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「今でもコートに立ち続けたい…」日本最高のテニスプレーヤー錦織圭、36歳で引退を発表

  • 2026.5.1

日本テニス界を長年にわたって引っ張ってきたスター選手、錦織圭が今シーズン限りでの現役引退を発表した。

36歳となった錦織は、ATPシングルスのランキングで464位となっており、度重なる負傷の連鎖によってなかなか結果を残すことができない状況となっていた。

以前から自身のフィジカルコンディションについて「なんとか持ちこたえているだけ」という状況だと明らかにしており、限界が近づいている中で競技を続けていることを告白していた。

そして今回彼は自身のソーシャルメディアにおいて声明を発表し、現役を引退することを公式に宣言した。

「今日は皆さまにご報告があります。 このたび、今シーズンをもって現役を引退する決断をいたしました。

小さい頃からテニスに夢中になり、『世界で戦いたい』という思いだけを胸に走り続けてきました。 その中でトップの舞台に立ち、トップ10という場所まで辿り着けたことは、自分にとって大きな誇りです。

限界に挑み続ける日々の中で、勝利の喜びや敗戦の悔しさ、満員の会場で感じたあの特別な空気は、何にも代えがたいものでした。また、度重なる怪我との戦いの中で、思うようにプレーできないもどかしさや、不安に押しつぶされそうになったこともありました。

それでも『テニスが好きだ』『もっと強くなれる』という思いが、何度でも自分をコートに戻してくれました。 そのすべての過程が、自分の人生を豊かにし、今の自分をつくってくれたと感じています。

どんな時も応援してくださった皆さま、そして常にそばで支えてくれた家族に、心から感謝しています。

正直に言えば、今でもコートに立ち続けたい気持ちはあります。 それでも、これまでのすべてを振り返ったとき、「やり切った」と胸を張って言える自分がいます。

テニスという競技に出会えたこと、この道を歩んでこられたことを、心から幸せに思います。 残りの試合も、一瞬一瞬を大切に、最後まで戦い抜きます」

2007年にプロ転向した錦織は、次年度にはツアー初優勝を飾り、北京オリンピックにも出場。2011年には日本人男子の歴代最高ランキングにまで上り詰めた。

その後怪我に悩まされながらも、リオ五輪の銅メダル獲得やアジア勢男子史上初となるツアー通算450勝など様々な実績を積み重ね、日本人テニスプレーヤーとして新たな歴史を作り続けてきた選手だ。しかしこの10数年間は常に負傷との戦いとなっており、コンディションが整わない状況も多く、力を発揮できるタイミングが少なくなっていた。

筆者:石井彰(編集部)

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