1. トップ
  2. エンタメ
  3. 3年前“社会現象”を起こした大ヒット作の続編「待ってました」「とてつもない名作」公開直前“高まる”期待【夏・映画】

3年前“社会現象”を起こした大ヒット作の続編「待ってました」「とてつもない名作」公開直前“高まる”期待【夏・映画】

  • 2026.8.7
undefined
(C)2026「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」製作委員会

2023年に公開され、興行収入45億円を突破する大ヒット映画となり、社会現象を巻き起こした『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』。原作は、汐見夏衛による同名ベストセラー小説。その続編であり、完結編となる『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』の実写映画化作品が、2026年8月7日(金)より公開される。

1作目は、どれだけハードルを上げられても、号泣せずにはいられない感動作だったため、続編にも大きな期待が寄せられている。SNSには「待ってました!」「前作を映画館で観て大号泣したので、今回もタオル持参で行く」「予告の数秒だけで涙腺崩壊」「とてつもない名作」などのコメントが。一足先に鑑賞したが、前作に匹敵する大きな感動に包まれた。

号泣必至の感動作『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』

10代を中心に絶大な人気を呼び、シリーズ累計発行部数170万部を突破。「とにかく泣ける」とSNSで話題となった『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(スターツ出版文庫)。この小説が実写映画化されると、絶賛が口コミで広まり、社会現象となったことは記憶に新しい。泣ける、泣けると言われると、期待値が上がり過ぎた結果、実際はそうでもないということもあるが、本作は小説と同じく映画もタオルが必要なくらい泣ける作品だった。

undefined
(C)2026「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」製作委員会

主人公がタイムスリップして恋に落ちるラブストーリー。それだけ聞くと、よくある青春恋愛映画かと思ってしまうかもしれない。ところが、タイムスリップしたのは1945年、戦時中の日本。恋をした相手は特攻隊員で、もうすぐ命がけで戦地に飛ぶことが決まっていた。国のために命を捧げるのが美徳とされていた時代を舞台に、現代からやって来た主人公だけが、率直に「生きてほしい」という想いをぶつける。戦争を繰り返してはいけないという大切なメッセージが、ラブストーリーの中で綴られる傑作映画だと感じた。

ここまで大きな感動を与えてくれた1作目に続き、今回の『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』の物語がどのように描かれるのか、非常に気になった。前作では高校生だった、主人公・加納百合(福原遥)は、7年が経ち、高校教師になったが、1945年に出会った特攻隊員の佐久間彰(水上恒司)のことを忘れられないでいる。百合にとって彰は初恋の人で、一緒に過ごしたのは短い時間だったとしても、彼のことを深く愛した。彰にとっても百合は愛する人となったが、彼は戦闘機に乗り、空へと消えていった。

現代に戻った百合が教師になったのは、それが彰の夢だったからだ。そんな百合の前に、彰の面影を持つ宮原涼(細田佳央太)が現れる。涼は“臨時的任用教員”として、百合が担任を受け持つクラスの副担任に就任。共に過ごすうちに距離が縮まり、涼は百合を好きになる。そのまっすぐな想いに百合も気持ちが揺れるが、彰を裏切るようで、新しい恋に踏み出せない。

そんな中、彰と同じ特攻隊員だった石丸智志(伊藤健太郎)と両想いになった千代(出口夏希)と、80年の時を超えて再会した百合。千代(倍賞千恵子)は、ホスピスで穏やかな余生を送っていたが、百合は彼女が藤谷林吉(井之脇海)という男性と結婚したことを知る。彰への想いを断ち切れず、涼との“未来”へ進めない百合は、千代の石丸への想いの行方が気になってしまう……。

感動が胸に広がる倍賞千恵子の名演

ここまで書いた内容は、『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』の予告映像でも、ダイジェスト的に観ることができる。その1コマ、夫婦となった千代と林吉の“物語”は、前作で描かれなかった、もう1つの戦争の悲劇として、千代から百合に語られる。林吉役の井之脇の熱演によって、深く心に刻まれるメッセージ。1945年に、百合と親友のように仲良くなった千代を好演する出口と、現代の千代に扮する倍賞の名演が相まって、感動が胸に広がり、涙が止まらなくなった。

戦争は平穏な日常を奪い、愛する人との関係を引き裂き、心が破壊されてしまう人もいる。冒頭に、本作は『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』に匹敵する大きな感動に包まれると書いたが、決して大げさではないと、観たらきっとわかってもらえると思う。

相性の良さが伝わる福原遥と細田佳央太

ところで、細田が演じる涼が“臨時的任用教員”という情報のほか、どのような“人物”なのか、原作未読の人は気になっているのではないだろうか。ネタバレになるので、ここには書かないが、前作に続いて、映画オリジナルの設定もあるので、小説を読んだ人も映画を楽しめること請け合いだ。

原作者の汐見は映画の脚本作りにも関わり、オリジナルな展開にも快くOKを出してくれたという。本作の製作陣は「原作者の意に沿わない改変は絶対にしたくない」という想いのもと映画を作ったそうなので、原作ファンはその想いを知った上で鑑賞してもらえたら何よりだ。

undefined
(C)2026「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」製作委員会

百合が高校教師になっているのも、映画オリジナルの設定。福原は、百合の成長を瑞々しく演じ、戦争について生徒に語るシーンにも挑んでいる。本シリーズの主演として相応しい、素晴らしい演技を披露している福原。

細田も、純粋でひたむきな涼を好演し、前作の世界観を壊すことなく、観客を引き付ける存在となっている。福原との相性の良さも伝わってきて、誰からも愛されるキャラクターを見事に演じ切っていると感じた。

今回も主題歌を書き下ろした福山雅治

最新作にして完結編となる『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』。映画の最後に優しく寄り添う主題歌『邂逅』は、前作の『想望』に続いて福山雅治が書き下ろした。この曲によって、鑑賞後も余韻が胸いっぱいに広がる。

「美味しいご飯が食べられ、自分の好きなことができ、大切な人たちを愛することができる……それは当たり前のことじゃないんだと気づかせてくれた作品」だと語る福原。彼女の人生において、大切な2作品になったという。

「若い方やその次の世代の方たちにも、汐見先生の想いをつなぐことのできるバトンのような作品になっていると思いますので、1人でも多くの方に見ていただきたいです」

福原のメッセージが、大勢の人に届くことを願いたい。


※制作の裏側についてはプレス資料・公式サイトより引用

出典:『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』公式サイト

『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』2026年8月7日(金)公開
出演:福原遥、細田佳央太、出口夏希、豊嶋花、井之脇海、伊藤健太郎、中嶋朋子、水上恒司、上川周作、小野塚勇人、松坂慶子、倍賞千恵子
原作:汐見夏衛『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』(スターツ出版文庫)
監督:新城毅彦 脚本:山浦雅大
配給:松竹
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/anohoshi-movie
(C)2026「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」製作委員会

undefined
(C)2026「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」製作委員会

ライター:清水久美子(Kumiko Shimizu)
海外ドラマ・映画・音楽について取材・執筆。日本のドラマ・韓国ドラマも守備範囲。朝ドラは長年見続けています。声優をリスペクトしており、吹替やアニメ作品もできる限りチェック。特撮出身俳優のその後を見守り、松坂桃李さんはデビュー時に取材して以来、応援し続けています。
X:@KumikoShimizuWP

の記事をもっとみる

注目コンテンツ