1. トップ
  2. エンタメ
  3. 朝ドラ初回で“見逃し注意”の出演者「いつ出ていた?」「名前があったのに」クレジットが呼んだ思わぬ反響

朝ドラ初回で“見逃し注意”の出演者「いつ出ていた?」「名前があったのに」クレジットが呼んだ思わぬ反響

  • 2026.10.3
undefined
『ブラッサム』第1週(C)NHK

NHK連続テレビ小説『ブラッサム』がついにスタートした。主演は石橋静河。明治・大正・昭和を生き抜いた作家・宇野千代をモデルに、主人公・葉野珠(石橋静河)が、厳しい環境や人生の苦難に向き合いながら、自らの道を切り開いていく姿を描く。初回から珠の幼少期の物語が丁寧に描かれたほか、放送後には出演者のクレジットをめぐってSNSでも注目が集まった。

※以下、本文には放送内容が含まれます。

幼い珠を待ち受ける厳しい日々

物語は昭和57年(1982年)、東京・青山の書斎で作家・葉野珠(加賀まりこ)が新聞連載『生きて行く私』を執筆している場面から始まる。そばには秘書の藤川優子(松たか子)が寄り添い、珠は「幸福とは、人が生きて行く力のもとになることだ、と私は思っている。」と原稿に書き記していた。

そこから時代は明治41年(1908年)の山口県・岩国へとさかのぼる。幼い珠(村上蘭)は、父・清治(渡部篤郎)、継母・リョウ(国仲涼子)、弟の守(大西悠貴)、妹の俊子(大倉暖葵)と暮らしている。

珠が2歳のときに実母が亡くなり、その後、家に嫁いできたのがリョウだった。継母ではあるものの、リョウは珠を実の娘のように可愛がっている。一方、父・清治は自由奔放な性格で、派手に馬を走らせるなど、近所からもあきれられるような人物だ。

そんなある日、清治は珠を自室に呼びつける。珠に世話をさせているカナリアの餌が空になっていたためだ。清治は珠に、餌を買ってくるよう命じたが、その条件は雨の中を裸足で行くというものだった。

まだ幼い珠にとって、決して穏やかな日々ではない。娘に裸足で買い物へ行かせる清治の振る舞いは特に強烈で、1話目からその人物像が強く印象に残った。これから珠がどんな人生を歩んでいくのか、その原点を感じさせる初回となった。

大物俳優たちによる熱演

undefined
『ブラッサム』第1週(C)NHK

物語の幕開けで目を引いたのが、加賀まりこ演じる珠の姿だ。書斎で原稿に向かう姿には、長い年月を生きてきた女性ならではの凛とした空気が漂う。『生きて行く私』を執筆する場面は、単なる回想の導入ではなく、これから描かれる珠の人生を“生き抜いてきた人”の現在から見つめ直す構成になっており、加賀のたたずまいがその説得力を大きく支えていた。

そして、幼少期の珠を待ち受ける人生の厳しさを際立たせたのが、渡部篤郎が演じる父・清治だ。馬を派手に走らせ、周囲の目など意に介さない。その奔放さは一見すると豪快だが、幼い珠を雨の中、裸足で買い物に行かせる場面では、単なる“破天荒な父親”では片づけられない怖さがにじむ。渡部は大声や激しい身ぶりに頼るのではなく、視線や声の圧で清治の異様な存在感を作り上げていた。

見逃し注意の登場人物

undefined
『ブラッサム』第1週(C)NHK

オープニングでYOASOBIの『咲き誇れ』が流れるなか、珠が踊る映像とともに映し出された出演者の名前。そのなかで、ひときわ視聴者の目を引いたのが「笑福亭べ瓶」のクレジットだった。ところが、役名の表記がなかったこともあり、「いつ出ていた?」「クレジットに名前があったのに見つけられなかった」と、放送直後からSNSには戸惑いの声が散見された。

その答えは、物語のほんの一瞬にあった。べ瓶が演じていたのは、劇中に登場する『鈴木商店』という道具屋だ。出演時間こそわずかだったが、だからこそどこに出ていたのかを確かめようと初回を見返す視聴者も現れ、思わぬ形で注目を集めることになった。

べ瓶は、笑福亭鶴瓶に師事する落語家だ。2002年に入門し、2004年に初高座を踏んで以降、寄席や落語会を中心に活動してきた。落語だけにとどまらず、テレビや舞台にも出演しており、俳優としては2017年放送のNHK連続テレビ小説『わろてんか』にも登場。『ブラッサム』では、9年ぶりに朝ドラの舞台へ戻ってきたことになる。

物語そのものだけでなく、こうした“思わぬところ”まで視聴者の視線を集めた初回。まだ幼い珠の人生は始まったばかりで、今後、物語の進行とともに新たな人物が次々と登場していくことになる。珠の成長を見届ける楽しみはもちろん、どの俳優が、どのような役どころで物語に姿を見せるのかにも注目したい。


連続テレビ小説『ブラッサム』毎週月曜〜土曜あさ8時放送
NHK ONE 見逃し配信中・放送1週間後からはNHKオンデマンドで配信

の記事をもっとみる

注目コンテンツ