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多機能より“これ専用”がラクだった。83歳・多良久美子さんの台所を支える単機能道具8選

  • 2026.7.31

多機能より“これ専用”がラクだった。83歳・多良久美子さんの台所を支える単機能道具8選

著書累計24万部!大人気「多良姉妹」の妹・多良久美子さんは、83歳の今も元気いっぱい。「今日やることがあるから、毎日が楽しい」と話します。掃除や料理、洗濯などの家事は、暮らしに張り合いを与えてくれる「家仕事」であり、自分らしさを表現する時間にも。『83歳の私を支える家仕事』(すばる舎刊)からご紹介する第3回は、“専用に特化した道具”のすすめ!

単機能の調理道具をあえて持つ

調理道具を選ぶとき、「自分の代わりにやってくれないかな」とか「時短にならないかな」と思って、探します。時々、雑貨屋さんや100円ショップをのぞいて、「便利な道具はないかな」とパトロール。買わないことのほうが多いけれど、見るだけでも楽しいです。

フードプロセッサーのように、混ぜたり刻んだり下ろしたり多用途に使える道具もいいですが、あえて「このためだけに使う」単機能の道具もけっこう持っています。

卵カッター

卵サンドをよく作るので、卵カッターは便利です。包丁ではあれほどキレイにスライスできません。

まずはゆで卵を横に置いてスライス。さらに縦に置いて切ると、細かくなります。マヨネーズをあえるだけで、簡単に卵サンドに。100円ショップで買ったものですが、重宝しています。

マッシャー

ポテトサラダを作るとき、マッシャーがあれば、あまり力を入れずにじゃがいもが潰せます。木べらやフォークなどでも代用できますが、やっぱりマッシャーは手早く、なめらかに潰せます。

みかんの皮むき器

以前に家の近くの山に小さな畑を持っていて、甘夏を育てていたので、マーマレードを作っていました。みかんの皮むき器があれば、硬い外皮や中の内皮が簡単にむけます。一気にたくさんの甘夏を処理するので、手でむいていては重労働。とても助かります。

今は畑を人に譲ったのですが、その方が甘夏を持ってきてくださるので、マーマレード作りは続けています。わが家で食べるのはもちろん、その方にお返しとして、またお世話になっている福祉施設のスタッフにお土産として持っていくと喜ばれるので、作る側としても励みになっています。

はっさくなど固い皮の柑橘類を食べるときにも、欠かせません。

パン切り包丁

ホームベーカリーでパンを焼くのですが、切り分けるとき、普通の包丁では切り口がつぶれてしまい、キレイにいかないのです。パン切り専用の包丁を持っています。バゲットなどもつぶさずに切ることができます。

パン切り包丁は、刃の部分が波型になっているのが主流ですが、鉈なたのような、ちょっと変わった形。亡くなった娘が、「これはいいパン切り包丁だから」と言ってすすめてくれたので、買いました。今でもパンを切りながら、娘のことを思い出します。

ホットサンドメーカー

6枚切りのパン2枚に、チーズ、ソーセージ、ベーコン、野菜などの具を挟みます。直火式なのでコンロにのせ、表1分、裏1分焼けば完成。パンはこんがり焼けて、中の具にもちゃんと火が通ります。

いつもの材料でもちょっと気分が変わるので、楽しいですね。これもおもちゃです。

味噌マドラー

左右に大小の丸がついていて、味噌の中にどちらかを突っ込んでグリッと回し、そのまま鍋に入れて溶かします。味噌を溶かすために菜箸などを使う必要がなく、とても手軽です。

小さいほうは大さじ1、大きいほうは大さじ2の味噌が取れます。平日の夫と2人のときは小さいほう、週末に息子が帰ってきたときは、大きいほうを使います。

小さな泡だて器として、卵焼きの卵を混ぜるときなどにも使っています。

専用の用途に特化したものは、それだけ使いやすくなっています。時短になることも多いです。「面倒だからやめた」とならないように、道具にはどんどん頼りたいです。

撮影/林ひろし

※この記事は『83歳の私を支える家仕事』多良久美子著(すばる舎刊)をウェブ記事用に再構成したものです。

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