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1日の食費は300円以下……世帯年収600万・48歳男性が学生時代の友人に200万を貸して味わった過酷な現実

  • 2026.8.24

あのとき、簡単に信用していなければ……学生時代からの友人にカードローンを使ってまで200万円を貸した東京都の48歳男性。しかし友人は突然引っ越し、音信不通になってしまいます。その結果、残された多額の借金返済に追われ、自分自身の1日の食費を300円以下に抑える極貧生活に。さらには妻との離婚の危機、心身の不調での休職にまで追い込まれたと言います。全てを失いかけた男性の絶望体験を教えてもらいました。

回答者のプロフィール

ママテナ編集部マネーチームは2026年8月、インターネット上で「お金にまつわるトラブル」について、エピソードを募集するアンケートを実施しました。今回紹介するエピソードは、そのアンケートに寄せられたものです。回答者である48歳男性のプロフィールは以下の通り。

  • 回答者本人:男性(48歳)
  • 居住地:東京都
  • 家族構成:私(48歳)、配偶者(45歳)、子供(15歳)
  • 回答者の職業:会社員(正社員)事務員
  • 配偶者の職業:パート・アルバイト
  • 現在の世帯年収:600万円
  • 回答者個人の年収:500万円
  • 住居形態:マンション(賃貸)
  • 現在の金融資産状況:預貯金が約300万円、株式などの投資資産が約100万円

「力になりたい」と友人に貸した200万円、ただその調達先はカードローンで……

東京都の賃貸マンションで、妻と15歳の子どもと暮らす48歳の男性。現在は会社員として働き、家族で穏やかな日々を過ごす男性が明かしてくれたのは、過去に「学生時代からの友人」との間で起きた壮絶な金銭トラブルです。

ことの始まりは、その友人から「事業資金が苦しいのでお金を貸してほしい」と頼まれたことでした。学生時代から長く付き合いがあり、固い絆で結ばれていると信じていた友人。

そんな彼の困っている姿を見過ごすことができず、男性は「力になりたい」という一心で、個人で200万円という大金を貸す決断をしました。

しかし、当時は男性自身も、200万円もの現金をすぐに用意できるほどの経済的な余裕はありませんでした。そこで、男性は自身のカードローンを利用することを決断しました。どうしても友人を助けたいあまり、利息の高いカードローンで不足分のお金を調達してしまったのです。

さらに「すぐに返すから」という友人の言葉を信じ切っていた男性。借用書などの書面は一切交わさず、口約束のままお金を手渡したと振り返ります。

ところが、返済期日を過ぎても友人からの連絡は一切ありませんでした。不審に思った男性が友人の自宅を訪ねると、そこはもぬけの殻。友人は、すでに引っ越した後だったのです。

携帯電話に何度かけても繋がらず、友人とは完全に音信不通の状態に。信頼していた相手に裏切られ、お金を持ち逃げされてしまったのだと気づいたとき、男性は深いショックに襲われました。

毎日使える食費は300円以下……内緒の借金発覚で離婚の危機と心身の不調に追い込まれた絶望

友人が行方をくらませたことで、カードローンの返済義務はすべて男性の肩に重くのしかかることになりました。

妻に内緒で借金をしていたこともあり、毎月の多額の返済を自分のおこづかいや生活費から捻出するしかなかったと言います。その結果、男性自身の生活は一気に困窮しました。

「半年以上も毎日の食費を1日300円以下に抑える生活を強いられました」と当時の苦しい現実を吐露する男性。精神的にも追い詰められたと明かします。

しかし、どれほど食費を切り詰めても、自分だけの力で返済を続けることには限界がありました。内緒でカードローンを利用していた事実がついに、妻にバレてしまいます。

それまで築いてきた夫婦間の信頼は一瞬にして崩壊。妻の怒りと落胆はすさまじいものでした。

夫婦は、男性が抱えた借金を返済するために長年貯めていた子どもの進学資金を取り崩す羽目に。夢見ていたマイホームの購入計画も完全に途絶えてしまいました。

家の中からは会話が完全に消え、冷え切った空気だけが漂う「離婚の危機」に直面したと言います。

「信頼していた友人に裏切られた悲しさと悔しさで、胸が締め付けられる思いでした。なぜ信じてしまったのかという強い自責の念に苛まれ、毎日自分を責め続けていました」と振り返る男性。

加えて、返済への強いストレスと、家族への申し訳なさから、男性は深刻な不眠症と胃かいようを患い、長期間の休職を余儀なくされてしまいました。休職によってさらに収入が激減し、まさに生き地獄のような絶望のどん底へと突き落とされたのです。

弁護士の手によってようやく再建へ!「お金と友情」に一線を引くことの大切さ

「このままでは本当にすべてが壊れてしまう」。そう悟った男性は、友人にお金を貸すためにカードローンで借金までしたものの、そのまま逃げられてしまったという経緯を妻にすべて打ち明け、誠心誠意謝罪しました。

そして、法律のプロである弁護士に相談し、債務整理の手続きを進めるとともに、逃げた友人の居場所特定や、返済請求の手段についても専門家のアドバイスを仰ぎました。警察にも出向き、被害届が出せるかどうかの相談も行いました。

残念ながら、逃げた友人は見つからず、貸した200万円の回収はできませんでした。しかし、弁護士が介入したことで、男性の返済計画は大幅に見直され、毎月の返済負担は劇的に軽くなりました。

何より、男性が解決に向けて懸命に動き出したことによって、妻からも「これからは夫婦で一緒に立て直していこう」と、厳しくも温かい理解を得ることができたと言います。家計を一から見直し、返済を続けていく体制を整えたことで、不眠や胃の痛みも和らぎ、精神的な負担はかなり軽くなりました。

男性一家は現在、預貯金300万円を蓄えられるほどに生活を再建させることができました。男性は 「どれほど親しい相手であっても、金銭問題では明確な線を引くことが大切です。安易なお金の貸し借りは大切な人間関係を壊すだけでなく、自分の家族や生活まで危険にさらします。問題が起きたときは隠さずに家族へ打ち明け、早期に専門家へ相談することが重要だと痛感しました」と明かします。

自分にとって本当に守るべきものは「家族の信頼と平穏な暮らし」であると、すべてを失いかけたからこそ再確認できたと、教えてくれた男性。 「自分が借金をしてまでお金を用意するような無理は二度としません」と、同じような悩みを抱える人たちへ向けて、強い警鐘を鳴らしてくれました。

 

(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年8月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。

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