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「両足が……立てない」テニス大会中にトイレに駆け込んだ相方から緊急SOS→まさかの結末とは

  • 2026.8.6

夏の千葉県で開催された市民テニス大会に出場した筆者が40代の頃のエピソードです。ダブルスのパートナーが試合中にお腹を痛めてトイレに駆け込んだ後、まさかの「足がつって動けない」という緊急事態が発生。決死のトイレ救出劇から奇跡の勝利、そして笑撃の結末を迎えるまでの顛末をお届けします。

猛暑の市民大会での異変と姿を消したパートナー

夏の厳しい日差しが降り注ぐ千葉県の某市でのこと。市民テニス大会のダブルスに、40代の同年代の友人とともに出場した時の出来事です。日頃の練習の成果もあり順調に勝ち進んで迎えた3回戦。しかし、激戦となった2回戦の疲労が色濃く残り二人の動きは明らかに鈍くなっていました。ゲームカウントが進行し、迎えた5ゲーム目は相方のサービスゲームでした。普段であれば強烈なサーブで相手を圧倒する彼ですが、この日は全くサーブが入らず、あっさりとゲームを落としてしまいます。異変を感じたサイドチェンジの際、相方が「実はお腹が痛い」と苦悶の表情で打ち明けました。熱中症の心配もあり水分を多くとっていたためによる胃腸の不調だったのかもしれません。彼はすぐに審判にタイムを要求し、慌ててトイレへと駆け込んでいきました。コートに取り残された私は残りタイムを気にし、彼の体調を心配しつつ戻ってくるのを待っていました。ですが数分経っても一向に戻ってくる気配がありません。

決死のトイレ救出劇とまさかの結末

嫌な予感がしていた矢先、ベンチに置いていた私の携帯電話が鳴りました。着信画面を見るとなんとトイレに行っているはずの相方からです。慌てて電話に出ると、電話越しに「トイレで両足が激しくつってしまって全く立てない…」という悲痛なSOSが飛び込んできました。まさかの事態に頭の中が真っ白になり、一瞬リタイアの文字がよぎりましたが、私はすぐに審判に事情を説明し、急いでトイレへと救出に向かいました。そこには、個室の中で身動きが取れなくなっている相方の姿がありました。鍼灸師としての知識を総動員して応急処置を施し、なんとか歩ける状態に回復させてコートへと戻りました。満身創痍の相方をカバーするため、二人はポジションや戦術を大きく変更。様々な作戦を駆使して死に物狂いでプレーし、奇跡的にその3回戦を突破することができたのです。喜びもひとしおで、次戦への意気込みを語り合って解散しました。しかし、いざ迎えるはずだった翌週の4回戦当日、なんと私の仕事の都合でどうしても試合会場に足を運ぶことができず、あっけなく不戦敗となってしまうというまさかのオチが待っていました。命がけで戦ってくれた相方には本当に申し訳ないことをしましたが、今では二人でお酒を飲むたびに必ず話題に上る、最高の笑い話として語り草になっています。

体験者:50代・男性、回答時期:2026年7月

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Qolyコラムニスト:おかもとたかひで
鍼灸師の国家資格を保有し、スポーツにおける故障の治療を中心に活動している。特に高校生の部活動でのケガからプレー復帰までの道のりや、ケガ予防を含めたコンディショニング指導に注力しており、過去にはオリンピック選手の治療に携わった経験も持つ。また、自身も千葉ロッテマリーンズの試合観戦に頻繁に足を運んでおり、球場での熱気や、ファンと選手の間で生まれるリアルなエピソードを交えたコラム執筆も行っている。

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