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【豪雨】千葉で全国初「レベル5大雨特別警報」発令 レベル1~5の違い&避難のタイミングを気象予報士&防災士が解説

  • 2026.8.15
8月13日の千葉県の大雨の様子(2026年8月13日撮影、AFP=時事)
8月13日の千葉県の大雨の様子(2026年8月13日撮影、AFP=時事)

8月13日に千葉県で記録的な大雨が降り、全国で初となる、5段階の警戒レベルで最も危険度が高い「レベル5大雨特別警報」が発令されました。今年5月に気象庁により、新たな「防災気象情報」の運用が開始されたばかりの被害となってしまいました。そこで、レベル3~5でどのような危険状態なのか、避難のタイミング、無料で見られる情報サイト「キキクル」などについて、気象予報士・防災士の橋本真希さんに聞きました。

命を守るために「レベル4の危険警報が出たら全員避難」

Q.まず、「防災気象情報」がどのように変わったのか教えてください。また、大雨に関する警報はどのような危険性が想定された際に発表されるのでしょうか。

橋本さん「『大雨・河川氾濫・土砂災害・高潮』に関する警報や注意報のすべてに危険度を示す『5段階のレベル』が導入されました。『レベル3大雨警報』のように発表され、例えば『レベル4大雨危険警報』は、全員が避難を完了させることを示しているなど、以前よりも避難のタイミングがわかりやすくなりました。

大雨に関する警報には『レベル3~5』の3つの種類があります。『レベル3大雨警報』『レベル4大雨危険警報』は、降った雨が地面に染み込まず地表面にどれだけ溜まっているかを示す『表面雨量指数』や、河川の上流で降った雨で下流が浸水する危険性を示す『流域雨量指数』などの値が一定の基準に達すると発表されます。

『レベル5大雨特別警報』は、住宅や道路など街全体が深刻な浸水被害を受けるような大雨が予想されると発表されます。また、地震や火山噴火で地盤が緩んだ地域には通常より低い『暫定基準』を使うなど、状況に応じて迅速に命の危機が迫っていることを警告しています」

Q.それぞれのレベルごとの危険段階と、取るべき行動も教えてください。

橋本さん「『レベル1(早期注意情報)』は、数日後に警報級の大雨となる可能性を知らせる段階です。災害への備えを始めましょう。

『レベル2(大雨注意報)』は災害の前触れの段階です。激しい雨により側溝の水があふれ、低地の冠水が始まります。ハザードマップで避難ルートや避難場所を確認しましょう。また、旅行やアウトドアの中止も検討しましょう。

『レベル3(大雨警報)』は命に関わる災害の危険が高まっている段階。中小河川の急増水や道路冠水、住宅の床下・床上浸水が発生し始めます。高齢者や乳幼児連れ、障害のある人などは避難を開始しましょう。

『レベル4(大雨危険警報)』は命に関わる災害発生の危険が極めて高く、自治体から避難指示が出る段階です。危険な場所にいる人は速やかに安全な建物などへ移動しましょう。

『レベル5(大雨特別警報)』はすでに甚大な災害が発生しているか、発生が切迫している段階で、外への避難が不可能な場合も。今いる建物のなるべく上の階に避難するなど、その場で命を守る最善の安全確保を行いましょう。原則として、命を守るために『レベル4の危険警報が出たら全員避難』と覚えておくようにしてください」

Q.では、「キキクル」がどのようなサイトなのか教えてください。また見方や活用方法も教えてください。

橋本さん「気象庁の『キキクル』とは、大雨による災害の危険度を地図上でリアルタイムに確認できる情報で、『土砂キキクル』『大雨キキクル』『洪水キキクル』『浸水キキクル』の4種類があります。エリアごとに危険度を『5色』で表示し、白または水色から変化したら注意が必要です。それぞれ、黄(レベル2相当)は避難準備開始、赤(レベル3相当)は高齢者等の避難開始、紫(レベル4相当)は全員避難、黒(レベル5相当)は災害切迫を意味しており、避難のタイムリミットはレベル4に相当する『紫』までです。

大雨は『河川の氾濫』と『街中などでの浸水』など、原因も場所も異なる災害を同時に引き起こすリスクがあります。『自宅が川から離れているから安全』『雨がやんだから大丈夫』と油断せず、気象情報に加えて『キキクル』で『大雨』と『洪水(中小河川の増水や氾濫)』『浸水(道路や地下街などの冠水)』、『土砂(土砂災害)』の危険度をできるだけすべて確認するとよいでしょう。また、『キキクル』の自動通知サービスもあるので、平時から登録しておくと、いざというと時の避難判断に生かすことができて安心につながると思います」

未曽有の大雨被害はいつどこで発生するかわかりません。「防災気象情報」がテレビやラジオ、インターネットで流れた時には、レベルに合わせた行動をするようにしてください。橋本さんは、大切な家族や周囲の人の命を守るために「レベル4の危険警報が出たら全員避難」と話していたので覚えておくようにしましょう。そのため、レベル2~3の段階で避難の準備と準備の完了ぐらいの意識を持っていると安心かもしれません。

オトナンサー編集部

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