1. トップ
  2. カルチャー・教養
  3. 魅惑の『マリメッコ』展を担当学芸員が解説!全国巡回前に見どころをチェック

魅惑の『マリメッコ』展を担当学芸員が解説!全国巡回前に見どころをチェック

  • 2026.8.28

鮮やかな色彩と大胆なパターンで、世界の暮らしに彩りを届けてきたマリメッコ。創業者の思想から現代のクリエイターとの共創まで、デザインが持つ力と可能性を紹介します。

フィンランドで生まれ、世界中で愛されているデザインハウスのマリメッコは、2026年、創業75周年を迎えました。
全国で展開される「マリメッコ展 模様のちから」が、この夏、京都文化博物館からスタートします。

本展では、マリメッコとヘルシンキ建築&デザイン・ミュージアムの協力により、1960年代から近年のコレクションまで、厳選された約70点のドレスが一堂に会し、「ドレスをキャンバスに」という創業者アルミ・ラティアの思想を具現化した、シルエットとプリントの融合をご紹介します。

また、貴重なファブリックやマリメッコの軌跡をものがたる資料も。本展では、インスタレーションも大きな見どころです。

アートユニット・plaplax(プラプラックス)によるインスタレーションでは、映像とプロジェクションで、ヘルシンキにあるマリメッコのファクトリーを表現します。
マリメッコのファブリックが生まれる場を展示室で体感してください。

さらに、minä perhonen(ミナ・ペルホネン)のデザイナー・皆川 明氏によるインスタレーションもお楽しみいただけます。
マリメッコとの対話を重ね、独自の視点で「マリメッコ」を再解釈した皆川氏の新作インスタレーションは、マリメッコが大切にしてきた「クリエイティブな共同体」という精神を体現しようという試みです。
そこには、本展のために皆川氏がデザインし、マリメッコのプリント・ファクトリーで制作されたファブリックも登場します。

そのほか、本展のコンセプトや展示予定の作品、インスタレーションのイメージといった情報を京都展公式サイトで公開中です。

教えてくれたのは・・・
京都文化博物館学芸員
林 智子さん
専門は日本近世の染織文化。「先日訪れたヘルシンキは、メーデーのにぎわいの真っただ中。春を祝うフィンランドの人々の喜びと、その背景にある長い冬の厳しさに思いをはせる旅でした。暑い夏の京都会場ですが、皆様どうぞお気をつけてお越しください」

Fun in Finland (1964年) Photo: Tony Vaccaro /Tony Vaccaro Archives
トップ掲載作品:《ウニッコ》 マイヤ・イソラ 1964年 © Marimekko Oyj Suomi-Finland Maija Isola 1964

『マリメッコ展 模様のちから Marimekko: Art of Printing-Beauty, Dream, Love』

Place : 京都文化博物館(京都府)
Date : 開催中~9月6日(日)
Open : 10:00~18:00(毎週金曜は19:30まで、 入場はそれぞれ閉室の30分前まで)
Closed : 月曜日(ただし、7月20日は開館)、7月21日(火)
075-222-0888(京都文化博物館)
※東京、広島、北九州、富山、名古屋、長崎ほかへ巡回予定

こちらの展覧会にも注目!

編集部がおすすめする注目の展覧会をピックアップ。

『My Birthday』展 80~90年代を席巻した 占いカルチャー少女雑誌

1979年に創刊された少女向けカルチャー誌『My Birthday』。最盛期には40万部を誇り、おまじないブームを巻き起こしました。
かつてクラスメートと誌面を眺め、その日の運勢に一喜一憂した思い出を持つ読者は多いのではないでしょうか。
本展ではまつざきあけみ、野崎ふみこら人気作家による表紙原画を展示。懐かしさとともに、少女たちの心を支えた“マイバ”の魅力に触れることができます。

開催中~9月27日(日)弥生美術館(東京都)

text: Hanae Kudo

大人のおしゃれ手帖2026年8月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

この記事を書いた人

大人のおしゃれ手帖編集部

大人のおしゃれ手帖編集部

ファッション、美容、更年期対策など、50代女性の暮らしを豊かにする記事を毎日更新中! ※記事の画像・文章の無断転載はご遠慮ください

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ