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「そのお弁当、ウインナー多すぎない?」子どもの好きなものを詰めた私が、急に恥ずかしくなった理由

  • 2026.8.31
「そのお弁当、ウインナー多すぎない?」子どもの好きなものを詰めた私が、急に恥ずかしくなった理由

子どもの好きなものを詰めたお弁当

子どもが幼稚園に通っていたころ、親子遠足がありました。芝生にレジャーシートを広げ、親子で輪になってお弁当を食べる行事です。

私は前の晩から、子どもが喜びそうなおかずを考えていました。

特に好きなのがウインナーだったので、いつもより少し多めに入れました。栄養のことをまったく考えていなかったわけではありませんが、その日は遠足です。何より、楽しく全部食べてくれればいいと思っていました。

当日の朝、水筒とおしぼりもバッグに入れ、お弁当の蓋がきちんと閉まっていることを確認して家を出ました。

お昼になると、芝生の上に色とりどりのお弁当が並びました。

私も子どもの前にお弁当を置き、蓋を開けました。すると隣に座っていたママが、中を見て何気ない調子で言ったのです。

「そのお弁当、ウインナー多すぎない?」

悪意があったのかどうかは分かりません。ただ、私は一瞬、返す言葉に困りました。

子どもが好きだから入れただけですし、わざわざ理由を説明するほどのことでもありません。それでも、みんなのお弁当が並んでいる場所で言われると、急に自分のお弁当だけが恥ずかしいものに見えてきました。

気づけば私は、蓋に手をかけていました。

何気ない一言で、手が止まりました

そのとき、少し離れたところに座っていた別のママがこちらを見ました。

「うちの子もウインナー大好き。おいしそうだね」

そして自分のお弁当を見ながら、笑って続けました。

「うちも入れてくればよかったな」

私をかばってくれたのか、ただ思ったことを口にしただけなのかは分かりません。

けれど、その一言を聞いて、私は蓋から手を離しました。

隣では子どもが気にした様子もなく、真っ先にウインナーを一つ取って口に入れています。そして、うれしそうに笑いました。

それを見ているうちに、さっきまで気にしていたことが少しずつどうでもよくなってきました。

ほかの子のお弁当を見て「それ好き」と話したり、こぼしたものを親が慌てて拭いたりしているうちに、その場はいつものにぎやかな昼食の時間に戻っていきました。

帰るころには、子どものお弁当箱はきれいに空になっていました。

朝から考えて詰めたものを、いつものように全部食べてくれた。それだけで十分だったのだと思います。

あのとき声をかけてくれたママとは、その後、送り迎えや行事で顔を合わせると自然に話すようになりました。

何気なく言われた言葉に傷つくこともあれば、何気なくかけられた言葉に助けられることもあります。

遠足のお弁当を見ると、今でもあの日のことを少しだけ思い出します。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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