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「ずいぶんたくさん食べる人だな」朝食バイキングの料理を袋に詰める男性。だが、スタッフが告げた一言で空気が一変

  • 2026.8.22
「ずいぶんたくさん食べる人だな」朝食バイキングの料理を袋に詰める男性。だが、スタッフが告げた一言で空気が一変

朝食会場で、何度も料理を取りに行く男性

昨年の秋、家族で温泉旅館に泊まったときのことです。

旅行最終日の朝、私たちは朝食バイキングの会場へ向かいました。

チェックアウト前の時間帯ということもあり、会場には多くの宿泊客がいました。

私の隣のテーブルには、40代くらいの男性が一人で座っていました。

男性は何度も料理台へ向かい、総菜や果物を皿いっぱいに取って戻ってきます。

「ずいぶんたくさん食べる人だな」

最初はその程度にしか思っていませんでした。

ところがしばらくすると、男性は足元に置いていたバッグから大きめの保存袋を取り出しました。

そして周囲を気にするように見回しながら、皿に載せていた総菜や果物を袋へ移し始めたのです。

一度だけではありません。

料理を取りに行っては袋へ入れ、また料理台へ向かう。それを何度か繰り返していました。

近くにいた宿泊客も気づいたようで、男性のほうをちらちらと見ています。

すると、一人の宿泊客が近くを通ったスタッフに小声で声をかけました。

スタッフは男性のテーブルへ向かい、落ち着いた様子で話しかけました。

スタッフに声をかけられると、男性は反発

「恐れ入りますが、バイキングのお料理のお持ち帰りはご遠慮いただいております」

そう伝えられると、男性は袋を持ったまま顔を上げました。

「金を払ってるんだから、いいだろ」

周囲にも聞こえるほどの声でした。

スタッフは言い返すことなく、もう一度丁寧に説明します。

「申し訳ございません。こちらは会場内でお召し上がりいただくお料理となっております」

男性は納得できない様子で、

「食べきれないなら捨てるんだろ。持って帰ったほうがいいじゃないか」

とさらに声を上げました。

それでもスタッフは態度を変えず、施設の決まりであることを静かに伝えていました。

周囲の宿泊客がこちらを見ていることに気づいたのか、男性は次第に声を小さくしていきました。

最後には保存袋をバッグへ戻し、不満そうな表情のまま席へ座りました。

「お金を払ったから自由」ではないと感じた朝

その後、会場は何事もなかったように元の雰囲気へ戻りました。

私は食事を続けながら、スタッフの対応を見ていました。

男性を必要以上に責めることもなく、周囲の客の前で恥をかかせるような言い方もしない。

ただ、施設のルールを淡々と説明していました。

バイキングは好きな料理を好きなだけ楽しめる形式ですが、「料金を払っているから何をしてもいい」ということではありません。

旅先ではつい気が緩んでしまうこともあります。それでも、多くの人が利用する場所だからこそ、その施設の決まりを守ることが大切なのだと感じた出来事でした。

※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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