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なぜ“留守電”を聞いて絶叫したのか「ヒステリーな面を感じる」過去の描写にSNSで考察続出【金曜ドラマ】

  • 2026.8.28
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金曜ドラマ『Tシャツが乾くまで』第7話より(C)TBS

充(松山ケンイチ)とあずさ(夏帆)の関係について、考察が相次いでいた『Tシャツが乾くまで』。第7話で2人の出会いと関係性が明らかになった。ここまで充、あずさ、樹生(中島歩)の生育環境や親との問題が描かれてきたが、咲子(蒼井優)に関しては、親とうまくいっていないということがわかっているだけで、どのような問題があるのか明らかになっていない。本稿では、咲子の親との関係について考えてみたい。

※【ご注意ください】本記事はネタバレを含みます。

留守電を聞きながら絶叫した咲子

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金曜ドラマ『Tシャツが乾くまで』第7話より(C)TBS

これまで、唯一咲子と親とのやりとりが描かれたのは第2話。充の事故を心配した母からの電話を、咲子は無視し、後から留守番電話を聞いている場面だ。母からの留守番電話は、咲子を心配してご飯を食べられず眠れないこと、咲子が家に帰ってきてくれたら嬉しいことを、必死そうなトーンで告げるものだった。咲子はこれを聞いて、耳をふさぎながら「あーーー!」と絶叫している。

留守番電話の内容だけで聞けば、典型的な過干渉な母親という印象だが、咲子の反応を見るにそれだけではない何かがあるのだろう。

咲子は「お父さんも」が聞こえたあたりで絶叫している。留守番電話をよく聞いてみると、咲子が絶叫したあとには、父親の感情を気にするような内容が続いている。咲子にとって、お母さんが発する「お父さん」に関する発言が鬼門なのだろうか。

家族のつながりにこだわりがある?

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金曜ドラマ『Tシャツが乾くまで』第7話より(C)TBS

これまでの咲子の言動を聞いていると、家族のつながりに対するこだわりを感じる。子どもを望み、その後一戸建ての購入を望んだのも、その延長線なのではないだろうか。家族とはこういうものだという決めつけがあるのかもしれない。

また、第7話では充の中に、咲子には言えず、あずさには言えることがあった事実に対し、怒りを露わにしている。なんでも言い合える家族であることが、咲子の理想の姿なのだろう。

第2話の絶叫や家族へのこだわりを感じる描写を踏まえると、咲子は過干渉の母親と無関心で家庭を顧みない父親の間で育ち、夫婦のかすがいとして母からすがられていたのではないだろうか。不安定な家族関係をみてきたからこそ、自分の親を反面教師とするように、家族に対して大きな理想があるのかもしれない。

そんな咲子を見ていた充は、無意識に咲子の中にある理想の家族像を察知していたからこそ、自分の過去や失踪癖を明かせなかったのではないだろうか。

第7話での充と咲子の誕生日ケーキに関するやりとりを見るに、2人はお互いの親がどんな人だったのかを話していないように見える。もし、2人が互いの親との関係性を開示しあった上で、自分にどんな家族観が根付いているのかを話し合えていれば、このような事態にはならなかったのではと思ってしまう。

SNSでは、「母のヒステリーな面を感じる」「咲子も相手の感情から逃げ出すタイプ?」など、本稿と同じく咲子のコミュニケーションの根本にあるものを予想している人が多い。残り数話で、明らかになることを願いたい。

充と咲子は、親との関係によってできてしまったコミュニケーションの癖を、乗り越えられるのだろうか。


金曜ドラマ『Tシャツが乾くまで』毎週金曜よる10時〜

ライター:古澤椋子
ドラマや映画コラム、インタビュー、イベントレポートなどを執筆するライター。ドラマ・映画・アニメ・漫画とともに育つ。
X(旧Twitter):@k_ar0202

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