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真夏のバラを弱らせない基本ケア5つと、酷暑でも育てやすい耐暑性バラ5選

  • 2026.8.2

真夏のバラを弱らせない基本ケア5つと、酷暑でも育てやすい耐暑性バラ5選

近年の8月は猛暑を通り越して酷暑の季節。人だけでなくバラにとっても体力を消耗する厳しいシーズンです。真夏のバラのお手入れの基本とともに、耐暑性の強い品種もご紹介します。

バラの暑さ対策の基本

バラは西アジア、小アジア地方が原産ですから、暑さにことさら弱いわけではありません。しかし、園芸品種の多くがフランスやイギリスで品種改良されて誕生したことから、35℃を超えるような日本の暑さには耐えられない品種もあります。

日本の夏は夜でも気温が下がりにくいため、土が常に高温になり、根はその影響を受けて弱り、株全体が弱って葉を落としてしまうのです。筆者もオールドローズにあこがれ、日照と通風のよいベランダで鉢栽培をした経験がありますが、夏の暑さで葉を落とし、枯らしてしまった苦い経験があります。

冬の落葉はバラの生理現象ですから問題はありませんが、生育期の夏に葉を落とすことは避けないといけません。一にも二にも緑の葉を落とさずに保つように心がけましょう。

対策としては、土を直射日光から守るために、敷きワラやバークチップなどで覆うマルチングをし、毎朝十分に水やりをします。ハダニを予防するため、時々ホースの先をつぶして株全体を強くシャワーする葉水を行うのもよいでしょう。

また、限られた土の量で栽培する鉢植えバラは、地植え以上に根が影響を受けやすいので注意します。マルチングの他に、鉢の外にさらに大きな鉢をかぶせる二重鉢にする、熱を吸収する黒い色の鉢は避ける、西日は避ける、遮光ネットを張るなどの工夫をしてみてください。

苗のうちは夏花を咲かせない

四季咲き性のバラは連続開花性があり、夏にも蕾をつけます。しかしバラにとって開花のプロセスは体力を使う仕事であり、花を咲かせた後に株は弱ります。
ましてや暑さで弱っている株が花を咲かせると、ますます弱ってしまいます。

2000年以前に作出されたバラの場合、例外もありますが、夏花は貧弱で花形も満足のいかないものも多くあります。それでも咲いてくれたバラをいとおしむ気持ちもありますが、無理に咲かせずに、蕾がついたら蕾の付け根から折りとるピンチ(摘蕾)をするのも一つの方法です。

特に4月に植えた新苗の場合、順調に育って夏に蕾をつけたとしてもピンチし、花を咲かせるのは我慢してください。まだ株は幼児のようなもの、花を咲かせるのは木が成熟する秋まで待ちましょう。

暑さに強いおすすめバラ5選

【アクロポリス ロマンティカ】

明るいベージュにピンクがのる複色で、咲き進むとグリーンがかかったりして多彩な表情を見せます。株はシュラブ樹形で、樹高は1.6mほどに伸び、伸びた枝を誘引して小型のつるバラとしても使えます。黄色の‘ベル ロマンティカ’、アプリコット色の‘ベビー ロマンティカ’など、メイアン(仏)作出のロマンティカシリーズは耐暑性、耐病性にすぐれた品種群です。

【ボレロ】

以前にも登場しているボレロ。白いロゼット咲きの繊細な風情の中輪花ですが、丈夫で育てやすく暑さに強く、バラの天敵である黒星病にも強いのがうれしい。樹高は1mとコンパクトで鉢植えにもぴったり。フルーティーな香りも楽しめます。細い枝にも花をつけるので剪定では深く切らずに、なるべく枝を残すのがポイントです。

【アークティック ブルー】

‘北極のブルー’というネーミングからして涼し気なラベンダー色のバラ。季節によってはピンクがのります。丸弁平咲きのフロリバンダ系で樹高は1m前後。耐暑性、耐病性にすぐれ、夏でも花付きが良好です。柑橘系の軽い香りも花形や花色にマッチしていて素敵です。

【マイローズ】

オールドローズやイングリッシュローズの優雅な風情にプラスして、耐病性と四季咲き性を併せ持つ‘ロサ・オリエンティス’シリーズ。その中の代表的な赤バラといえます。樹高90cmほどとコンパクトで株のまとまりがよく、鮮やかな赤の中輪花を次々と咲かせます。花が終わったら花がら切りを繰り返せばOKで、夏剪定は特に必要ありません。

【ケアフリー ワンダー】

丸弁平咲きのピンクのフロリバンダ。ケアフリーとは手間いらずの意味ですが、それほど丈夫でほぼ無農薬で育てられる品種として知られます。花弁の裏は白く、時々ピンクに白がフラッシュのように入ったりもします。細い枝にどんどん花がつきます。花がら切りを継続してもよいのですが、軽めの夏剪定をすると一斉に咲いて見事です。

※2024年8月3日に配信した記事を再編集しています。

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