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「15分前から並んだんだから、その分延長して」夕食会場でスタッフに詰め寄った男性。だが、スタッフの正論で状況が一変

  • 2026.8.22
「15分前から並んだんだから、その分延長して」夕食会場でスタッフに詰め寄った男性。だが、スタッフの正論で状況が一変

開場前からできていた、夕食会場の長い列

家族で山あいのリゾートホテルに泊まったときのことです。

夕食は大きな会場でのビュッフェ形式で、17時からと18時半からの二部制。どちらも利用時間は1時間半と案内されていました。

私たちが予約していたのは、18時半からの回です。

混雑するかもしれないと思い、少し早めの18時15分ごろにロビーへ下りると、会場の前にはすでに何組もの宿泊客が並んでいました。

まだ開場時間前なので、列は当然ほとんど動きません。

小さな子どもを連れた家族も多く、「あと少しだね」と声をかけながら待っている人もいました。

18時半になると扉が開き、スタッフが先頭から順番に受付を始めました。

私たちも列に合わせて少しずつ前へ進んでいたのですが、そのとき、受付付近から男性の大きな声が聞こえてきました。

「15分前から並んでたんだから、その分、終了時間も延ばしてくれないの?」

家族と一緒に来ていた男性でした。

どうやら男性は18時15分ごろから列に並んでいたようです。

早めに来て待っていたぶん、夕食の時間も長くしてほしいということなのでしょう。

早く会場へ入りたい気持ちは分かります。

ただ、案内されていた開始時刻はあくまで18時半です。

スタッフが説明しても、男性は納得できない様子でした。

「こっちはずっと待ってたんだよ。だったら15分くらい延ばしてくれてもいいでしょう」

声がさらに大きくなり、周囲にいた人たちも思わずそちらを見ます。

男性の家族は少し離れたところで、困ったように立っていました。

スタッフが確認した「利用時間」

対応していた女性スタッフは、男性の話を途中で遮ることなく聞いていました。

そして、男性が話し終えると、落ち着いた声で答えました。

「早くからお並びいただき、ありがとうございます」

まずそう伝えたうえで、続けます。

「ただ、ご案内しております夕食のお時間は、18時30分から20時までとなっております。開場前にお待ちいただいたお時間につきましては、ご利用時間には含まれておりません」

男性は一瞬黙りましたが、それでも「でも、実際に待っていたんだから」と食い下がります。

するとスタッフは、もう一度ゆっくり説明しました。

「18時30分から順番に皆さまをご案内しておりますので、終了時間も皆さま同じ20時でお願いしております」

誰か一組だけ時間を延ばすのではなく、事前に案内されていた時間を全員に同じように適用する。

それだけの説明でした。

男性もようやく状況を理解したのか、受付の案内表示を見たあと、小さく「分かりました」と答えました。

先ほどまで響いていた大きな声も収まり、そのまま家族と一緒に会場へ入っていきました。

早く来た時間と、利用できる時間は別だった

私たちの順番が来ると、スタッフは何事もなかったように「お待たせいたしました」と案内してくれました。

会場に入ると、料理はすでにきれいに並び、温かいものから冷たいものまで十分に用意されています。

時計を見ると、まだ18時半を少し過ぎたところでした。

確かに私たちも開場前から並んではいましたが、それは少しでも早く入りたいと思って自分たちで選んだことです。

開始時刻そのものが遅れたわけではありません。

「待った時間」と「利用できる時間」は、同じようでいて別のものなのだと、その日の出来事で改めて感じました。

混雑している場所では、少しでも損をしたような気持ちになることがあります。

それでも、事前に決められたルールを確認してみると、相手に求める前に気づけることもあるのかもしれません。

※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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