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「騒ぎすぎでしょ」大浴場で大声で話し続けるグループ。撮影まで始めようとした客にスタッフが告げた正論

  • 2026.8.3
「騒ぎすぎでしょ」大浴場で大声で話し続けるグループ。撮影まで始めようとした客にスタッフが告げた正論

静かな湯を楽しみに

家族旅行の夜、私は宿の大浴場へ向かいました。

窓の外には木々が影を落とし、湯気の向こうは驚くほど静かで、日ごろの疲れがほどけていくようです。

数人の客が、めいめいに湯を楽しんでいます。

誰もが小声で、湯の音だけが響く、そんな落ち着いた時間が流れていました。

ところが、そこへ一組のグループが入ってきた瞬間から、空気ががらりと変わったのです。

響きわたる大声

グループは周りを気にする様子もなく、湯船に浸かるなり大声で話しはじめました。

旅館とは関係のない昨夜の話題が、いつまでも大きな声で続いていきます。

何人かの客が迷惑そうに眉をひそめ、そっと湯から上がっていきます。

それでも彼らは気づかないのか、声の大きさは変わりませんでした。

(騒ぎすぎでしょ)

せっかくの静かな湯が、まるで居酒屋のように騒がしくなっていきます。

そのうちの一人が、脱衣所から持ち込んだスマートフォンを取り出したのが見えました。

湯気の立つ浴室にレンズを向けようとする姿に、周りの客が慌てて身を隠します。

ここは撮影禁止のはずだと、その場の誰もが思っていたのです。

脱衣所の入り口にも、撮影はご遠慮くださいと掲示があったはずでした。

スタッフが止めた

騒ぎに気づいたのか、まもなく男性スタッフが浴室へ入ってきました。

慌てるでもなく、落ち着いた足取りでグループのそばへ歩み寄ります。

その物腰は堂々として、けれど少しも威圧的ではありません。

「恐れ入ります。大浴場は皆さまでお使いいただく場所ですので、お声は控えめにお願いいたします。それから、館内は撮影を禁止しております」

一人が「ちょっとだけだから」と食い下がろうとしましたが、スタッフは穏やかな笑みのまま、はっきりと繰り返します。

「お客様のお写真に、ほかのお客様が写ってしまいますので」

その一言で、グループはようやくスマートフォンを下げ、ばつが悪そうに声を落としました。

しばらくすると、逃げるように湯から上がっていきます。

浴室に、もとの静けさが戻ってきました。残っていた客の何人かが、ほっとしたように肩の力を抜きます。

先ほどまで水面に漂っていた落ち着かない気配も、いつしか消えていました。

私も湯に深く身を沈め、ようやく取り戻した静かな時間を、心ゆくまで味わったのでした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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