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スリコの新作防災グッズは本当に使える? スリコマニアが実力をチェック!

  • 2026.9.1

災害への備えというと、まず思い浮かぶのが水や食料ではないでしょうか。もちろん、命をつなぐために欠かせないものですが、実際の被災経験者の声に耳を傾けてみると、「食べ物や飲み物は支給されたので、なんとかなった」という声がある一方で、「それ以外のものがなくて困った」という声も少なくありません。7月28日に発生した令和8年熊本地震でも、SNSの投稿やテレビのインタビューを見ていると、飲食物以外で困っている被災者が多い印象でした。

避難生活では、食料や飲料水だけではなく、足元を守るもの、体を休めるもの、寒さをしのぐものなど、日常生活では当たり前に使っているものが必要になります。そこで今回は、身近なショップ「3COINS」から8月28日(金)に登場したばかりの防災アイテムに注目。スリコマニアであり被災経験のある筆者が、「備えておくと助かりそう」と感じたものを4つ紹介します。
※防災グッズは一部店舗と公式通販サイト「PAL CLOSET」のみでの販売となっています。

災害直後の「足元」を守る防災スリッパ

最初に紹介するのは、「防災スリッパ」1,100円(税込)です。

地震が起きたとき、家の中が安全とは限りません。家具や食器などが倒れたり、窓ガラスが割れたりすることで、床にはさまざまなものが散乱する可能性があります。

特に夜間に地震が発生した場合、停電して周囲が真っ暗になれば、何が落ちているのか確認することも難しくなります。素足のまま移動すれば、割れたガラスや家具の破片などを踏んで、けがをする危険性もあります。

実際に災害後に家の中を片付けようとして、ガラス片などで足をけがしたという話を耳にすることもあります。避難するときだけではなく、自宅に戻って片付けをするときにも足元を守ることは大切です。

3COINSの「防災スリッパ」には、踏み抜き防止シートが内蔵されています。鋭利物の貫通を完全に防ぐものではありませんが、一般的なスリッパよりも足元の保護性能は高くなっています。

実際に履いてみると、クッション性があり、内側はフワッとしたボアのような起毛素材。普段のスリッパと大きく変わらない感覚で使えます。

サイズはMとLの2種類で、男女問わず使いやすい色味なので、家族分をそろえるのもよさそうです。

防災スリッパは、しまい込むよりも寝室の枕元や足元など、地震が起きた直後にすぐ手に取れる場所に置いておくことが大切。夜間の地震を想定し、寝る場所から手の届く範囲に準備しておきたいアイテムです。

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秋冬の備えに「収納袋付き難燃スナップ毛布」

続いて紹介するのは、「《収納袋付き》難燃スナップ毛布」1,650円(税込)です。

災害への備えというと、夏は暑さ、冬は寒さといった季節ごとの対策も必要になります。特に秋冬の災害では、停電や暖房が使えない状況を想定し、体温を保つためのアイテムを準備しておきたいですよね。

この毛布には難燃繊維が使われているため、着火しても火が燃え広がりにくい仕様になっています。もちろん「燃えない」という意味ではないので、火気の近くでは十分な注意が必要ですが、非常時やアウトドアなど、さまざまな場面で使いやすいアイテムです。

サイズは約縦150×横130cm。スナップボタンが付いているので、肩にかけてポンチョのように羽織ることもできます。ソファやベッドサイドにおいて、普段使いできそうです。

わが家では、寒くなると車にブランケットを積んでいます。冬場の外出先で寒くなったときや、車内で休憩するときなど、何かと使う機会があるためです。普段使いのブランケットを防災仕様のものに変えておけば一石二鳥。災害時だけではなく、渋滞や大雪などで車が長時間動かせなくなった場合にも役立ちます。

「寝る場所」も防災対策! 電源不要のエアベッド

災害時に意外と忘れがちなのが「寝る場所」の確保です。災害関連死を防ぐための取り組みとして、発災後48時間以内に「TKB」と呼ばれるトイレ、キッチン、ベッドを整えることが重要だとされています。

水や食料、トイレについては備えていても「避難先でどうやって寝るか」まで考えている家庭は、もしかすると少ないのかもしれません。避難所などで硬い床の上に長時間横になると、十分に体を休められないことがあります。実際に避難生活を送った方からも「ゆっくり眠れない」「体が痛い」といった声が聞かれます。

そこで備えておきたいのが、「エアベッド」3,300円(税込)です。

わが家でも来客用の布団としてエアベッドを2つ用意しています。ただ、充電バッテリー式で自動的に膨らむタイプなので、いざというときに使うためには、普段から充電しておく必要があります。

3COINSのエアベッドには、手動ポンプが付属しています。電源が使えない状況でも自分で空気を入れて設置できるのが大きなメリットです。

表面にはフロッキー加工が施され、スエードのような肌触り。シーツを用意しなくても使いやすい仕様です。サイズは約高さ21×幅74×奥行き184cm。一般的なベッドと比べると少しコンパクトですが、大人1人が横になるには十分なサイズです。

使わないときはコンパクトに収納でき、子どもでも持ち運べるほど軽量。防災用としてだけではなく、キャンプや来客用の簡易ベッドとして普段から使えるのも魅力です。「防災のためだけに買う」と考えると少しハードルが高いですが、普段から使えるものなら備えながら使い方にも慣れておけます。

水に浸して1分で食べられる防災食のお餅

最後に紹介するのは、3COINS初登場の防災食お餅です。

防災食というと、パンやアルファ化米、レトルト食品などを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、そういった食事が何日も続けば「同じようなものばかりで飽きてしまう」ということも考えられます。SNSで被災者の声を見ていても「パンばかりで飽きてきた」「食べ物のバリエーションが少ない」といった声がありました。

そこで今回試してみたのが、「いそべ餅」594円(税込)、「あんこ餅」540円(税込)、「黒みつきなこ餅」540円(税込)の3種類です。どれも賞味期限は3年間でした。今回は、防災食を食べるのが初めてだった中学2年生の長男と「あんこ餅」を試食してみました。
※実店舗のみでの販売です。

パッケージを開けると、フリーズドライのお餅と粉末のあんこ、非常用水、トレー、箸が入っています。お餅を非常用水に浸して待つこと約1分。取り出してみると、しっかりと伸びるお餅になりました。

「本当にお餅になった!」と親子でびっくり。粉末のあんこにも水を加えると、見慣れたあんこの状態になりました。

実際に食べてみると、お正月などに食べるあんこ餅そのものの味わい。優しい甘みに思わずホッとした気持ちになりました。防災食ということで、正直なところ味にはあまり期待していませんでしたが、そのイメージが覆されました。さらに、あんこに加える水を少し多めにすると、お汁粉のような食べ方もできます。

長男も「災害時に食べたら、ホッとできそう」と一言。防災食は栄養を確保するだけでなはく、食べることで気持ちを落ち着かせる役割もあるのだと改めて感じました。

「食べ物以外」に目を向けることも防災のひとつ

今回紹介した4つのアイテムを選んだきっかけは、被災した方のリアルな声でした。防災というとどうしても「水と食料を何日分用意するか」という話に目が向きがちです。もちろん、それらは重要な備えです。しかし、実際に被災すると、足元を守る履物や寒さをしのぐ毛布、体を休めるためのベッドなど、「普段なら当たり前に使っているもの」が必要になることがあります。だからこそ、すでに用意している防災バッグを「これだけで避難生活を送れるかな?」と改めて考えようと思いました。

3COINSでは、今回紹介したような防災用品が手頃な価格で購入できます。また、日常使いしながら備えられるものや、インテリアに馴染むデザインのものもたくさんあります。

私自身、東日本大震災や令和元年房総半島台風で被災した経験から災害への備えは「特別なことをする」のではなく、「普段の暮らしの中に組み込む」ことが続けやすいと感じています。

食料や飲料だけではなく、避難生活を少しでも安全に、そして快適に過ごすために必要なものは何か。今回のアイテムをきっかけに、ぜひ一度、家族で考えてみてはいかがでしょうか。

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<執筆者プロフィル>
海老原葉月
ライター、整理収納アドバイザー1級
カインズ公認の「日本一のカインズマニア」、スリコマニアとしても知られる。
14歳、11歳、2歳の三兄弟を子育て中。東日本大震災、令和元年房総半島台風にて被災した経験から、防災に関する情報を発信。

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