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なぜ責任を取らないの? 12歳で性被害によって妊娠させられた娘をさらに傷つけたのは、大人たちの無自覚な冷たさだった【著者インタビュー】

  • 2026.8.26

【漫画】本編を読む

ネットやテレビから流れてくる若年層の妊娠のニュース。まさか自分の子が当事者になるとは思っていないだろう。というより、思いたくない。しかし、親が考えもしないところで悪夢は生まれてしまうようだ。

漫画『娘が12歳で妊娠しました 逃げた男を絶対に許さない』(KADOKAWA)では、中学生になったばかりの娘のりこが性被害によって妊娠。母親の麗美は必死に相手の男を探そうとする。ところが、娘は事の顛末をかたくなに話そうとせず…。若年層の妊娠の過酷さに迫りながら、「自分には関係ない」とのたまう周囲の人間たちから理不尽な現実を突きつけられる娘と母の姿に、心を強く動かされてしまうこと必至だ。制作に向けた想いを作者のゆっぺさんに聞いた。

※この記事は若年妊娠など、センシティブな内容を含みます。ご了承の上、お読みください。

——本作には、責任を取らない大人たちがたくさん登場します。ゆっぺさんが特に「責任感がなさすぎる」と感じた人物は誰でしょうか?

ゆっぺさん(以下、ゆっぺ):加害者の父親です。息子が犯した罪ときちんと向き合おうとせず、生まれてくる子どもの未来に対しても責任を負おうとしない姿勢は、本当に無責任。悪いお手本になる人物として描きました。

——無責任な大人たちを描くときにこだわったことはありますか?

ゆっぺ:大人の自己保身の生々しさです。取材で聞いた実話をもとにしていますが、彼らはもっともらしい理由の裏で、被害者の存在や傷を都合よく透明化しているだけ。子どもたちを一番傷つけるのは、直接的な悪意よりも、こうした大人たちの無自覚な冷たさや鈍感さなのではないかと思っています。

——男性にも知ってほしい、こうしてくれたら…という思いがあれば教えてください。

ゆっぺ:避妊の責任や、予期せぬ妊娠をしたときの負担は、女性側ばかりに求められることが多いと感じています。「自分には関係ない」「女性が気をつけるべきだ」と思わず、自分たちの問題として一緒に考える男性がもっと増えてくれたらと感じます。性教育の課題を、女性や子どもだけの問題として片付けないでほしいです。

文=吉田あき

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