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国税庁「ご注意ください」“電話や郵便”も油断できない…新たな詐欺手口に「私のところにも来た!」「分かりづらい」

  • 2026.9.30
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出典元:PIXTA(画像はイメージです)

税金に関する案内が届くと、「重要なお知らせかも」と内容を確認する人も多いでしょう。ましてや「国税庁」の名前が表示されていれば、本物の案内だと思ってしまうかもしれません。

しかし、国税庁をかたり、税金の還付や未納などを理由に個人情報や口座情報を入力させようとする不審なメールなどが確認されています。

国税庁の公式X(旧Twitter)アカウントは、「還付金額を表示したメールは送らない」として注意を呼びかけています。一見すると本物の案内と見分けにくいケースもあるだけに、どのような点に注意すればよいのか確認しておきましょう。

「還付金がある」は要注意?国税庁を装う手口とは

国税庁は公式Xで、国税庁から還付金の受取手続きが必要であるかのように装い、アプリのダウンロードを促す事例が確認されていることを報告しました。

そのうえで「国税庁が還付金額を表示したメールを送信したり、還付金の受取のためアプリのダウンロードを求めることはありません」と明確に否定しました。

公式サイトでも、不審なメールや電話などについて注意喚起しています。

“メールやメッセージ”は偽サイトへの入口に

不審なメールでは、「未納の国税を納付しなければ財産の差押えを行う」「税金が還付される」などと伝え、手続きのためとしてURLを記載した案内が送信されるケースがあります。

URLのリンク先には、国税庁のホームページを装った偽サイトが用意され、還付金の振込先として銀行口座などの情報を入力させようとすることもあるそうです。

国税庁は、ショートメッセージでURLを記載した案内を送信していないとしています。また、国税の納付や差押えについて、ショートメッセージやメール、LINEによるメッセージを送信することもありません。

このほか、e-Taxから送信されるメールにも、原則として本文にURLは記載されません。

「還付金を受け取れる」と書かれていても、慌ててリンクを開かないことが大切です。

“電話”で口座番号や暗証番号を聞かれることも

詐欺はメールだけではありません。

税務職員を名乗って「アンケートへの協力依頼」「還付を受けられる」「税金の未納がある」などと電話をかけ、銀行口座の情報や暗証番号などを聞き出そうとする事例も確認されています。

ATMを操作させて振り込みをさせるケースも確認されています。

国税庁は、還付金を受け取るためにATMの操作を求めたり、納付のために金融機関の口座を指定して振り込みを求めたりすることはありません。

不審に感じた場合はその場で答えず、相手の所属や氏名、電話番号を確認して、いったん電話を切るよう案内しています。

“郵便”も油断できない

さらに注意したいのが、メールや電話以外の手口です。国税庁には、税務署を装った「照会文書」が届く事例も寄せられています。

ゆうパックで「過度な節税(租税回避)に対し、深い懸念」と書かれた文書が届き、生命保険などの契約内容を不正に聞き出そうとしたということです。

国税庁から文書を送付する際は、原則として、国税局(所)名や税務署名、業務センター名が印字された封筒を使用しています。

そのような封筒以外の方法(ゆうパックなど)で送られてきたり、内容に心当たりがない文書が届いたりした場合は、最寄りの税務署などに確認しましょう。

“訪問”にも警戒を

このほか、自宅を訪問し、帳簿や金庫を確認したり、現金やカードを持ち去ったりする事例も確認されています。また、税務関係の会報の購読やセミナーの受講を持ちかけ、高額な料金を請求するケースもあるということです。

そのため、国税庁は次のような点に注意するよう呼びかけています。

税務調査などで職員が訪問した際には、顔写真つきの身分証明書を確認しましょう。

また、強制調査や差押えの手続きを行う場合には、裁判官が発行した「臨検・捜索・差押許可状」を呈示したうえで、正式な調書や目録などの書類が交付されます。

さらに、税務職員が会報の購読や有料の講習会への参加を勧めたり、そのための手数料を支払うよう求めたりすることはありません。

「最近よく届く…」SNSでも注意を呼びかける声

SNSでは、国税庁を装った詐欺について、さまざまな声が寄せられています。

  • ここ数日、同じようなメールが何度も届く
  • 私のところにも来た!これが詐欺ってことか…
  • どこで自分のアドレスを入手したのか分からないけど…何で届くの?
  • もはや送信元のアドレスがあやしすぎる

身近なところで不審なメッセージを受け取っている人もいるようで、他人事ではないと感じる声も見られます。

また、

  • メッセージが届く回数が増える日がある
  • 年末や年度末になると増える気がする
  • 難しい専門用語とか書かれると、詐欺だと分かりづらい
  • 特にお年寄りとか騙されないか心配だよね
  • 税のことで突然訪問されたら驚くし、対応するのもやっかいな気がする

など、巧妙化する詐欺を警戒する声も。普段は税金にあまり関心がなくても、「還付」「未納」といった言葉が出てくると、思わず内容を確認したくなってしまうのかもしれません。

「国税庁からだから大丈夫」と思わず、まず確認を

税金に関する連絡は、普段あまり意識していないだけに、本物かどうかを判断しにくいものです。

国税庁の名前やロゴが使われていたとしても、それだけで信用せず、メールのリンクを安易に開いたり、電話で個人情報を伝えたりしないことが大切です。

また、「還付金がある」「手続きを急いで」など、お金に関する話で行動を急かされたときこそ、一度立ち止まって確認したいところ。特に、スマートフォンやメールに慣れていない家族がいる場合には、こうした詐欺の手口を共有しておくと安心です。

怪しいと感じたら、メールなどに書かれた連絡先ではなく、国税庁や税務署の公式サイトから、正しい連絡先を確認するようにしましょう。


参考:
国税庁公式Xアカウント@NTA_Japan「ご注意ください」(2026年9月24日投稿)
不審なメールや電話にご注意ください(国税庁)

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