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「すぐにどきますから!」子供の運動会で撮影場所の前に入った父親。先生の対応が印象に残ったワケ

  • 2026.8.9
「すぐにどきますから!」子供の運動会で撮影場所の前に入った父親。先生の対応が印象に残ったワケ

ゴール付近の撮影スペース

子どもが通う小学校で運動会が開かれました。

午前中の徒競走が近づき、私は保護者席を離れて、校庭のゴール付近に設けられた撮影スペースへ向かいました。

撮影スペースは、トラックの外側を白いロープで区切った場所です。

前方に立てる人数には限りがあるため、学校からは事前に「競技中の児童の保護者を優先し、撮影が終わったら次の方と交代してください」と案内されていました。

厳密な整理券や一列の順番待ちがあるわけではありません。

それでも、前の組の競技が終わるとその保護者が離れ、次の組の保護者が前へ進む流れが自然にできていました。

私の子どもが走るのは三組目です。

二組目の競技が始まったころ、私は同じ三組目の保護者たちと一緒に、撮影スペースの後方で待っていました。

やがて二組目の子どもたちがゴールし、前方にいた保護者が撮影を終えて戻ってきます。

その人たちが通れるよう、撮影スペースの端には出入りのための隙間が空けられていました。

そこへ、スマートフォンを手にした父親が小走りでやってきました。

父親は周囲を見回したあと、その隙間から前へ入り、ロープのすぐそばに立ったのです。

近くで待っていた女性が、少し戸惑った様子で声をかけました。

「すみません。次の組の人が、こちらで待っているんですが」

すると父親は、スタート地点を見ながら答えました。

「今からうちの子が走るんです。もう始まりそうなので」

どうやら子どもの出番に気づくのが遅れ、急いで撮影場所まで来たようでした。

先生が移動をお願いした理由

そのとき、撮影スペースの近くにいた先生が父親へ声をかけました。

「こちらは出入りする場所なので、立ち止まらないようお願いします」

父親が立っていたのは、撮影を終えた保護者が外へ出るために空けられていた場所でした。

実際、父親の後ろでは、二組目の保護者が通れずに足を止めています。

父親は自分の立っている場所を見たあと、先生に言いました。

「少しだけです。子どもが走り終わったら、すぐにどきますから!」

先生は声を荒らげることなく、撮影スペースの後方を指しました。

「次の競技の保護者の方も先に待っています。こちらの後ろから撮影してください」

父親はすぐには動かず、スタート地点と先生を交互に見ていました。

ちょうど三組目の子どもたちが、スタート位置へ移動し始めたところでした。

先生はもう一度、同じ調子で伝えました。

「ここに立たれると、前の方が外へ出られません。移動をお願いします」

後ろで人が待っていることに気づいたのか、父親は小さく息を吐き、数歩下がりました。

そして、ほかの保護者の後ろからスマートフォンを構えます。

父親が移動すると、止まっていた人たちも撮影スペースから出ることができました。

間もなく合図が鳴り、三組目の徒競走が始まりました。

父親も後方から子どもの姿を撮影しており、それ以上の言い争いにはなりませんでした。

その場にいた人たちも特に何かを言うことはなく、競技が終わると、次の組の保護者と静かに入れ替わっていきました。

先生も父親を強く叱ったわけではありません。

ただ、なぜその場所に立ってはいけないのかを説明し、ほかの保護者と同じ場所へ移動するよう求めただけでした。

子どもの出番を撮りたい気持ちは、どの保護者にもあります。

だからこそ、特別扱いをせず、その場の状況に合わせて落ち着いて案内していた先生の対応が印象に残りました。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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