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「無断立入はおやめください」本州で目撃情報増…絶滅危惧種めぐり環境省が“切実なお願い”「ご協力をお願いします」

  • 2026.9.9
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出典元:PIXTA(画像はイメージです)

そんなトキが、最近は本州でも目撃されるようになってきました。こうした状況を受けて、環境省の佐渡自然保護官事務所が、ある呼びかけを発信しています。

はたして、どのような呼びかけなのでしょうか。投稿の内容とあわせて、トキの観察マナーやSNSの声を紹介します。

「そっと見守って」環境省 佐渡自然保護官事務所からのお願い

まずは、投稿された呼びかけの内容を見ていきましょう。環境省の佐渡自然保護官事務所は、2026年9月1日、公式X(旧Twitter)アカウントで次のように発信しました。

投稿では、まず本州でのトキの目撃情報が増えていることが伝えられています。そのうえで、本州にもトキが安心して定着できるよう、「トキのみかた」への協力を呼びかけています。

さらに、観察の際の注意も提示しています。地域の迷惑にならないよう、長時間カメラを構え続けたり、農地へ無断で立ち入ったりしないよう求める内容です。

どんな鳥?どう見守る?「トキのみかた」を知ろう

投稿で呼びかけられていた「トキのみかた」。その中身を知る前に、まずはトキがどんな鳥なのか、簡単に見ておきましょう。

そもそもトキって、どんな鳥?

トキは、翼を広げると130cmほどにもなる大きな鳥です。ドジョウやカエルといった、水辺にいる小さな生きものを食べて暮らしています。

そんなトキですが、実は一度、絶滅の寸前まで数を減らしてしまった過去があります。

明治時代には、きれいな羽を目当てにたくさん捕られて数が激減しました。その後も、森が切られて巣をつくる場所が減ったり、農薬でエサになる生きものが少なくなったりと、暮らしにくい環境が続きました。山あいの田んぼが姿を消していったことも、数を減らす一因となったのです。

今トキは、環境省のレッドリストで「絶滅危惧IB類」に指定されています。このままでは、近い将来、野生のトキがまた見られなくなってしまう…そんな心配がある段階です。

だからこそ、せっかく本州へやってきたトキを、そっと見守ることが大切なのです。

「トキのみかた」5つの約束

さて、投稿にあった「トキのみかた」とは、いったいどのようなものなのでしょうか。

これは、環境省が呼びかけている、トキの観察マナーのことです。「見方」と「味方」がかけられていて、やさしい見方をすることが、トキの味方になる。そんな思いが込められています。環境省は、次の5つのマナーを挙げています。

【野生トキを観察するための5つのマナー】
やさしい見方で、トキの味方になりましょう。
①トキに近づかず、静かに見守る
②観察する時は車内から
③大きな音や光は出さない
④繁殖期(2〜7月)は巣に近づかない
⑤地域に迷惑をかけない
出典:環境省 佐渡自然保護官事務所(@kankyoshosado01)公式Xアカウント 2026年9月1日投稿より

ポイントは、とにかく「そっと」を心がけることです。近づいたり、大きな音や光を出したりすると、トキは驚いて逃げてしまいます。観察するときは車の中から、遠くのトキをそっと見るのが基本です。

特に、2月から7月の繁殖期は要注意。巣へ近づくと、子育ての邪魔になってしまいます。この時期は、巣に寄らないよう気をつけることが大切です。

もう一つ、覚えておきたいのが「エサをあげない」こと。かわいいからと餌付けをすると、トキが自分で食べ物をとらなくなったり、人に慣れすぎてしまったりします。トキの自立のためにも、エサはあげないようにしましょう。

そして、観察に夢中になるあまり、地域の人に迷惑をかけないことも忘れずにいたいですね。

「やさしく見守りたい」トキを思う声が続々

投稿には、トキを思うさまざまな声が寄せられていました。

まず目立ったのは、本州でトキが見られることへの期待の声です。

  • 本州でもトキが見られるとは。いつか関東でも見られたらうれしい
  • そのうち東北でも、トキが見られる日が来るかもしれない

これまで佐渡島が中心だっただけに、身近な場所で会える日への期待が広がっているようです。

次に多かったのは、マナーを守って見守りたいという声です。

  • トキはとても繊細な鳥。放鳥されたトキには、やさしく接したい
  • 放鳥されたトキを、あたたかく見守っていきたい
  • マナーを守って、そっとその姿を楽しみたい

せっかく来てくれたトキを、そっと見守りたい。そんな思いやりのまなざしが感じられます。

さらに、観察のコツや、ほかの野鳥との共通点に触れる声も見られました。

  • 車の中から見るほうが、鳥に警戒されにくいと感じる
  • トキに限らず、一般的な野鳥観察のマナーと同じだと思う
  • ほかの野鳥の観察と同じで、距離を保って見守ることが大切

トキに限った特別な話ではなく、野鳥と向き合うときの基本でもあるようです。日ごろ野鳥を観察している人にとっては、なじみのあるマナーと言えそうです。

みんなでトキを見守るために

今回は、環境省の佐渡自然保護官事務所が呼びかけた、トキの観察マナーについて紹介しました。

かつて絶滅の寸前まで数を減らしたトキは、少しずつ数を取り戻し、今では本州でも見られるようになってきました。だからこそ、観察するときは「そっと」が基本です。近づかず、静かに、車の中から見守ることを心がけたいですね。

SNSでも、「いつか見てみたい」という期待の声とあわせて、「やさしく見守りたい」という思いやりの声が多く見られました。トキを大切に思う気持ちは、多くの人に共通しているようです。

せっかく本州へやってきたトキが、安心して暮らしていけるように。やさしい見方で、トキの味方になりましょう。


参考:
環境省 佐渡自然保護官事務所@kankyoshosado01公式Xアカウント 2026年9月1日投稿
トキ(環境省)
レッドリストのカテゴリー(環境省)


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