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「三万円だけ貸してくれない?」修理代として貸したお金。だが、母親の前で問い詰めた結果

  • 2026.8.9

「来週には返す」と頼まれて

三年ほど前、仕事を終えて帰宅した私のもとに、弟からメッセージが届きました。

「車を修理に出したんだけど、今月ちょっと足りなくて。来週には返すから、三万円だけ貸してくれない?」

弟とは昔からそれなりに仲がよく、お金のことで頼られたのは初めてでした。

車がなければ通勤にも困ると聞き、私はその日のうちに三万円を振り込みました。

ところが、約束の一週間が過ぎても返金はありません。

私が連絡すると、弟からはすぐに返信が来ました。

「ごめん、今月はほかの支払いもあって厳しい。来月まで待って」

事情があるのだろうと思い、そのときは了承しました。

しかし、翌月になっても返金はありませんでした。

その後も尋ねるたびに、「もう少し待って」「給料が入ったら返す」と先延ばしにされます。

そうしているうちに、半年、一年と時間だけが過ぎていきました。

一方、弟のSNSには、友人と出かけた写真や新しいゲームで遊んでいる様子が投稿されていました。

もちろん、写真だけでは弟の懐事情までは分かりません。

それでも、返済について何も言わないまま楽しそうに過ごしている姿を見ると、複雑な気持ちになりました。

三万円は生活を揺るがすほどの金額ではありません。

しかし、約束を曖昧にされたままなのが、何より引っかかっていました。

母の前で決めた返済方法

その年の正月、実家に家族が集まったときのことです。

弟と二人になったタイミングで、私は思い切って声をかけました。

「前に貸した三万円、そろそろ返してほしいんだけど」

弟は少し気まずそうな顔をして、「今月も余裕がないんだ」と答えました。

「一度に返せないなら、それでもいい。でも、いつ返すのかは決めてほしい」

私がそう伝えていると、近くにいた母が会話に気づきました。

事情を聞いた母は、弟を責めるのではなく、落ち着いた口調で尋ねました。

「一括で無理なら、毎月いくらなら返せるの?」

弟はしばらく黙ったあと、「一万円ずつなら返せる」と答えました。

母は続けて言いました。

「兄弟だから曖昧にしていいわけじゃないよ。少しずつでも、約束したとおり返しなさい」

その場で、翌月から一万円ずつ、三回に分けて返すことが決まりました。

念のため、私は返済額と日付をメッセージでも確認しておきました。

最初の月は約束の日より数日遅れましたが、弟から一万円が振り込まれました。

その翌月、さらに一万円。三か月目には、残りの一万円も返ってきました。

すべて返してもらうまで一年以上かかりましたが、ようやく貸し借りに区切りをつけることができました。

身内だからと遠慮して何も決めずにいると、かえって関係がこじれてしまうことがあります。

お金を貸すときには、返済日だけでなく、一度に返せない場合の方法まで確認しておくべきだったと感じた出来事です。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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