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「年収がもう少し高ければ、こっちも安心なんだけどね」義母の失礼な言い分。だが、妻の正直な気持ちに救われた瞬間

  • 2026.8.19
「年収がもう少し高ければ、こっちも安心なんだけどね」義母の失礼な言い分。だが、妻の正直な気持ちに救われた瞬間

片道3時間かけて帰省した、結婚3年目の正月

結婚して3年目の正月、私は妻と車で片道3時間かけて義実家へ向かいました。

途中で渋滞にはまり、サービスエリアで休憩を挟みながら交代で運転し、ようやく到着したころには、すっかり体が固まっていました。

玄関を上がると、奥の大広間からにぎやかな声が聞こえてきます。

義父母のきょうだいや妻のいとこ、その家族まで集まっていて、すでに十数人が座卓を囲んでいました。

私は妻と空いている席に座り、親戚たちに新年の挨拶をしました。

結婚して数年経っているとはいえ、年に何度も顔を合わせる人たちではありません。しばらくは近況を聞かれたり、仕事の話をしたりしながら、少し緊張して過ごしていました。

食事が進んだころ、親戚の一人が私に尋ねました。

「仕事のほうはどう?忙しいの?」

「忙しい時期もありますけど、なんとかやっています」

そんな当たり障りのないやり取りをしていると、義母が会話に入ってきました。

以前から義母は、私たちがきちんと生活できているのか気にすることがありました。娘が結婚して遠方で暮らしていることもあり、顔を合わせるたびに「生活は大丈夫?」と聞かれることもあります。

その日も、おそらく娘を心配する気持ちから出た言葉だったのでしょう。

義母は笑いながら、何気ない調子で言いました。

「まあ、年収がもう少し高ければ、こっちも安心なんだけどね」

それまで続いていた会話が、そこでふっと途切れました。

義母に悪意があったわけではないのだと思います。しかし、大勢の親戚がいる前で言われると、私はどう返せばいいのかわかりませんでした。

「はは……頑張ります」

そう笑って返したものの、内心ではかなり気まずくなっていました。

義父がすぐに「二人でちゃんと生活できているなら、それでいいだろう」と話を収めようとしてくれました。

別の親戚も違う話題を振ってくれましたが、一度意識してしまうと、私は自分が値踏みされているような気持ちになってしまいました。

黙っていた妻が、母に伝えたこと

すると、それまで隣で黙っていた妻が顔を上げました。

「お母さん、それはみんなの前で言わなくていいと思う」

義母は少し驚いたように妻を見ました。

妻はそのまま続けました。

「この人を選んだのは私だし、生活だって二人で考えてるよ。もし足りないことがあったとしても、二人でどうにかするから」

声を荒らげたわけではありません。それでも、妻がはっきり言ってくれたことで、張りつめていた空気が少し変わりました。

義母はしばらく黙ったあと、「そうね、ごめんね」と小さく答えました。

その後は義父が道中の渋滞の話を振ってくれ、親戚たちの会話も少しずつ元に戻っていきました。

帰りの車で、妻はしばらく前を向いたまま黙っていました。そして高速道路に入ったころ、ぽつりと言いました。

「さっき、すぐ言えなくてごめん」

私は「いや、言ってくれてありがとう」と返しました。

義母が私たちの暮らしを心配していること自体は理解できます。ただ、家族だからこそ、どこまでを人前で口にするのかは別の話なのだと思います。

片道3時間の帰り道は長いはずなのに、その日は行きよりも少しだけ短く感じました。

※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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