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【高校部活】不祥事での 《大会辞退》 は当然か?「いじめ」と「飲酒・喫煙」で、世間の “賛否” が大きく分かれる理由とは

  • 2026.9.1

「連帯責任」どこまで求める?

高校生の部活、大会辞退すべき事案とは?
高校生の部活、大会辞退すべき事案とは?

英語学習や教育に関する情報発信を手がけるメディア「EnglishHub」を運営するGRASグループ社が、高校部活動の連帯責任に関する意識調査を実施、9月1日(火)にその結果を公表しました。一部の部員による不祥事で部全体が大会を辞退することに対する世論は、事案の内容や誰が起こしたかによって大きく分かれることが分かりました。

調査は2026年8月に、全国の20~60代以上の男女400人を対象としてウェブ上(無記名式)で実施されました。回答者の内訳は男性が55.5%、女性が43.5%、その他または答えたくないが1.0%。さらに運動部経験者50.0%、文化部経験者23.8%、両方22.2%、所属経験なし4.0%の割合です。

高校の部活動で問題が発生した際、部全体での大会辞退もやむを得ないと考える事案を10項目の中から複数回答で選んでもらったところ、割合が最も高かったのは部内での後輩へのいじめで80.8%、次いで大会規定で禁止された道具の使用が72.2%でした。部活動の健全な運営や試合の公平性を直接損なう事案に対しては、全体責任を問うことに広い合意が存在しています。

一方で、報道などで議論になりやすい未成年喫煙(55.2%)や未成年飲酒(56.0%)、万引き(56.8%)、SNSでの他校への誹謗中傷(53.2%)などの事案では、辞退をやむを得ないとする意見が5割台半ばにとどまり、世論はほぼ真っ二つに分かれています。さらに、自転車の危険運転で他人にけがをさせた事案(39.2%)では辞退容認が約4割にとどまるなど、法律に触れる行為であっても部活動の枠外で起きた個人の問題であれば、部全体の責任とは切り離して捉える傾向が示されました。

また、不祥事を起こした主体によっても人々の判断は激変します。問題を起こしたのが部員の場合、無関係な部員を出場させるべきだと考える人は約35%ですが、顧問や監督だった場合はその割合が73.2%にまで跳ね上がります。指導者の過失によって生徒の努力の機会が奪われることに対しては、特に強い抵抗感が示されています。

連帯責任を当然と考える人はわずか4.8%であり、何人が関与すれば部全体の問題となるかについても意見は分散しています。従来のように一律で大会辞退を迫る運用は世論の感覚と乖離しつつあり、今後はどのような事案で誰が何人関与したのかに応じた、客観的で明確なガイドラインの整備が各教育現場や競技団体に求められています。

(LASISA編集部)

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