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【MLB】「スランプに陥っている」11敗目を喫したCY賞右腕スキーンズ……投球分析家“ピッチングニンジャ”が指摘した不調の原因は?

  • 2026.8.12
パイレーツのポール・スキーンズ(C)Getty Images
SPREAD : パイレーツのポール・スキーンズ(C)Getty Images

パイレーツポール・スキーンズ投手が11日(日本時間12日)、敵地でのマーリンズ戦に先発登板し、5回5安打2失点で11敗目(9勝)を喫した。わずか65球での降板となったが、ドン・ケリー監督は試合後、「負傷ではなく勝つための最善の判断」と明かした。調子の上がらないサイ・ヤング賞右腕について、ピッチングニンジャの愛称で知られるロブ・フリードマン氏は「スランプに陥っている」と指摘した。

■わずか65球で降板も「ケガではない」

パイレーツは0-2で敗れ、オールスターゲーム後では4度目の完封負けとなった。しかし、この試合では貧打よりもスキーンズの降板が話題となった。
リードを許す展開とはいえ、わずか65球でエースを交代。その理由について、ケリー監督は「彼を降板させたのは故障が理由ではない。あの場面では、それがチームにとって勝つ可能性を最も高める判断だと思っただけだ。彼も素直に受け入れてくれた」と説明。「この時期は誰だって……。故障しているというわけではないが、8月ともなれば、ほとんどの選手は100%の状態ではないよ」とし、疲労の蓄積については否定しなかった。
この日、フォーシームの平均球速は1.2マイル低下し、95.7マイル(約154.0キロ)にとどまった。また、打球速度95マイル(約152.8キロ)以上を示す「ハードヒット」を8本許し、フォーシームを打たれた際の平均打球速度は100マイル(約160.9キロ)に達した。
スキーンズを巡っては、昨季との違いについてスピード低下のほか、ボールが三塁側に抜ける傾向も見られており、制球の乱れも指摘されている。

■体をひねるトレーニングに疑問符

この点について、米ポッドキャスト番組『ファウル・テリトリー』に出演したロブ・フリードマン氏は「彼の投球フォームを見る限り、一時的なスランプに陥っているようだ。試合前にウォーターバッグ(水を入れたトレーニング器具)を使い、体を何度もひねるトレーニングをしているが、こうした動きをやり過ぎているのかもしれない」と指摘した。
さらに「(球速低下だけでなく)彼のスプリンカーは以前ほど落ちていない。チェンジアップも本人が意図するような変化をしていない」とした上で、故障や能力低下というよりもフォームの微妙なズレが不調の原因と示唆した。
スキーンズは試合後、「ケリー監督の判断に異議を唱えなかった」と述べ、「自分が監督でもそうしただろう」と振り返った。
ワイルドカード争いでは遅れを取ったが、スキーンズは「とにかく、この時期を楽しんで、野球の喜びを見つけ、楽しむしかない。そうすれば、本来の自分たちに戻れるはずだ」と前を向いた。

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