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アン王女の着回しファッション史|50年現役のコートから華やかドレスまで

  • 2026.8.14
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ロイヤルファミリーのおしゃれのトップランナーといえばキャサリン皇太子妃ですが、英王室には、皇太子妃が注目されるよりずっと前から、現実的で倹約家としても知られる「着回しの達人」、アン王女がいます。故エリザベス女王の長女として「プリンセス・ロイヤル」の終身名誉称号を持つ王女は、20代だった1970年代から、時代を超えて長く愛用できる“インベストメント・ピース”を選んできました。

ここでは、8月15日で76歳となる王女の誕生日を祝して、ベーシックなコートやカラフルなドレスなど、お気に入りとみられる着回しコーディネート、そして、変わらない凛としたスタイルをたっぷりご紹介します。

※文中のロイヤルの肩書は、いずれも写真撮影当時のものです。

Translation: Ryoko Kiuchi, Joji Inoue From TOWN&COUNTRY

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ターコイズブルーのコート

お気に入りのアイテムは、とにかく何度も繰り返し着用するのがアン王女のモットー。公務からクリスマス当日の礼拝、馬術の祭典まで、さまざまなイベントでこの鮮やかなターコイズブルーのコートをまとっています。

直近では、2026年4月のイースター礼拝で着ている姿がキャッチされていました。

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クリムゾンレッドのコート

このコートも、王女のワードローブに欠かせない一着。1990年代からヘビーローテーションしており、普段の公務やクリスマス礼拝、ホースレースなど、数々のイベントで羽織っている姿が確認されています。

スカーフやハットを変えておしゃれを楽しみつつ、リップを同系色の赤で統一させるのが王女のマイルールのようです。

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アイボリーのコートドレス

2026年3月、ナイジェリアのボラ・ティヌブ大統領とオルレミ・ティヌブ大統領夫人を国賓として迎えた公式晩さん会がウィンザー城で開かれました。参加した王女がこのとき着ていた袖の装飾が美しいコートドレスは、なんと1969年に映画のプレミアで初披露したもので、約57年ぶりのカムバックでした。

なお、ティアラはお気に入りのひとつである「メアンダー・ティアラ」で、これもフォーマルな場面でたびたび着用しています。

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イエローのコートドレス

このベルト付きのイエローのコートドレスも、40年以上アン王女のワードローブで活躍し続けています。

最初に着たのは1980年のトゥルーピング・ザ・カラーで、その後1983年にも着用。1990年代には登場しませんでしたが、2007年のガーデンパーティで再び登場し、さらに2011年と2015年のロイヤルアスコットでも着回していました。毎回、ハットも同系色で統一しています。

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フローラルプリントのドレス

白地にイエロー&レッドの花々がちりばめられたミディ丈ドレスは、1986年に着用したのち、40年後の2026年、自身の息子ピーター・フィリップスの結婚式でも再び着用。華やかでハッピーなムード漂うスタイルで、お祝いの日を過ごしました。



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カシミアのコート

異国情緒を感じさせるパターンが特徴のこちらのコートは、イギリスのブランド「シブミ」のもの。薄手のカシミアを使ったタイプで、ここ数年王女の愛用品として存在感を放っています。

2026年6月に行われた王室主催のガーデンパーティ、2024年のコモンウェルス・デーの礼拝やロイヤルアスコットなどの機会に着用しており、同じ生地のストールと、ティールブルーのドレスと合わせるのが定番スタイルのようです。

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ライトベージュのスカートスーツ

主に1980年代から90年代にかけ、このスカートスーツをよく着回していたアン王女。

パターンが特徴の襟なしブレザーと、同じ生地を使ったピルボックスハットをセットでスタイリングして、1988年と1994年、2014年のロイヤルアスコット、1995年と1997年の国賓の歓迎式典などに出席しています。

Tim Graham/Getty Images; Goffredo di Crollalanza/FilmMagic

ブルーのコートドレス

アン王女の定番のワードローブには、カラフルなアイテムが豊富に揃っています。1991年6月にはアスコット競馬場で、鮮やかなブルーのコートドレスを初めて披露しました。

そして、2005年4月にウィンザーのギルドホールで行われた兄のチャールズ皇太子とカミラ夫人の結婚式でも、再びこのコートを披露。ハットからブローチ、手袋、シューズにいたるまで、前回とまったく同じスタイルでした。

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白×ネイビーのチェックのコート

ネイビーのラインでチェック柄が描かれたクリーム色のコートとネイビーのスカートの組み合わせは、毎年ウィンザー城で行われるイースター礼拝に出席するときの定番スタイルです。

2003年には、ネイビーと白のハットを、2012年にはネイビーに黒のリボンがついたハットを合わせ、鮮やかなブルーのスカーフで首元にアクセントを加えていました。

Getty Images(5)

クリーム×ネイビーのコート

クラシックなラインが特徴のコートは、1980年から2018年まで、何十年にもわたって繰り返し登場してきた王女のお気に入りの一着です。

1980年のロイヤルアスコットで初披露した後、1985年6月のエプソム・ダービーでも着用。2015年のバッキンガム宮殿でのガーデンパーティでは、以前の2回とは異なるつばの広いハットを合わせました。

さらに2018年3月には、ウェストミンスター寺院で行われたコモンウェルスデーの礼拝に、このコートで出席しています。

Tim Graham/Getty Images; Stefan Rousseau/Getty Images

フラワープリントのドレス

イエローの花柄とフリルが美しい膝丈のこのドレスは、1981年7月に行われた兄のチャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式で初披露されました。

王女が次にこのドレスを着用して人々の前に登場したのは、それから約27年後。2008年7月19日に行われた、いとこのレディ・ローズ・ウィンザーの結婚式でした。

Getty Images(6)

ラベンダーのコート

アン王女の装いが証明するのは、インベストメント・ピースが黒やネイビーなどのベーシックな色である必要はないということです。

王女はこのラベンダーカラーのコートを、1982年にイギリスを公式訪問したオランダのベアトリクス女王を出迎えたときから2004年にかけて、少なくとも6回披露しています。

2004年のクリスマスには、ベルトを使わず少し雰囲気を変えて着用していました。

Getty Images (5)

オレンジのスカートスーツ

オレンジ色が入ったウェアやハットは、特にアン王女のお好みなのかもしれません。

明るいオレンジのトリミングとラインが特徴的なクリームカラーのスカートスーツには、これまでオレンジを効かせたいくつかのハットやファシネーターを合わせています。

Nils Jorgensen/Shutterstock; Tim Graham/Getty Images

きらめくライトパープルのドレス

必ずしも控えめな装いを好むわけではないアン王女。1989年12月にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われたイベントには、肩から胸元にかけてスパンコールの装飾が施された淡いパープルのプリントドレスで登場しました。

また、2005年1月にセーブ・ザ・チルドレン基金がロンドンのグロブナーハウス・ホテルで開催した慈善ディナーには、チョーカーをネックレスに替えて出席しました。

Getty Images(2); Shutterstock; Getty Images

グリーンのコート

特徴的な柄が目を引くグリーンのコートに、粋なデザインのハットと、ゆったりシルエットのブーツを合わせたこのスタイルは、アン王女がファッションでの冒険を恐れないロイヤルであることを示しています。

2012年に行われた競馬の祭典、チェルトナム・フェスティバルで初めて披露したこのコートを、翌2013年にはハットをかぶらずに羽織り、陸軍の式典に出席しました。

2016年のクリスマスと2020年のチェルトナム・フェスティバルでも、このコートを着用しています。

Mark Cuthbert/Getty Images; Indigo/Getty Images

フラワープリントのジャケット&プリーツドレス

2011年7月、スコットランドのエディンバラにあるキャノンゲート教会で行われた娘のザラさんとラグビー選手だったマイク・ティンダル氏の結婚式に、花嫁の母として出席したアン王女。

結婚式では、フラワープリントがあしらわれたジャケットと赤のプリーツドレスに同系色のファシネーターを合わせた王女ですが、翌年6月のロイヤルアスコットでは、それをハットに替えていました。

Getty Images; Shutterstock; Getty Images (2); The Royal Family

イエロー×ネイビーのコート

お気に入りのネイビーとクリームカラーの組み合わせに少しひねりを加え、ネイビーの襟元がポイントの淡いイエローのコートをワードローブに加えたアン王女。ネイビーのスカートを合わせたコーディネートを、少なくとも5回披露しています。

最初は2007年のイースター礼拝、その後は2009年のロイヤルアスコットに、同じ2色のストライプのハットを合わせました。

そして、このコートを再び披露したのはその10年後、ウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で行われた、はとこのレディ・ガブリエラ・ウィンザーの結婚式でした。最近では2023年にも、2回着用しています。

Getty Images(3)

フラワープリントのコート&パープルのドレス

2011年に行われたウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式の様子を何度も見返したというロイヤルファンなら、アン王女のこのルックも覚えていることでしょう。

王女はこのお目立ち度満点のコートとパープルのドレスの組み合わせをその後も2回、披露しています。2012年のロイヤルアスコットにはダークカラーの手袋とパンプスを合わせて、2015年には再びベージュのパンプスを合わせて、バッキンガム宮殿でのガーデンパーティに出席しました。

Getty Images; Shutterstock; Getty Images(2)

グレーのスカートスーツ&グリーンのボウタイブラウス

このグレーのスカートスーツとグリーンのボウタイブラウスの組み合わせは、30年近く前からのアン王女のお気に入りです。

1991年2月、自身がパトロンを務めるセーブ・ザ・チルドレン基金が開催したイベントで、初めてこの装いを披露しました。

その後は1999年6月、2001年5月、2019年5月に、それぞれ長い期間を空けて、再登場させています。

Karwai Tang/WireImage; Jane Barlow/Getty Images

ミントグリーンのコート

数年、または数十年の間を空けて、同じ装いを再び披露することが多いアン王女ですが、このフレッシュなミントグリーンのコートは珍しく、間に2週間を置いただけで再登場させました。

2019年6月20日、ロイヤルアスコット3日目のレースをこのコート姿で観戦した王女は、翌7月3日に母のエリザベス女王がスコットランドのエディンバラにあるホリールードハウス宮殿で催したガーデンパーティに、同じスタイルで出席しました。

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グリーンのドレス

この刺しゅうが施されたグリーンのドレスも、アン王女が着回しの達人であることを証明するものです。

2017年にロイヤルアスコットの会場で初めて着用したこのドレスを、2023年にはハットやアクセサリーを変えて、再び登場させました。

Getty Images (3)

ライトブルーのドレス

アン王女の着回しへのこだわりには、感動を覚えるほどです。1978年にイギリスを訪問したボツワナの大統領を出迎えたときに初披露したこのドレスを、再び着用したのは2022年のことでした。

ブロンプトン墓地を訪れた際に久しぶりにまとったそのドレスを、王女はその翌年のロイヤルアスコットの会場でも、ハットやジャケットで変化をつけて披露しています。

Getty Images (4)

イエローのチェックのコート

アン王女のワードローブにこのコートが加わったのは、おそらく1980年代。1987年のイースター礼拝、1988年のロイヤルアスコット、1990年のロシア訪問時、そして2023年の兄チャールズ国王の戴冠直後に着用する姿がキャッチされています。

最新の写真は、チャールズ国王の戴冠式後の後にスコットランドで行われた感謝礼拝の終了後、ホリールードハウス宮殿で行われたイベントに出席したときのものです。

Peter Brooker/Shutterstock; Tim Graham/Getty Images

ピンクのサテンドレス

1984年、ロンドンのグロブナーハウス・ホテルで開催された英国アカデミー賞授賞式に出席したアン王女。鮮やかなピンクと黒のチェックが大胆な印象のドレスは、ボリュームのあるパフスリーブも特徴的です。

2000年ごろにロンドン自然史博物館で開催された、慈善団体セーブ・ザ・チルドレンのイベントに登場したときには。袖のデザインを変えて、80年風のイメージをモダンに一新していました。

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