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岡本和真、MLB1年目で見えた「変化」と課題とは?速球は完全攻略も、変化球に苦戦中

  • 2026.8.28

トロント・ブルージェイズでMLBでの1年目を過ごしている岡本和真。

『bluejaysnation』は28日に彼のここまでを振り返る記事を掲載。「調整と対抗調整、浮き沈み、ホームランと三振といった要素が目まぐるしく入れ替わるシーズンだった」と評されており、MLBで行われている駆け引きへの適応途上にあると伝えていた。

開幕から11試合で岡本が受けた球の58%がファストボール(ストレート)だったとのこと。日本から来たバッターがメジャーの球速そのものに対応できるのかが試されたといえる。

岡本はそれに上手く順応し、155km/hを長打にし、160km/hを柵越えさせた。MLBでの最初の9安打のうち8本がファストボールからだったという。

しかしながら、今度はMLBの投手が攻め方を変えてくる。彼らの配球はスライダーやカーブが多くなり、4月後半にはブルージェイズの打者のなかで最も高い割合の変化球を投げ込まれたという。しかも、その多くが外角低めに集められたそうだ。

ここで岡本は苦戦し、4月は打率.218、長打率.373。変化球に限れば打率.194、長打率.290まで沈んだそう。

しかし、5月に入って岡本は打席での立ち位置を後方へ下げ、同時にベース寄りにしたという。これはボールを見る時間を少しでも長く取り、外角の変化球にバットを届かせるための調整であったとのこと。

そして岡本は5月に10試合連続安打を記録し、最初の5試合で5本塁打を放った。カーブやスライダー系に対する長打率は1.125に達し、変化球への対応に成功したそうだ。

ただ、投手側は外へ逃げる変化球を徹底し続け、岡本はその後成績が下落していく。変化球に対して打率.197、出塁率.272、長打率.368。空振り率、三振率はいずれも40%を超えていたそうだ。

日本では三線が少ないことで知られていた岡本が、今季はすでに159三振を記録しており、これはMLB全体でも8番目に多い数字だという。打席の43.6%が本塁打、四球、三振のいずれかで終わっており、一か八かの存在になっているとのこと。

26本塁打はチーム最多で、ブルージェイズ全体の本塁打の20%以上を一人で叩き出しているほか、ISO(純粋な長打力を示す指標)もチームトップの.207を記録しているが、総合的な成績としては決して突出していない。また7月中旬以降は打率.200、出塁率.255、長打率.348と、再び下降線をたどっているとのこと。

速球は打てることを証明した岡本。残る課題は、メジャーの投手たちが執拗に投げてくる「外へ逃げる球」をいかに見極め、空振りと三振を減らしていくかになりそうだ。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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