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「そのバッグ、まだ使ってるんだ?」園の帰りに言われた一言。周りのママがそっと話題を変えた理由

  • 2026.8.19

持ち物の話になると、誰かと比べる人だった

幼稚園の送り迎えでよく顔を合わせるAさんは、最初のころ、とても話しやすい人だと思っていました。

自分から気さくに声をかけてくれるので、人見知りの私にとってはありがたい存在でした。

「今日も早いね。一緒に待とうよ」

そんなふうに声をかけてもらい、門の前で話すことも少しずつ増えていきました。

ただ、付き合いが長くなるにつれて、少し気になることも出てきました。

Aさんは、服やバッグ、子どもの習い事などの話になると、よく誰かと比べるのです。

「その服、去年も着てなかった?」

「○○ちゃんのママ、この前新しいバッグ持ってたよね」

本人に悪気があるのかは分かりません。ただ、私は持ち物をいちいち比べられるのが苦手だったので、そういう話になるたびに少し居心地の悪さを感じていました。

とはいえ、送り迎えで会えば普通に話します。わざわざ距離を置くほどでもないと思い、そのまま付き合いを続けていました。

「そのバッグ、まだ使ってるんだ?」

ある日のお迎えのあと、私を含めた数人のママで園の門の近くに立って話していました。

子どもたちは近くで遊んでいて、私たちは翌日の持ち物や園の予定について話していました。

すると、Aさんが私の肩に掛けていたバッグを見て言いました。

「そのバッグ、まだ使ってるんだ?」

私は一瞬、どう返せばいいのか分かりませんでした。

確かに何年か使っているバッグです。けれど壊れているわけでもなく、使いやすくて気に入っていたので、買い替えようと思ったこともありませんでした。

「うん。使いやすいから、まだ使ってるよ」

そう答えると、Aさんは笑いながら、

「物持ちいいね」

と言いました。

その場にいたほかのママたちは、特に笑うことも、Aさんの言葉に乗ることもありませんでした。

少し間が空いたあと、ひとりのママが、

「そういえば、明日って体操服で行くんだよね?」

と話題を変えました。

「そうそう。上履きも持っていくんだって」

別のママもすぐに答え、話はそのまま園の予定に戻っていきました。

誰かがAさんを注意したわけでも、私をかばう言葉を口にしたわけでもありません。

それでも私は、少しほっとしました。

もしそこで誰かが笑っていたら、「やっぱり古いバッグを使っているのは変なのかな」と気にしてしまったと思います。

でも、誰もその話を広げなかったことで、「気にする必要はないんだ」と思えました。

帰り道、改めてバッグを見ると、やっぱり私はこのバッグが好きでした。

人が何を使っているかは、その人が決めればいい。そう思ってからは、Aさんに持ち物のことを言われても、以前ほど気にならなくなりました。

※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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