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東野圭吾ベストセラー小説“12年越し”の映像化「とんでもないテーマだ」初回放送まえから“期待あつまる”新ドラマ

  • 2026.9.6
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香取慎吾(C)SANKEI

連続ドラマW 東野圭吾『虚ろな十字架』が、WOWOWで9月6日(日)午後10時から放送・配信スタート。全4話で、主演を務めるのは香取慎吾。共演には赤楚衛二、鈴木杏、蓮佛美沙子、宇崎竜童、ピエール瀧、杉本哲太ら実力派がそろう。東野圭吾が2014年に発表し、発行部数約76万部を誇るベストセラー『虚ろな十字架』を、瀬々敬久監督が初めて映像化する作品だ。

本作は、東野圭吾とWOWOWによるドラマ化作品として記念すべき10作目。2004年の『宿命』から続いてきたタッグの節目を飾る作品であり、今年7月に東野が亡くなったことを受け、放送前から大きな注目を集めている。

死刑制度をテーマにした社会派サスペンス

物語の中心にいるのは、ペット葬儀店を営む中原道正。11年前の事件を境に妻と別れ、心に大きな傷を抱えたまま暮らしている。そんな中原のもとに、かつての事件を担当した刑事が現れ、別れた妻・小夜子が殺害されたと知らされる。
犯人はほどなく判明するものの、事件には釈然としない部分が残る。そこで、中原は元妻が亡くなるまでに何を見て、何を追いかけていたのかをたどり始めた。そこから見えてくるのは、現在の殺人事件だけではない。11年前の出来事、さらにその前に起きた事件までがつながり、登場人物たちの人生を大きく揺さぶっていく。

見どころは、単純な犯人探しだけでは終わらないところにある。物語が進むほど、“人は罪を犯したあと、どう生きるのか”“被害者と加害者、その家族に何が残されるのか”という重い問いが浮かび上がる。死刑制度という社会的なテーマを軸に、事件の真相と人間ドラマを同時に描く社会派サスペンスとなっている。

放送前から大きな話題となっており、SNSでは「とんでもないテーマだな」「東野圭吾さん原作だから観たいと思う」「予告だけで香取さんがハマっている」など、期待の声が高まっている。

東野圭吾作品の初主演を務める香取慎吾

主人公・中原道正を演じるのは香取慎吾。WOWOWの連続ドラマで初主演となり、東野圭吾作品への出演も初めてとなる。過去を引きずりながら、元妻の死をきっかけに再び事件と向き合う男をどう演じるのか注目したい。

中原と対照的な立場に置かれるのが、赤楚衛二演じる仁科史也。大学病院の小児科医として働く一方、義父が殺人事件を起こしたことで、突然“加害者家族”という立場を背負うことになる。被害者遺族である中原と、加害者家族となった史也。それぞれの視点から事件を見つめる構図が、本作の大きなポイントだ。

鈴木杏は中原の元妻・浜岡小夜子を演じる。事件後に中原と離婚した小夜子は、ジャーナリストとして活動し、被害者遺族に寄り添う取材を続けていた人物。彼女が何を追い、なぜ命を奪われたのか。その足跡が物語を動かす鍵となる。
さらに、蓮佛美沙子が史也の妻・仁科花恵、ピエール瀧が花恵の父・町村作造、宇崎竜童が中原を支える竹井、杉本哲太が11年前の事件で加害者側の弁護人を務めた平井肇を演じる。花瀬琴音、山中崇、田中要次も出演し、それぞれの人物が事件の背景に深く関わっていく。

監督は『64-ロクヨン-』などで知られる瀬々敬久。脚本を杉原憲明、音楽を安川午朗が担当する。東野圭吾作品ならではの緻密な構成と、瀬々監督が描く濃密な人間ドラマが組み合わさり、4話という限られた尺の中で物語がどう展開していくのかも見逃せない。

ベストセラー小説の初映像化、香取慎吾のWOWOW初主演、そして東野圭吾×WOWOWの第10弾。さらに、今年亡くなった東野圭吾が残した物語のひとつが、放送を迎えるという特別なタイミングでもある。事件の真相を追うサスペンスとして楽しめるだけでなく、「償いとは何か」という簡単には答えの出ないテーマを突きつけてくる作品になりそうだ。


出典:連続ドラマW 東野圭吾『虚ろな十字架』WOWOWより

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