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「ランチのお店、私も行ってみたの」服も髪型も持ち物も重なっていった同僚。徐々に私が距離を置くようになった理由

  • 2026.8.20

最初は、ただの偶然だと思っていた

数年前、同じ部署に配属された同僚がいた。物腰がやわらかく、いつも笑顔で、仕事で困ったときには丁寧に相談に乗ってくれる人だった。私も話しやすい相手だと思っていた。

少し気になるようになったのは、服装が重なることが増えてからだ。

ある日、私が休日に買ったばかりのブラウスによく似たものを、彼女が着てきた。色も形も似ていて驚いたものの、流行しているデザインだったこともあり、そのときは偶然だと思った。

「そのブラウス、かわいいですね」

彼女はいつもどおり笑っていた。私も「ありがとうございます」と返し、それ以上気にすることはなかった。

ところが、その後も似たことが続いた。

私が髪を短くした翌週には、彼女も近い長さに髪を切ってきた。デスクに置いていたマグカップと似たものを使うようになり、ペンやキーホルダーまで雰囲気の近いものが増えていった。

「髪型、素敵だったから参考にしちゃいました」

そう言われたこともある。

悪意があるようには見えなかったし、本人も隠しているわけではない。それでも、同じことが重なるにつれて、私は少しずつ落ち着かない気持ちを抱くようになった。

私の投稿を参考にしていたと知った

そんなある日の休憩時間だった。

「この前載せてたランチのお店、私も行ってみたんです」

彼女からそう言われ、私は少し驚いた。

その店について、職場で話した記憶はなかった。ただ、休日に食事をした写真をSNSに載せていた。

「投稿、見てくれてたんですね」

そう返すと、彼女は笑いながらうなずいた。

「いつも素敵なお店に行ってるから、参考にしてるんです」

そこで初めて、これまで似ていた服や持ち物についても、SNSの写真を見ていたからなのかもしれないと思った。

もちろん、SNSは自分で公開しているものだ。見られること自体がおかしいわけではないし、素敵だと思ったものを参考にすることも珍しくない。

それでも、身近な人が自分の投稿を細かく見て、次々と同じようなものを選んでいたと知ると、私は少し距離が近すぎるように感じてしまった。

「休みの日って、どんなところに行ってるのかなって、つい見ちゃうんです」

彼女は悪びれる様子もなく話していた。むしろ、私への好意から出た言葉だったのだと思う。

だからこそ、どう受け止めればいいのか迷った。

相手を責めたいわけではない。ただ、私はもう少し、自分の休日や好きなものを自分だけのペースで楽しみたいと思った。

それからは、SNSに載せる内容を少し減らし、職場でも無理に一緒に過ごさず、一人で休憩する時間を作るようにした。

彼女との関係を完全に切ったわけではない。仕事ではこれまでどおり接している。ただ、親しくなることと、何でも共有することは違うのだと気づいた。

悪意がなくても、心地よいと感じる距離は人によって違う。あの出来事以来、私は人との距離感を以前より大切にするようになった。

※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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