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鼻の不調を放置した先に待っていた「鼻腔がん」宣告…突然の病と向き合った2児の母の闘病漫画【作者に聞く】

  • 2026.8.15
鼻の異常は、まさかのガンの仕業だった。
鼻の異常は、まさかのガンの仕業だった。

主婦のやよいかめ(@yayoi_kame)さんが、自身の闘病経験を描いたコミックエッセイ『鼻腔ガンになった話』。鼻の不調から検査を受け、まさかのがん宣告を受けた作者が、病気との向き合い方や作品に込めた思いを語る。

※本作は著者の闘病体験を描いたコミックエッセイです。紹介している病状や治療の経過には個人差があり、医学的な見解を代弁するものではありません。気がかりな症状がある場合は、必ず専門の医療機関にご相談ください。

突然告げられた鼻腔がんという現実

夫と2人の子どもと暮らすやよいかめさん。鼻の不調をきっかけに精密検査を受けたところ、思いもよらないがん宣告を受けることになった。鼻腔がんはあまり知られていない病気だが、進行状況によっては眼球摘出の可能性もある繊細な部位のがんである。

家族とともに不安を抱えながらも、事実を受け止め、治療へ向き合っていく日々。本作では、突然の病気と向き合う本人や家族の姿がリアルに描かれている。

「好きなことをやろう」と決意した闘病後の人生

作品を描くきっかけとなったのは、闘病を終えたあとの心境の変化だった。芸術大学を卒業し、作家を目指していたものの、育児や夫の転勤を理由に活動を後回しにしていたという。

しかし治療を経験し、「いつ死ぬかわからないのだから、もっと好きなことをやろう」と決意。デジタル作画を学び、「せっかく描くなら誰かの役に立ちたい」と考えた結果、自身の経験を漫画にすることを選んだ。

治療への不安と向き合った日々

入院中、最も大きかった不安は治療への恐怖だった。「がんが進行してしまうことが一番怖く、抗がん剤や放射線は本当に効果があるのかと思い悩んだ」と振り返る。

インターネットで治療に否定的な情報を目にし、不安が大きくなったこともあったという。しかし実際には抗がん剤や放射線治療の効果で腫瘍は小さくなり、安心につながった。闘病中の心の揺れを描いた本作は、主治医からも「医療関係者も読んで参考にしてほしい」と評価された。

早期発見の大切さを伝えるために

やよいかめさんが作品を通して伝えたいのは、早期発見の重要性だ。「体の調子が悪かったら我慢せず、できるだけ検診に行ってほしい」と呼びかける。

入院中、患者同士で「もう少し早く病院に行けばよかった」と話すこともあったという。だからこそ、少しでも異変を感じたら受診することの大切さを伝えたいと考えている。

現在は治療法も進化し、副作用への対策やさまざまな技術も進歩している。「むやみに恐れず、気がかりなことがあればすぐ病院へ行ってほしい」と語るやよいかめさん。重いテーマを扱いながらも、がんの擬人化や家族との交流を交え、読者に寄り添う作品となっている。

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