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台北を代表する老舗茶葉店『林茂森茶行(リンマオセンツァーハン)』で、香り豊かなジャスミン茶を。

  • 2026.8.30

林茂森茶行(リンマオセンツァーハン)

試飲できるお茶は日によって異なる。台湾人陶芸家による茶道具も販売。
風格漂う看板。新旧の要素を取り入れた店内は、国際的なデザイン賞を3度受賞。店の奥は焙煎室。
茂森さん(右)と岳樺さん。
ジャスミン茶は中国やベトナムで広く生産されているが、台湾産は希少。店では1斤1000~2400元まで、3つのランクを扱う。

古くから茶業が盛んだった大稲埕にある名店。創業は1883年。店名と場所を変えながらも営業を続け、現在は4代目の林茂森さんと2人の息子、谷樺さんと岳樺さんが切り盛りしている。卸問屋らしく、店内には大きなステンレス製の茶缶がずらり。高山茶や凍頂烏龍茶、包種茶、鉄観音茶、東方美人茶、蜜香紅茶などがランク別に収められている。「色や香り、触った感触で品質を見極めています」と岳樺さん。なかでも希少なのが台湾産のジャスミン(茉莉花)茶だ。包種茶に中部・彰化県産の新鮮なジャスミンの花を重ね、伝統的な製法によって茶葉に香りをつけている。香りづけの工程は回数が多ければ多いほど、香りがよくなる。今年80歳になるという茂森さんによれば、かつては台北近郊でもジャスミンの栽培は盛んだったが、経済の発展とともに花畑は消え、生産量も減少していったという。ここのは香料を使わず、花そのものの香りをまとった一杯が楽しめる。自然で奥行きがある風味がたまらない。

林茂森茶行(リンマオセンツァーハン)

茶缶には1斤(600g)単位の価格を表示、150gから購入可。日本語や英語も通じる。台北市大同區重慶北路二段195−3號 8時30分~21時 無休

photo : Ivy Chen text : Mari Katakura

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