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「普通は店員から聞くものでしょ!」親切に手伝った店員に怒鳴った客。だが、出てきた店長が静かにかばった結果

  • 2026.8.13

セルフレジに響いた怒鳴り声

平日の昼下がり、私は近所のドラッグストアで買い物を済ませ、セルフレジへ向かいました。

店内はそれほど混んでおらず、隣のレジでは六十代くらいの女性客が、画面を前に困ったような様子を見せていました。

操作する場所が分からないのか、何度か画面に手を伸ばしては止めています。

すると、近くにいた若い女性店員が気づき、すぐに声をかけました。

「お困りですか。操作をご案内しますね」

店員は女性客の横に立ち、画面を指し示しながら、一つずつ操作方法を説明していきます。

女性客も最初は「ここを押すのね」とうなずきながら、自分で画面を操作していました。

ところが、商品の読み取りが終わり、支払いへ進もうとしたところで、女性客が突然声を上げました。

「ちょっと、クーポン持ってるんだけど」

店員が「では、こちらから読み込めます」と案内しようとすると、女性客の表情が険しくなりました。

「先に聞いてくれればいいじゃない。レジで気が利かないわね」

それまで穏やかだった店内に、強い声が響きます。

店員は少し驚いた様子でしたが、すぐに頭を下げました。

「申し訳ございません。まだお支払い前ですので、こちらでクーポンを読み込めます」

そう説明しながら、店員はクーポンを使う画面を示しました。

ところが女性客は、それでも納得できない様子でした。

店長が静かに伝えたこと

「こっちは分からないから聞いてるのよ。普通は店員から聞くものでしょ!」

「こんなことにも気づかないなんて、教育がなってないわ」

店員は「申し訳ございません」と繰り返しますが、女性客の言葉は止まりません。

すぐそばで見ていた私は、最初から親切に対応していた店員が責められていることに、なんとも言えない気持ちになりました。

そのとき、奥から店長らしき男性がやって来ました。

「お待たせして申し訳ございません。どうされましたか」

女性客は、店員がクーポンについて先に案内しなかったことへの不満を一気に話しました。

店長は最後まで話を聞くと、落ち着いた口調で答えました。

「こちらのスタッフは、お客様が操作にお困りでしたので、セルフレジの使い方をご案内しておりました」

そして、少し間を置いて続けます。

「クーポンについては、お持ちのお客様に会計画面から選択していただく仕組みになっております。今回もまだお支払い前ですので、今からご利用いただけます」

責めるような言い方ではありませんでした。

ただ、店員に落ち度があったかのような言い方には、きちんと線を引いているように聞こえました。

女性客はしばらく黙っていましたが、先ほどまでの勢いはなくなっていました。

「……じゃあ、これを使えばいいのね」

店員が改めて操作を案内すると、女性客はクーポンを読み込み、そのまま会計を済ませました。

帰り際、女性客は何も言わずに店を出ていきました。

その後、店長は店員に小さな声で「大丈夫だった?」と声をかけていました。

店員がほっとしたようにうなずく姿を見て、親切に対応した人が一方的に責められたままにならなくてよかったと、私も少し安心しました。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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