1. トップ
  2. 【2026年】酉の市とは?意味や由来、熊手の買い方・関東三大酉の市まで徹底解説

【2026年】酉の市とは?意味や由来、熊手の買い方・関東三大酉の市まで徹底解説

  • 2026.8.28
Saji+(さじたす)

SNSやニュースで、ずらりと並ぶ華やかな熊手や賑わいの映像を見て「酉の市とは何だろう」と気にる人も多いのではないでしょうか。毎年11月に開かれる酉の市は、商売繁盛や開運招福を願う、江戸時代から続くお祭りです。この記事では、意味や由来、熊手の買い方から関東三大酉の市まで分かりやすく紹介します。

酉の市とは?

酉の市の様子 熊手の販売 酉の市とは
Saji+(さじたす)

 

酉の市とは、毎年11月の「酉の日」に、鷲神社や大鷲神社、長國寺などの寺社で開かれるお祭りのこと。読み方は「とりのいち」で、「酉のまち」と呼ばれることもあります。境内には縁起熊手を売る露店がずらりと立ち並び、商売繁盛や開運招福を願う人で大変な賑わいを見せます。

 

威勢のよい手締めの音があちこちで響き、活気あふれる雰囲気から、酉の市は日本でも指折りに賑やかなお祭りとして知られています。お祭りそのものを楽しみたい人にとっても、ワクワクできる行事です。

 

酉の市は、もともとは江戸時代の関東で広まった行事で、今では浅草をはじめ各地の神社で毎年開催されています。縁起物の熊手を買って福をかき集めるという独特の風習が、長く多くの人を引きつけてきました。

酉の市の意味

十二支のイラスト
Saji+(さじたす)

 

酉の市が「酉の日」に行われるのは、十二支の「酉(とり)」にちなんでいるためです。日本では昔から、日にちにも十二支を当てはめて数える習わしがあり、12日ごとにめぐってくる酉の日が、市の開かれる日とされてきました。

 

また、酉の市が鷲神社や大鷲神社で開かれるのは、「鷲(わし)」と「酉(とり)」がどちらも鳥に通じることが背景にあると言われています。おおとり信仰と結びつき、鳥にゆかりの深い神社で開運招福を願うお祭りとして根づいていきました。

酉の市の始まり

酉の市の始まり 熊手と屋台料理 縁日
Saji+(さじたす)

 

酉の市の始まりには諸説あります。よく知られているのは、現在の東京都足立区花又(花畑)にある大鷲神社で行われていた収穫祭がルーツという説。農具や生活用品を売る素朴な市から始まり、やがて感謝とともに豊作や開運を祈る行事へと広がっていきました。

 

その後、浅草の鷲神社や長國寺へと伝わり、江戸時代に庶民のお祭りとして定着したとされています。長國寺では、おおとり信仰とともに妙見大菩薩が祀られ、酉の市に合わせてご開帳が行われるなど、寺社それぞれの形で受け継がれてきました。

 

農具の熊手が「福をかき集める縁起物」へと意味を変えていったのも、こうした歴史の流れの中でのことです。

【2026年】酉の市はいつ開催される?

酉の市で熊手を手に取る女性の手元 【2026年】酉の市はいつ開催される?
Saji+(さじたす)

 

酉の市は11月の酉の日に開かれるため、開催日は毎年変わります。2026年は、一の酉が11月7日(土曜日)、二の酉が11月19日(木曜日)です。

 

酉の日が12日ごとにめぐる関係で、年によっては11月に三の酉まである年もあります。昔から「三の酉まである年は火事が多い」という言い伝えがあり、火の用心を心がける風習も残っています。なお、2026年は二の酉までの年となります。なかでも土曜日にあたる一の酉は、お休みに合わせて訪れやすく、ゆったりと楽しめるタイミングといえそうです。

酉の市といえば熊手!縁起物の買い方と飾り方

酉の市の主役といえば、なんといっても縁起熊手です。小判や大入袋、招き猫、おかめなどの飾りがびっしりとついた熊手は、見ているだけでも華やかで気持ちが明るくなります。ここからは、縁起熊手の意味や買い方、飾り方を紹介します。

縁起熊手の由来と意味

縁起物 おかめや鯛がついた熊手と白いヘビの置物 縁起熊手の由来と意味
Saji+(さじたす)

 

熊手はもともと、落ち葉や農作物をかき集めるための農具でした。その形から「福やお金をかき集める」縁起物として親しまれるようになり、酉の市に欠かせない存在になったと言われています。

 

熊手の中心には、小判や大判、招き猫、鯛、大明神の札など、縁起のよいモチーフがにぎやかに飾られています。何を中心に据えるかはお店や熊手によってさまざまで、商売繁盛や開運招福、家内安全など、願いに合わせた飾りを選べるのも楽しいところです。

 

また、酉の市の熊手には「年を追うごとに少しずつ大きくしていく」という習わしがあります。前の年より大きな熊手を求めることで、商売や運がさらに上向くようにという願いが込められているのです。

初めてでも安心!熊手の買い方の流れ

酉の市の縁起熊手の屋台 法被を着た男性 酉の市 熊手の買い方
Saji+(さじたす)

 

熊手の買い方には、ちょっとした粋なやり取りがあります。流れを知っておけば、初めてでも安心して楽しめます。

 

まずは境内の露店をぐるりと見て回り、気になる熊手を見つけましょう。デザインや大きさはお店ごとに個性があるので、見比べる時間そのものがお祭りの楽しみになります。

 

気に入った熊手が決まったら、お店の人に値段を聞いてみます。熊手は値段がはっきり決まっていないことも多く、やり取りの中で金額が決まる場合もあります。購入が決まると、お店の人が威勢のよい手締めで送り出してくれます。この手締めこそ酉の市ならではの醍醐味で、福を一緒に受け取るような気持ちになれます。

 

なお、値切ったあとに、その差額をご祝儀として渡すのが粋とされる、という風習も伝わっています。細かい作法は気にしすぎなくて大丈夫です。まずは小さめの熊手から気軽に始めてみるのがおすすめです。

自分に合った熊手の選び方のポイント

酉の市の熊手を彩る縁起物 熊手の選び方
Saji+(さじたす)

 

熊手選びで迷ったら、「予算」「置き場所」「願い事」の3つを目安にすると選びやすくなります。

 

熊手は手のひらに乗る小さなものから、両手で抱えるほど大きなものまでさまざまです。一人暮らしの部屋なら、玄関や棚にすっと飾れる小ぶりなサイズが扱いやすく、毎年少しずつ大きくしていく楽しみも生まれます。

 

飾りのモチーフで選ぶのもおすすめです。商売繁盛を願うなら小判や大入袋、良縁や招福を願うなら招き猫やおかめなど、自分の願いに重なる熊手を選ぶと、飾るたびに前向きな気持ちになれます。最初の一つは、無理のない予算で「これだ」と思えるものを選んでみましょう。

熊手の飾り方

熊手の飾り方 高い位置に飾る様子
Saji+(さじたす)

 

買った熊手は、玄関や神棚など、目線より高い位置に飾るとよいとされています。福を呼び込む向きとして、入り口の方や、その年の縁起のよい方角へ向けて飾る習わしもあります。

 

熊手と一緒に、神社のお守りを受けて一年の無事を願う人もいます。そして熊手は、一年を見守ってくれた縁起物です。翌年の酉の市で新しい熊手を求めるときに、感謝の気持ちを込めて神社へお返しするのが基本の流れになります。一年のお礼を伝えながら新しい熊手を迎える、その繰り返しも酉の市の楽しみ方のひとつです。

関東三大酉の市

酉の市は各地で開かれますが、なかでも規模が大きく親しまれているのが、関東三大酉の市と呼ばれる3つの神社の市です。それぞれに雰囲気や特徴が異なるので、自分の楽しみ方に合わせて選んでみましょう。前夜祭から賑わう神社もあり、活気は格別です。

【台東区】鷲神社(おおとりじんじゃ)

浅草鷲神社酉の市 東京都台東区 参拝道の景色 夜
Saji+(さじたす)

 

浅草エリアにある鷲神社は、酉の市のなかでも最大級の賑わいで知られています。境内から周辺の通りまで熊手の露店が連なり、たくさんの参拝客でいっぱいになります。

 

とにかく活気とお祭り感を全身で味わいたい人にぴったりの場所です。熊手の種類も豊富なので、見て回るだけでも気分が高まります。人出の多さも含めて「これぞ酉の市」という雰囲気を楽しめます。

 

浅草鷲神社酉の市 東京都台東区 熊手が並ぶ景色
Saji+(さじたす)

 

【新宿区】花園神社(はなぞのじんじゃ)

新宿 花園神社の酉の市 熊手が並ぶ景色
Saji+(さじたす)

 

新宿の中心部にある花園神社は、独特の雰囲気が魅力です。熊手の露店に加えて見世物小屋が立つこともあり、どこか懐かしく、非日常的な空気を楽しめます。

 

仕事帰りにも立ち寄りやすい立地なので、平日の夜にふらりとお祭り気分を味わいたい人にも向いています。都会の真ん中でにぎやかな様子を体験できる、貴重な場所です。

 

新宿 花園神社の酉の市 たくさんの提灯が並ぶ景色
Saji+(さじたす)

 

【府中市】大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)

 

この投稿をInstagramで見る

 

時間帯別混雑状況

酉の市 熊手を選ぶ人 縁日縁起物
Saji+(さじたす)

 

酉の市は人気の行事のため、時間帯によって混み具合が大きく変わります。無理なく楽しむために、おおよその傾向を知っておくと安心です。

 

一般的に、もっとも賑わうのは夕方から夜にかけての時間帯とされています。仕事や学校を終えた人が集まり、灯りに照らされた熊手が美しく映える時間でもあるため、活気を一番感じられる一方で、人の波もピークになりやすいです。お祭りらしい熱気をしっかり味わいたい人には、この時間帯がおすすめです。

 

反対に、混雑を避けてゆっくり過ごしたい人は、開門直後の午前中や、平日の昼間がおすすめ。比較的落ち着いていると言われています。熊手を一つひとつじっくり選びたいときや、写真をゆっくり撮りたいときにも向いています。お祭り感と過ごしやすさのバランスを取りたいなら、夕方になる少し手前の時間を狙うのもひとつの方法です。

まとめ

酉の市 熊手が並ぶ景色
Saji+(さじたす)

 

酉の市とは、毎年11月の酉の日に開かれる、商売繁盛や開運招福を願う江戸時代から続くお祭りです。縁起熊手を買って福をかき集める風習や、頭の芋・切山椒といった名物グルメなど、楽しみ方はさまざまです。

 

大切なのは、自分に合った酉の市を選ぶことです。とにかく賑わいを味わいたいなら浅草の鷲神社、独特の雰囲気を楽しみたいなら新宿の花園神社、落ち着いて参拝したいなら府中の大國魂神社と、場所によって過ごし方は変わります。時間帯も、活気を求めるなら夕方以降、ゆっくり回りたいなら昼間と、自分の気分に合わせて選べます。

 

混雑や人混みが少し気になる人も、時間帯と場所を工夫すれば、無理なくお祭り気分を味わえます。2026年の酉の市は、一の酉が11月7日(土曜日)、二の酉が11月19日(木曜日)です。気になっていたお祭りに、今年は自分らしいペースで足を運んでみませんか。

The post

【2026年】酉の市とは?意味や由来、熊手の買い方・関東三大酉の市まで徹底解説

first appeared on

Saji+(さじたす)

.
元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ