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部下の残業を把握していた俺、担当を外すまで何も伝えなかった理由

  • 2026.8.14
ハウコレ

担当の引き継ぎが重なり、部下が最後まで残っていることには気づいていました。それでも、俺が毎日伝えていたのは「お疲れさま。先に出るよ」だけです。

会議室で担当を2つ外すと告げたとき、部下から「見ていてくれたんですか」と聞かれました。見ているだけでは、本人には何も伝わっていませんでした。

説明より業務調整を優先しました

前の部署で、仕事を抱えていた後輩に「頑張っているな」と声をかけながら、業務量を減らせなかったことがあります。後輩は体調を崩し、会社を辞めました。

その経験から、労う前に仕事を減らすべきだと考えるようになりました。今の部下が残業していると気づいたときも、先に業務配分を変えようとしました。

しかし、その考えを本人へ説明しない理由にもしていました。業務量さえ減らせば、途中の伝え方は問題にならないと考えていたのです。

「把握してる」で面談を終えました

半期の面談で、部下は残業について切り出しました。俺は資料を見ながら、「把握してる」と答えました。

その時点で、人事と業務配分の見直しを進めていました。しかし、承認されるか分からない話を伝え、期待だけ持たせたくないと考えました。

それでも、「見直しを検討している」と伝えることはできたはずです。俺は確定していないことを話さないという判断を優先し、部下が先の見えない状態で働いていることを後回しにしました。

自分が把握していれば十分で、部下にも見ていることは伝わると思っていました。

会議室で伝わっていなかったと知りました

月末の会議で、担当を2つ外す案が通りました。引き継ぎ先を決めたあと、俺は部下を会議室へ呼びました。

「来月から、あなたの担当を2つ外すから」

部下は資料を見てから、「見ていてくれたんですか」と聞きました。その言葉で、俺が動いていたことも、残業を問題だと考えていたことも、本人には伝わっていなかったと分かりました。

「見ているだけになっていた。それは謝る」

仕組みを変えるまで黙っていることが、部下のためになると思っていました。実際には、状況を説明しないまま仕事を続けさせていました。

そして...

引き継ぎが始まり、部下の机に積まれていた書類の一部が別の席へ移りました。

担当を外したことで、自分の対応まで正しかったことにはなりません。業務量を調整することと、今何を進めているのか伝えることは、どちらも必要でした。

今も帰り際には「お疲れさま。先に出るよ」と伝えています。ただ、その前に机に残っている仕事と進み具合を確認するようになりました。部下の机を見ているだけで終わらせないためです。

(40代男性・管理職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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