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「今は放送できないだろう」東野圭吾の“ベストセラー”ドラマ化、20年前に放送された“忘れられない”傑作

  • 2026.8.16
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綾瀬はるか(C)SANKEI

2006年にTBS系で放送されたドラマ『白夜行』は、東野圭吾の同名長編ミステリー小説を原作とした作品。山田孝之と綾瀬はるかがW主演を務め、14年間に及ぶあまりにも残酷な運命を背負った少年と少女の愛の軌跡を描く。亮司の幼少期を泉澤祐希、雪穂の幼少期を福田麻由子が演じる。

ドラマ『白夜行』あらすじ

2005年のクリスマス・イブ、サンタクロースの服を着た桐原亮司(山田孝之)の腹にはハサミが刺され、血まみれで倒れていた。その先には美しいドレスを着た唐沢雪穂(綾瀬はるか)が立っていた。亮司がかすれた声で「行って」と前を指さすと、雪穂は背を向けて歩き出す。

14年前の1991年、質屋の息子・亮司(泉澤祐希)は川辺にいる少女・雪穂(福田麻由子)に一目惚れ。図書館で雪穂と再会し、亮司は思い切って声を掛ける。“ドブに咲く花を探していた”という雪穂のために、亮司は得意の切り絵で花をつくり喜ばせた。それをきっかけに2人は仲良くなるが、ある日、亮司は建設中のビルの一室で、父・洋介(平田満)が裸の雪穂の写真を撮っている場面に遭遇する。怒りを募らせた亮司は、持っていたハサミで父を刺した。雪穂は亮司をかばうため、ハサミを取り上げ、“これからは会ったことも話したこともない全くの他人”でいることを約束させる。亮司の母・弥生子(麻生祐未)と愛人・松浦勇(渡部篤郎)が取り調べを受ける中、雪穂は、金のために自分を売った母・文代(河合美智子)と、ガスによる心中を偽装。自分も一緒に命を絶つつもりだったが、雪穂は助かり、母が洋介の死に関与したように見せかける。表面上、事件は解決に至ったものの、刑事・笹垣潤三(武田鉄矢)は、亮司と雪穂への疑いが晴れないでいた。

そして7年後の1998年、事件以来、2度と会うことのなかった亮司と雪穂は再会を果たす。

嘘と罪を重ねる2人に訪れる白夜の果て

高校生になった亮司と雪穂。これまで2人は関わることなく完全に他人として生きてきた。しかし同じタイミングでお互いに7年前の事件にまつわる脅迫や嫌がらせを受ける。さらに事件の真相を独自に探る刑事・笹垣も再び現れ.....。自分たちを脅かす存在を排除するために2人は結託し、罪を重ねていく。過去の闇が2人を再び引き合わせることとなる。

自分を犠牲にしてでも、雪穂という光を輝かせるため、暗闇の底を這い回る亮司。華やかな光が当たっているように見えても、心の中はいつも闇に包まれ、亮司という影に支えられて生きるしかない雪穂。2人にとって、お互いだけが暗闇を照らす唯一の光であり、太陽のような存在だった。

最終的に自分を照らしてくれる太陽を失った雪穂は、嘘に嘘を重ね、“生きる屍”のように暗闇を生きていくしかなくなってしまう。

東野圭吾の大ベストセラー小説をドラマ化「忘れられない傑作」

ドラマ『白夜行』の原作は、東野圭吾の大ベストセラー小説で、彼の数ある作品の中でも高い人気を誇る作品だ。1999年8月の単行本発売から27年以上が経った現在も、読み継がれている不朽の名作。小説では主人公2人の心理描写が一切描かれず、2人が会って会話をすることもない。周囲の人物や起こる出来事を通して、2人の関係や胸の内をどう捉えるかは、読者に委ねられている。

一方、ドラマ版では亮司と雪穂の視点を軸に、物語が展開していく。2人がお互いに想い合い、苦しみ、傷つきながらも嘘を重ね、犯罪に手を染めていくプロセスが丁寧に描かれている。映像化するにあたって、原作のミステリアスな設定を背景に、濃厚な純愛・サスペンスドラマに仕上げている。共依存ともいえる2人が、お互いを自分にとっての太陽だと信じ、最後まで愛を貫く姿は、何とも切なく涙を誘う。東野圭吾の訃報を受けて、改めて本作に注目が集まっており、SNSでは「忘れられない傑作」「引きずり込まれた」「今は放送できないだろう」といった声が多く寄せられている。東野圭吾の原作小説とともに、今なお多くの人の心に残り続ける作品だ。


出典:ドラマ『白夜行』TBS公式サイト

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