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『鬼滅の刃』声優も出演…!「タイトル回収が気になる」脚本・演出・キャスト“こだわりが詰まった”公開直前の新作映画

  • 2026.9.10

妹想いの兄が、愛する妹を守るために、生成AIを用いて完全犯罪を“生成”するサスペンス映画『5秒で完全犯罪を生成する方法』。予告を観た人からは「タイトル回収が気になる」「AIが身近すぎる昨今、一番怖い内容かも」といった声が上がり、本編のハラハラ感を早く味わいたいという人が続出。主演で、兄の初海航を演じるのは重岡大毅(WEST.)、殺人を犯してしまった妹役を原菜乃華が演じている。さらに、謎めいた“トップ女優”役で田中みな実が共演。本作は、2022年11月にChatGPTが登場した後、脚本家・岡田道尚の“生成AIに“完全犯罪”を作らせたらどうなるだろう”というアイデアから制作された。映画の概要と見どころ、製作の裏側などを紹介しよう。

斬新な内容が魅力『5秒で完全犯罪を生成する方法』

2026年9月11日から公開される『5秒で完全犯罪を生成する方法』。両親を亡くし、2人で支え合いながら暮らしている兄妹。兄は、高校生の妹を気にかけ、どんなことがあっても妹を守ろうとする。そんな中、妹が思わぬ事態に遭遇し、意図せずして、教師が亡くなってしまう。助けを求められた兄が考えついたのは、生成AIに頼ることだった……。

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(C)2026 Gaga Corporation/Storm Labels Inc./Studio i3

フリーライターとして生計を立てている初海航(重岡大毅)は、高校2年生で演劇部所属の妹・幸来(原菜乃華)と2人暮らし。幸来は、部活の顧問の教師・伊野元春(森岡龍)の補習を受けていたが、伊野から暴力を振るわれそうになり、抵抗しているうちに、意図せず伊野の命を奪ってしまう。幸来から電話で助けを求められた航は、大切な妹が逮捕され、未来を奪われるわけにはいかないと、逃れる方法をAIで調べる。

AIは、激高した幸来の取った過度な行動は、正当防衛とは認められないとしつつ、AIを使い慣れている航の巧みなプロンプトによって、隠蔽方法を提示。AIの詳細な指示に従った航と幸来は、無事に警察の事情聴取をやり過ごす。だが、2人が実行したAIの案は、世間を騒がせている、未解決の連続殺人事件の手口と同じだった。

原案・脚本・プロデュースを務めた岡田道尚は、『ライアーゲーム』シリーズなどを手掛けてきた人気脚本家。SNSには「脚本が岡田道尚さんだし、絶対裏切られるやつ。期待がふくらむ!」というコメントが。その期待どおり、生成AIをテーマにした斬新な内容となっている。AIに完全犯罪の方法を聞いても、制限がかかって拒否されるはずが、航が使う“裏技”が巧妙なため、AIは“5秒”で方法を生成。でも、そんなに簡単にうまくいくはずもなく、岡田の用意した“裏切り”が観客を惹きつけていく。

近年は、多くの人がAIを使用するが、全面的に頼って、提示されたことを鵜呑みにしたり、身を委ねたりすることの恐ろしさを、この映画は教えてくれていると感じた。

兄妹を演じる重岡大毅と原菜乃華

岡田は、Netflixドラマ『宇宙を駆けるよだか』で重岡と一緒に仕事をしたこともあり、脚本を執筆する際、航役は重岡をイメージして書いたという。重岡の役作りノートを見た岡田は、彼の役者としての成長の軌跡を感じたそうだ。重岡にしか演じられない主人公だと、岡田が太鼓判を押す航。ライターならではのワードセンスで、AIの裏をかこうとする航だが、最も大事なのは“人間の温かさ”であることを、重岡は真摯な眼差しで体現している。

原については、『ミステリと言う勿れ』に出演した彼女を見た時から、幸来役のイメージは原だったと語る岡田。子役出身の原は、23歳にして芸歴17年。演技力には定評がある。筆者が彼女の演技を初めて意識したのは『ナンバMG5』で、主演の間宮祥太朗の妹を演じていた原に釘付けになった。今年は、11月に作間龍斗(ACEes)とのW主演映画『ないものねだりの君に光の花束を』の公開も控えている原。ひと足早く試写会で鑑賞したが、『5秒で完全犯罪を生成する方法』での表情演技も秀逸なので、ラストシーンまで彼女の微妙な表情の変化に注目してほしい。

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(C)2026 Gaga Corporation/Storm Labels Inc./Studio i3

キーパーソン的な役割を担う田中みな実

航がAIから引き出した完全犯罪の方法は、未解決の連続殺人事件と同様の手口だったと分かった後、真相を探るうちに、トップ女優の七希へとたどり着く航。謎めいたキーパーソン的な存在である七希に関しては、ここに書いたとおり、公式サイトの情報くらいしか明かせないが、相関図には“モリアーティ”というキャラクターが。石丸幹二が演じるこのモリアーティは、七希の心を支配する“AIの幻影”だと、相関図に表記されている。七希とモリアーティのやり取りは、少し不気味で怖く感じるが、迫力があって圧倒される。七希が、どのようにAIと関わっているのか、田中がどんなふうに表現しているのかも見どころだ。

予告を観ると、怪しげな七希のキャラクター像について、さまざまな予想ができるかもしれないが、「想像がついてしまうと逆につまらなくなる」と、岡田はコメントしている。最初は、いわゆる“女優然”とした人物のキャスティングも考えたそうだが、田中なら良い意味で想像がつかず、ハマるのではないかと直感したという。演技の世界以外から役者に転身した田中だからこそ、トップ女優という役どころを客観視できたのではないかと、岡田は語っている。

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また、セリフはないのだが、『8番出口』の“少年”役の浅沼成が一瞬登場したり、人気声優の早見沙織(『SPY×FAMILY』ヨル・フォージャー役、『鬼滅の刃』胡蝶しのぶ役など)が生成AIのボイス役なのもうれしい。

監督を務めているのは、『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』などで知られる、気鋭の若手監督・近藤亮太。ホラー作品を得意とする近藤が、鋭い感性でサスペンス映画『5秒で完全犯罪を生成する方法』を作り上げた。特に、異質さが目立つモリアーティのシーンは、近藤の手腕が光っている。

脚本、演出、キャストなど、こだわりの詰まった、見どころの多い『5秒で完全犯罪を生成する方法』の魅力を、ぜひ劇場でじっくりと味わってみてはいかがだろうか。


※制作の裏側についてはプレス資料・公式サイトより引用

出典:映画『5秒で完全犯罪を生成する方法』公式サイト

『5秒で完全犯罪を生成する方法』2026年9月11日(金)公開
出演:重岡大毅、原菜乃華、田中みな実 ほか
原案・脚本・プロデュース:岡田道尚
監督:近藤亮太
配給:ギャガ
公式サイト:https://gaga.ne.jp/5byodeseisei/
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