…すみません。ここまで伸びてると思ってなくて」

口にしてから、自分でも苦しい言い訳だと思いました。

男性は草を見たまま、「いや、ずっと気になってたんですよ」と言いました。

その一言で、さらに申し訳なくなりました。

「すみません。本当に。今日、できるところまでやります」

そう言って頭を下げました。

注意する隣人

謝るのは、こちらのはずだった

その日の夕方、ホームセンターへ行って鎌と軍手を買いました。

帰宅してすぐ、まず隣家との境目から草を刈り始めました。根元は思っていた以上に太く、何度も鎌を入れなければ切れません。

「これは、さすがに放っておきすぎたな」

思わず独り言が出ました。

日が暮れるころには、どうにか隣の敷地へはみ出していた草をすべて刈り終えました。

雑草を刈る男性

翌日、隣の男性を見かけたので声をかけました。

「昨日はすみませんでした。これからは、あそこまで伸びる前に刈るようにします。境目もちゃんと見るようにします」

男性は少し驚いたようにこちらを見ました。

「いや、そこまで謝らなくても」

そして少し間を置いてから、気まずそうに続けました。

「こっちも、ちょっと言い方きつかったですね。すみません」

まさか相手から謝られるとは思っていませんでした。

「いえ、悪いのはうちなので」

そう返すと、男性は少し笑いました。

「まあ、うちも人のことばっかり言えないんですけどね」

そう言って、自分の家の庭にある大きな木を指しました。

お互い謝った

「秋になると、あれの葉っぱがそっちに飛んでるでしょう。いつも悪いなと思ってて」

言われてみれば、秋になると庭に落ち葉が増えます。でも、風で飛んでくるものだと思って、気にしたことはありませんでした。

「それは全然大丈夫ですよ。お互いさまですね」

初めて、隣の方と少し笑いながら話しました。

それ以来、庭の境目を以前より気にするようになりました。草が伸びてきたら、隣の敷地へ越える前に刈ります。

庭仕事は今でも面倒です。全部コンクリートにしてしまえば楽なのに、と考えることもあります。

ただ、境目を見に出たときに隣の方と顔を合わせると、「暑いですね」「今年も草が早いですね」と、少し話すようになりました。

以前なら、庭の草はただ面倒なものでした。

今は、放っておけば誰かの迷惑になるものでもあり、きちんと手入れをしていれば、ご近所と自然に言葉を交わすきっかけにもなるのだと思っています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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