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共同経営者の裏切りで実家が倒産!世帯年収700万・60歳男性が学生時代に味わった「白米に塩」の極貧生活

  • 2026.8.24

神奈川県で妻と暮らす60歳の男性には、自身の父親にまつわる忘れられない過去があると言います。それは、父親が一緒に会社を立ちあげた知人に裏切られ、破産に追い込まれた結果、学生だった自分自身も、白米に塩だけをかけて食べる極貧生活を強いられたという過酷な経験でした。両親とともに、一瞬で絶望のどん底に突き落とされた男性に、当時のことを振り返ってもらいました。

回答者のプロフィール

ママテナ編集部マネーチームは2026年8月、インターネット上で「お金にまつわるトラブル」について、エピソードを募集するアンケートを実施しました。今回紹介するエピソードは、そのアンケートに寄せられたものです。回答者である60歳男性のプロフィールは以下の通り。

  • 回答者本人:男性(60歳)
  • 居住地:神奈川県
  • 家族構成:私(60歳)、配偶者(58歳)
  • 回答者の職業:会社員(正社員)電気メーカーの営業
  • 配偶者の職業:パート・アルバイト
  • 現在の世帯年収:700万円
  • 回答者個人の年収:550万円
  • 住居形態:マンション(分譲)
  • 現在の金融資産状況:約800万円

信じていた共同出資者が会社の資金を持ち逃げ!突然の裏切りで失った実家の経済基盤

神奈川県の分譲マンションで妻と2人で暮らしながら、電気メーカーの営業職として働く60歳の男性。その世帯年収は約700万円、約800万円の金融資産も蓄え、穏やかな生活を送っています。

しかし、男性は学生だったころ、実家が崩壊寸前にまで追い込まれたすさまじいトラブルを経験したと明かします。

始まりは、男性の父親が知人と共同で事業を立ち上げたことでした。「お互いに資金を出し合って、一緒に会社を大きくしていこう」と夢を膨らませてスタートしたビジネス。しかし、ある日突然、その共同出資者が会社の口座にあったすべての資金を持ち逃げし、行方をくらましてしまいました。

「信頼していた相手に、すべてを裏切られた」。そして、さらなる不幸が男性一家に襲い掛かります。

逃げた知人が事業のために受けた融資の連帯保証人にはすべて、共同経営者である父親の名前が書かれていたのです。

残されたのは莫大な借金とあっという間に立ち行かなくなった会社の残骸だけ。男性は「実家は一瞬にして経済的な基盤を失い、底なしの暗闇へと突き落とされることになりました」と振り返りました。

家も土地も差し押さえられ着の身着のままで追放……白米に塩をかけてしのいだ極限の極貧生活

知人の裏切りによって会社は倒産。長年住み慣れた実家の土地や家などの財産はすべて、差し押さえの対象となってしまい、家族はまさに「着の身着のままで家を追われる」ように引っ越すしかありませんでした。

そこから始まった数年間は、想像を絶する極貧生活だったと言います。 「一日の食費を切り詰めるために、家族全員でスーパーの見切り品を買い求め、白米に塩や醤油をかけて食べるだけの質素な食事が続きました」と明かす男性。

電気やガスが止められることもたびたびあり、食べるものにさえ不自由する日々でした。男性自身も「今日明日の食事をどうするか、光熱費の支払いをどう工面するかで頭がいっぱいになり、心に余裕が全く持てなくなりました」と振り返ります。

さらに男性たちを苦しめたのは、近隣からの冷たい視線や心ない噂話でした。男性は「突然のできごとで何が起きているのか全く理解できず、ただ目の前が真っ暗になるような絶望感だけがありました」と吐露。

なぜ真面目に働いていた父親がこんな目に遭わなければならないのか——男性の胸の内には、逃亡した共同出資者に対する激しい怒りや人間不信、そして今後の生活への不安が渦巻き、夜も眠れない日々が続いたと言います。

男性自身も必死のアルバイトで泥沼から脱出!すべてを失いかけた過去から学んだ重い教訓

結局、一人で抱え込むことの限界を悟った父親は、意を決して弁護士事務所に相談へ行き、自己破産の法的な手続きを進めることにしました。

当時まだ学生だった男性は、直接法的な手続きに関わることはできませんでした。ただ、「少しでも家計の足しにしたい」という一心で、複数のアルバイトを掛け持ちし、家族のために必死に働きました。

加えて、専門家の的確な指導のもと家族一丸となって生活の立て直しを一つずつ進めていったと言います。

弁護士の介入によって、厳しかった債権者からの取り立てや督促の連絡もストップ。自己破産の手続きが無事に完了したことで、一家は最悪の泥沼状態からはなんとか抜け出すことができたそうです。

その後、男性は自立。現在は安定した生活を送っています。とはいえ、もしトラブル当時に戻れるなら「家族だけで問題を抱え込まず、もっと早い段階で複数の専門家や弁護士に相談し、父親を孤立させないように動いたはずです」と明かします。

また、ビジネスにおける共同経営や出資の契約内容がいかに危ういものであるかを客観的に見極め、お金の管理権限が一人に偏らないような仕組みづくりのリスクについても、冷静にアドバイスしただろうと考えているそうです。

このあまりにも痛々しい体験を経て、男性は2つのことを悟ったそうです。

「お金や契約に関する信用は、口約束ではなく必ず書面や客観的な証拠で裏付けを取らなければならないという強い教訓を得ました。また、どれほど親しい間柄であっても、ビジネスにおいては常に最悪のリスクを想定して慎重に行動しなければ、一瞬にして家族の生活が破壊されてしまうという現実を深く学びました」


(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年8月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。

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