1. トップ
  2. 夏に気になる、汗や臭い対策は大人のエチケット

夏に気になる、汗や臭い対策は大人のエチケット

  • 2026.8.4

年を重ねるほどに、清潔感のある印象をキープすることはコミュニケーションのマナーとしても大切です。しかし今の日本は、四季から二季になったのでは、といわれるほど猛暑化が進んでいます。そして暑くなるほどに気になるのが汗や体臭などの問題です。そこで今回は、体のにおいが気になる理由について、体から発せられる皮膚ガス研究の第一人者、東海大学の関根嘉香教授に伺います。

<Profile>
関根嘉香(せきねよしか)/東海大学理学部化学科 教授

慶應義塾大学大学院理工学研究科応用化学専攻修了。日立化成(現レゾナック)社などを経て現職。室内環境学会・元理事長。著書に『皮膚ガスのはなし-体臭は心と体のメッセージ-』。

今、体のにおいが気になる理由

Steve Kraitt/Getty Images

歴史的に清潔志向が高く、無臭を好む日本人ですが、近年、スメルハラスメントという言葉が生まれるなど、においに対して敏感になっている印象があります。体から発せられる皮膚ガス研究の第一人者、東海大学の関根嘉香教授は、「時代と共に私たちが吸う空気がきれいになったことで、相対的に人の体臭が目立つようになったことが要因に考えられます。かつてひどかった大気汚染による問題が改善され、タバコを吸う人も減少。さらにコロナ禍を境に換気をよくするようになり部屋の空気が清浄になったことで、人の体臭が目立つようになったと。実は体臭を気にするのは日本人だけではありません。以前、加齢臭を低減する食物としてカシスの研究をし、効果を示す結果を得たのですが、その依頼はイギリスの大学からでした。もともと西洋人はわきがの人が多く、体臭を消す方法として香水がはやりました。ただ日本人は、自分のにおいが周囲の人に影響してはいけないという意識が強く、体臭の捉え方の方向が少し違うと感じます。皮膚ガスの観点でみると体からはいい香り成分も出ており、美容的に生かせればネガティブな印象も変わってくるのではと考えています」

初出:リシェスNo.56 2026年6月26日発売

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ