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「ぶつかってからでは遅いでしょう」歩きスマホで店内をふらふら歩く客。だが、見かねた男性が注意した結果

  • 2026.8.12
「ぶつかってからでは遅いでしょう」歩きスマホで店内をふらふら歩く客。だが、見かねた男性が注意した結果

スマホだけを見ながら歩く客

休日の昼下がり、私は近所の店で日用品を買っていました。

商品を探しながら通路を歩いていると、少し先から一人の男性がこちらへ向かってきました。

ただ、その男性は前を見ていません。

片手に持ったスマホへ視線を落としたまま、ゆっくりと通路を歩いていたのです。

最初はすぐに顔を上げるだろうと思っていました。しかし、男性は画面を見たまま進み続けます。

向かいからカートを押してきた女性が慌てて端へ寄っても、男性は気づいた様子もありません。

別の通路へ曲がるときにも、棚の前にいた人とぶつかりそうになり、相手のほうが一歩下がって避けていました。

(危ないな…)

私も少し距離を取って歩くことにしました。

ところが男性は、その後もスマホから目を離しません。

周りの客がそのたびに避けているので、たまたま事故になっていないだけのように見えました。

「ぶつかってからでは遅いでしょう」

しばらくすると、男性が通路の角を曲がろうとしたところで、向こうから来た中年の男性と正面からぶつかりそうになりました。

中年の男性がとっさに足を止めます。

「危ないですよ。前を見て歩いてください」

大声ではありませんでしたが、はっきりとした口調でした。

そこでようやく、スマホを見ていた男性が顔を上げました。

しかし、謝るどころか少し不満そうな表情を浮かべます。

「でも、ぶつかってないだろ」

その言葉に、近くにいた私も思わず耳を疑いました。

中年の男性は少し間を置いてから、落ち着いた声で返しました。

「みんながあなたを避けているからですよ」

そして、周囲を見渡しながら続けました。

「ぶつかってからでは遅いでしょう」

その瞬間、スマホを持った男性は何も言い返しませんでした。

少し離れたところでは、先ほど道を譲っていた女性もこちらを見ています。

男性はようやく周囲の視線に気づいたのか、黙ってスマホをポケットへしまいました。

その後は前を見ながら歩き、そのまま通路の奥へ去っていきました。

中年の男性も、それ以上責めることなく買い物へ戻っていきます。

「ぶつかっていないから大丈夫」ではなく、周囲が避けてくれていただけ。

短いやり取りでしたが、その一言が妙に印象に残った出来事でした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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