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「商品の入れ方が雑なんだよ!」新人店員を責め立てた客。だが、店長の毅然とした対応で状況が一変

  • 2026.8.6
「商品の入れ方が雑なんだよ!」新人店員を責め立てた客。だが、店長の毅然とした対応で状況が一変

レジ前で響いた怒鳴り声

夕方のスーパーは、仕事帰りの客で混み合っていました。

私も夕飯の材料を手にレジへ並び、順番を待っていました。

私の前にいたのは、五十代くらいの男性客です。

レジを担当していたのは、胸元に研修中の札を付けた若い店員でした。

慣れない様子ではありましたが、重い商品を下に、つぶれやすそうなものを上に置きながら、丁寧に袋へ入れていました。

ところが、その手元を見ていた男性が、突然声を上げたのです。

「商品の入れ方が雑なんだよ!」

店内の空気が、一瞬で張りつめました。

若い店員は驚いて手を止め、すぐに頭を下げます。

「申し訳ございません。入れ直します。」

しかし、男性の怒りは収まりません。

「これじゃ商品が傷むだろ。そんなことも分からないのか。」

袋の中に入っていたのは、調味料や野菜、弁当などでした。

見たところ、商品がつぶれているようには見えません。

それでも男性は、店員の手元を指さしながら、大きな声で文句を続けました。

「お前じゃ話にならない。責任者を呼べ。」

「ただ今、お呼びいたします。」

若い店員は青ざめた顔で答えました。

レジの作業は止まり、後ろの列は少しずつ長くなっていきます。

袋の中を確認した責任者

しばらくすると、店の奥から責任者の男性がやってきました。

「お待たせして申し訳ございません。状況を確認いたします。」

責任者は若い店員を横へ下がらせると、袋の中の商品を一つずつ取り出しました。

重い瓶や容器は下に入り、その上に野菜や弁当が置かれています。

傷んだり、つぶれたりしている商品もありませんでした。

「商品に問題はないようですが、ご希望でしたら私が入れ直します。」

責任者がそう伝えると、男性は不満そうに袋をのぞき込みました。

「そういう問題じゃないんだよ。客に対する態度の話をしてるんだ。」

「店員の対応についてのご意見は、私がお伺いします。」

責任者は落ち着いた声で答えました。

そして、後ろにできた列へ視線を向けてから、言葉を続けます。

「ただ、ほかのお客様もお待ちです。大きな声で店員を責め続けることは、お控えください。」

男性は何か言い返そうとしましたが、後ろの列を振り返ると、口を閉じました。

そこには、買い物かごを持った多くの客が、黙って順番を待っていました。

「……もういい。そのままで。」

先ほどまでの勢いはなくなり、男性は会計を済ませると、袋を持って足早に店を出ていきました。

責任者は並んでいた客へ頭を下げ、隣のレジを開けるよう店員へ声をかけました。

止まっていた列が、ようやく動き始めます。

若い店員も深く息を整え、再びレジの前に立ちました。

次の客が商品を置きながら、小さな声で言いました。

「大丈夫ですよ。ゆっくりで。」

若い店員は少し驚いた顔をしたあと、深く頭を下げました。

「ありがとうございます。」

張りつめていた空気が、そこでようやく和らいだ気がしました。

責任者が男性を言い負かしたわけではありません。

商品の状態を確認し、客の意見を受け止めたうえで、行き過ぎた言動だけを冷静に止めたのです。

若い店員が再びレジを打ち始める姿を見ながら、注意することと、怒鳴りつけることはまったく違うのだと感じました。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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